2023年08月22日(火)

「ほんとうに、私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことば どおりこの身になりますように。」ルカ1:38 



マリヤは、ある日突然、理解を超えた事態に出くわした。御使いが
現われ、驚くべきメッセージを告げた。マリヤがみごもり、男の子
が生まれるので、名をイエスと付けるようにと。その子は神の子で
あり、預言されていた救い主だと。マリヤはその言葉に「処女の自
分にどうしてそんな事が」と尋ねた。

大変な戸惑いであったが、はなから拒否するのでなく、まず受け止
めて対応した。御使いは、聖霊によると答え、不妊のエリサベツに
すでに奇跡がなされていて、神に不可能はないと。これらの言葉を
聞いた後、マリヤは「おことばどおりこの身になりますように」と
身を差し出した。マリヤの信仰だった。

結婚前に妊娠するなら、姦通罪として死刑だ。そしてヨセフの立場
はどうなるのか。聖霊により妊娠したなどと信じられるのだろう
か。信頼関係は壊れ、婚約も破綻し、夢に描いた結婚は消え去るだ
ろう。周囲にどんな目で見られるのだろう。しかし、何より死をも
覚悟しての告白であった。

マリヤは、神の言葉に、何もかも献げて、身をもって応えた。「私
は主のはしためです」とへりくだり、「この身になりますように」
と応答した。私達も突如の事態には、戸惑い、動揺する。しかし、
まず拒否せず、主からのものと、受け取れるように祈ろう。

そして「自分の思い通りに」でなく「お言葉の通りに」と従えるよ
う祈り求めて、ありのままの気持ちを告げて祈ろう。取り扱い、手
を取って導いて下さる。そして従う時に、自分の力でなく、聖霊の
力が臨み、成し遂げられて行く。大きな祝福が備えられている。
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主の確かな導きを知ることは、不安や怖れと同時にわが身に与えら
れた幸いを心から喜べるのではないか。主は必ず守ってくださると
の御霊の励ましを受け、主の支えを信じて従っていこう。