2024年04月21日(日)

「あなたの重荷を主にゆだねよ。主は、あなたのことを心配して くださる。主は決して、正しい者がゆるがされるようにはなさら ない。」詩篇55:22



人は自然な状態では、大方が、悲観的な方に思いが傾いて行くと
言われている。日々の生活の中で、突如の事態が起きた時に、不
安と恐れに襲われるだろうか。困難が、まるでエリコの城壁のよ
うに、目の前にそびえ立って、立ちはだかり、膨大な事に見えて
しまう。その問題に取り込まれ、その悩みの中では、出口の無い
真っ暗なトンネルのように感じる。

トンネルの中は真っ暗なので、主が飛んで、御言葉が飛んでいると、
心は真っ暗になる。だが、トンネルには必ず出口があるように、試
練はトンネルなのに、その渦中では永遠に続くように思えてしまう。
出口が見えない。苦しくて、必死に祈るのだが、とにかくその苦し
みから救い出されたいばかりで、助けを求めてあがき、もがく。

苦しみを何とかして欲しい一心だ。主に委ねる時に、解決への道筋
に導かれるのだが、一番の問題は、委ねられないという事だろうか。
委ねられない自分がいる。祈りながらも、自分で何とかしようと必
死で、あれこれと頭は巡り、考え、方策を模索し探り回る。しかし
その問題を、自分自身を主に明け渡して行く時に、光が射し、導か
れて行く。

御言葉通して、環境通して、問題自体が解決へと導かれるが、それ
以前に、すでに心が平安にされる。今、あなたも難しい問題にぶち
当たっているだろうか。心が悶々状態だろうか。「委ねる事ができ
るように」が祈りだろうか。そうできるよう祈ろう。

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問題を自分が握っていると、悪戦苦闘してしまう。不毛の戦いとな
る。疲弊するばかりだ。ゆだねられないものが、自分の内にあるな
ら、御霊の示しが与えらるよう祈ろう。内側から照らし出し、平安
の道筋へと導いて下さる。