2020年08月22日(土)

「全長老がヘブロンの王のもとに来た時、ダビデ王は、ヘブロンで 主の前に、彼らと契約を結び、彼らはダビデに油を注いでイスラエ ルの王とした」Uサムエル5:3


サウル王の死後、サウル家とダビデ家は戦っていた。が、サウル家
の将軍アブネルが殺され、王となっていたイシュ・ボシェテも殺さ
れた時に、サウル家には王も将軍もいなくなってしまった。その後、
イスラエルの全部族がダビデのもとに来て、「私たちはあなたの骨
肉です」と言い、「サウルが私たちの王であった時でさえ、イスラ
エルを動かしていたのは、あなたでした」と。

皆は、サウルから御霊が去り、ダビデが主から選ばれたことを認め
ていた。そしてダビデは彼らと契約を結び、ダビデは油注がれ、イ
スラエルの王とされた。30歳であった。ダビデはどれほどサウルか
ら攻撃を受けても、自ら手を下す事は絶対にしなかった。主を畏れ、
自らの命も主に委ねていたからだった。

時満ちた時に、主ご自身が、そのダビデを王に立てられた。人によ
るのではない。「高く上げることは、東からでもなく、西からでも
なく、荒野からでもない。それは、神が、さばく方であり、これを
低くし、かれを高く上げられるからだ」。

イスラエルが一つになった時、敵ペリシテが攻めて来た。その時ダ
ビデは自分で動かず、「主に伺った」とある。攻めるべきか否かと。
攻め上れと言われ、従い、勝利した。すると再度ペリシテは攻めて
来た。前回上ったから同様にでなく、ダビデは今回も主に御心を求
めた。そして御声に従い、勝利を得た。ダビデのごとく、問題の時
には、主のお心を求め、従うことが豊かな祝福の道だ。

・・・・・・・・・・・
ダビデは、主君であるサウルの攻撃に、反撃せず、ひたすら主に委
ねて行った。主が守られた。自分で自分を守るのでなく、主に守っ
て頂ける。問題に主を仰いで行く時に、同じく主は守って下さる。
主と交わり、主を更に知れる歩みは何と幸せだろう。