2023年11月21日(火) 「どんな貪欲にも注意して、よく警戒しなさい。なぜなら、いくら 豊かな人でも、その人のいのちは財産にあるのではないからです」 ルカ12:15
「どんな貪欲にも注意して、よく警戒しなさい。なぜなら、いくら 豊かな人でも、その人のいのちは財産にあるのではないからです」 ルカ12:15
金持ちの畑が大豊作になり、保管場所が不足し、大きな倉を建て、 そこに納めた。「これから何年分もいっぱい物がためられた。さ あ、安心して、食べて、飲んで、楽しめ」と言ったが、彼は、その 夜に死んでしまった。神は「愚か者」と言われた。なぜ愚かだった のか。所有物が幸せにしてくれる、財産で命まで保障されると勘違 いした事だ。物に依存していた。 物で安心など買う事はできない。彼の人生には神が無かった。富に 依存している人は多い。金持ちほど、更に富を追い求める。幾ら持 っても、もっと欲しい。これで充分という事がない。これは心の問 題であり、「貪欲」から来ている。どこまで行っても満足する事が ない。富が夢を叶え、生涯の安心を与えてくれると思う。しかし肝 心の命は、神の支配の中だ。 私たちの内にも、古い価値観がある。富に頼っていないだろうか。 握り締め、容易に偶像になってしまう。又、この金持ちは、別訳で は「私の」倉、「私の」穀物、「私の、私の」だ。人に分け与えよ うとの発想も、神への感謝も無い。あるのは、ただ「自分」だけだ った。私たちも、自分のためにだけ貯える者だろうか。 神に焦点を合わせる時、神に喜ばれるように、御心に従って、富を 用いる事が出来る。その時、「神の前に富む」者とされ、天に宝を 積む事になる。働く力も、豊作も与えて下さるのは、実に神だ。だ からと、主は言われる。命のことで心配したり、何を着ようか飲も うかと心配するなと。命は食べ物より大切であり、主が良くして下 さるから、心配するなと。 --------------- 富に頼っていた古い価値観が今もしっかりある。神に頼らず簡単に 安心を手に入れられる富に欺かれてしまわないよう、豊かさも平安 も神からのものと感謝し祝福を祈っていよう。