2021年10月20日(水)

「神よ。私にきよい心を造り、ゆるがない霊を私のうちに新しくし てください」詩篇51:10



ダビデは、バテシバと姦淫を犯してしまった。悪魔の誘惑を受けや
すい状況にいた。家来たち全軍が、命がけで戦いに出ていた時に、
「夕暮れ、床から起き上がり」と、ダビデは夕に起き出すような怠
惰な生活をしていた。その時、水浴びをするバテシバを見て、誘惑
に負けてしまい、召し入れ罪を犯してしまった。その後、夫のウリ
ヤを戦死に見せかけ殺害した。

ダビデはその罪を隠ぺいする。ウリヤの喪が明けると、バテシバを
自分の家に迎え入れた。戦死兵の妻を迎え入れ、周囲の目には、良
い王と見えただろう。トップであり、人は思いのままに動かせ、何
でも思い通りに出来た。しかし主の目には裸だった。そしてダビデ
はこの罪を隠していた間は、非常な苦悶の中にいた。「黙っていた
時には、一日中うめき、骨々は疲れ果てた。

御手が昼も夜も重くのしかかり、骨髄は夏の日照りで乾ききった
と。
主は、ダビデに預言者ナタンを遣わされた。ナタンは例え話によっ
て、ダビデの隠された罪に迫った。ダビデはその例え話の、貧しい
人の大切なものを奪った男に「その男は死刑だ」と激怒した。ダビ
デの内にあった同じ罪であり、無意識にも強く反応した。そしてナ
タンは真っ直ぐにダビデの罪を指摘した。

するとダビデは「私は主に対して罪を犯した」と罪を認め告白し
た。
その瞬間「主もまた、あなたの罪を見過ごして下さった」と。ウリ
ヤを殺害したダビデだ。ナタンをも殺害してもおかしくない。叉、
王の立場であり。部下の手前もあり、悔い改めはなかなか出来ない
事だ。しかしダビデはへりくだって、悔い改めた。ダビデの信仰だ
った。

主の大きな愛の中で、赦され、建て直されて用いられて行った。重
大な失敗をしてしまうが、それで人生終わったのではない。悔い改
めるなら、尚も主は赦し、やり直させて下さる。
---------------
主に赦されない限りいつまでも罪は目の前にある。悔い改めの思い
を与えてくれるのも主の恵み、主からのものだ。主のご愛に応えて
いこう。主は豊かに赦してくださる。