2020年07月22日(水)

「あなたは私が着くまで七日間、そこで待たなければなりません。私があなたのなすべき事を教えます」Tサムエル10:8



サムエルは、サウルに「いけにえを献げるので、私が到着するまで
7日間待て、なすべき事を教えるから」と言った。しかしペリシテ
人との戦いで、敵は圧倒的に優勢であり、サウルの軍は劣勢で、敵
の強大な力に、民はひどく圧迫されて、ほら穴、岩間、地下室に隠
れ、おののいて震えていた。そして恐れて、サウルから離れて散っ
て行こうとしていた。

民が動揺し、恐れて逃げ出す中、サウルは、この状況の中で主に頼
み、祝福を得たいと、サムエルを待った。だが7日間待ってもサム
エルは来ない。このままでは、皆が去ってしまい、軍崩壊の危機だ。
サムエルを待てと命じられていたのに、サウルは自分で「全焼のい
けにえ」を献げてしまった。献げ終わった時にサムエルが到着した。

全焼のいけいえは、祭司しか献げる事ができない。サウルは自分の
思いに従い、主の命令に従わなかった。主の命令はサムエルを待つ
ことであり、その命令を守らず、自分の思いを先行させてしまった。
民が逃げたとしても、息子ヨナタンが言ったように「大人数による
のであっても、小人数によるのであっても、主がお救いになるのに
妨げとなるものは何もない」。

勝利は主によるのであり、主が戦われ、主が成し遂げて下さる。兵
士の人数は関係無い。しかし、その信仰を持てなかった。だから自
分で動いてしまい「あなたは愚かなことをした」と、王位から退け
られてしまった。主が喜ばれることは、いけにを献げる事でなく、
聞き従うことだ。まず主の御声をよく聞いて、その示しに従う事を
喜ばれる。今、示されている事があれば、その御声に従おう。
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一歩先が見えなくて不安に襲われても、その時、その時、必ず主が
導いてくださると信じていよう。自分の力で右往左往してしまうが
落ち着いて、主に祈り尋ねていこう。