2023年05月22日(月)

「わたしのこれらのことばを聞いてそれを行なわない者はみな、砂 の上に自分の家を建てた愚かな人に比べることができます」 マタイ7:24



岩の上に家を建てた賢い人と、砂の上に家を建てた愚かな人の話が
出てくる。御言葉を聞いて行なう人が、岩の上に建てた人で、御言
葉を聞くが、行わない人が砂の上に建てた人だと。砂の上に建てた
人は、御言葉を聞く事は嫌ではなく、拒否反応もなく、むしろ良い
事と思い聞く。

しかし、聞くには聞くのだが、その御言葉を行なわなければ、それ
が砂の上に建てられた家だと。例えば、「神の国とその義とをまず
第一に求めるなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものは
すべて与えられます」との言葉を受けた場合に、岩の上に建てる人
は、その通りに主を第一にして生きて行く。

しかし砂の上に建てる人は、御言葉でなく、自分の思い、考え、価
値観の方を第一にする。そのため、主は二の次で、後回しだ。まず
「これらのもの」=食べる物、着る物、生活の必要の方を第一に求
めて、走り回る。御言葉より自分の考えを優先させる。常に自分で
何とかしようと画策する。一見、御言葉も喜んで聞くので、岩の上
に建てた人と同じように見える。

土台は見えないので、外観は同じだ。何も無い順境の時は同じだ
が、逆境の時、試練の時に、天と地ほどに違ってしまう。岩の上に
建てた家は、決して倒れないが、砂の上だと倒れてしまうと。しか
もそれはひどい倒壊だと。聞いた言葉に信仰もって従って行く時、
人生に何があっても倒れる事はない。
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何より不安定なものが自分の感情や価値観ではないか。すぐに目の
前のことに影響されて危うい。主の御言葉によって支えられ確実な
歩みを続けたい。御言葉を選び従っていこう。