2021年12月22日(水)

「人の道は主の目の前にあり、主はその道筋のすべてに心を配って おられる」箴言5:21



人は皆、失敗をしてしまうが、信仰の勇者アブラハムにも失敗があ
った。ネゲブの方へと旅の途中に、激しい飢饉に会う。その時、エ
ジプトへ下ってしまう。主から「あなたの子孫に、この地を与え
る」
との約束を受けたのに、約束の地を離れてしまった。主の言葉でな
く、自分の思いに従ってしまった。

エジプト人は、自分が美しい妻サラの夫だとわかると殺すだろうと
恐れた。そのため妹だと嘘をつくようにと。そうすれば自分によく
してくれ、自分も生き延びることができるだろうと。肉の思いを働
かせ、画策する。異母妹ではあるが、この場合は故意の偽りだ。

では、サラはどうなるのか。まるで自己中心の保身だった。美しい
サラは、宮廷に召し入れられた。そしてアブラハムは、サラのゆえ
に、パロから厚遇を受け、羊や牛の群れ、ろばやらくだ、男女の奴
隷を与えられた。しかしサラのこの危機に、主が直接介入された。

パロとその家をひどい災害で痛めつけられたのだ。パロは恐れて、
彼らを所有物と共に出した。サラは主により守られた。信仰の父ア
ブラハムにも失敗があった。しかしヘブル11章の信仰の人々に名を
連ねている。誰しも失敗する。主は、失敗を赦して下さる。主のあ
われみは尽きない。

失敗から学ぶ事が大切だ。危急の際に、何とかしなければと、自分
の判断で動こうとしてしまうが、まず祈ろう。主は目の前の困難を
ご存じだ。主が道筋を示して、導いて下さる。
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自分の判断で動き多くの失敗を経験する。焦りで何も見えなくなる
その時にも、主は私たちを支えてくださっている。経験から学ぼ
う。
信仰人生、ずっと主が目を留め心を配っていてくださる。