2006年07月22日(土)

「私はあらゆる時に主をほめたたえる。私の口には、いつも、主への賛美がある」詩編34:1

「あらゆる時」に、「いつも」主を
賛美したダビデ。しかし、この時の
状況はとんでも無いものだった。サ
ウルからダビデ殺害指令が出て、そ
れを知ったダビデは逃亡、敵のガテ
王アキシュに身を寄せようとする。
ところが家来達がダビデの正体を告
げる。身の危険を感じたダビデは気
狂いの振りをする。アキシュからも
追放され、ほら穴に避難するのだ。
よだれを流し、気狂いを装う、こん
な屈辱的な惨めな状況なのだ。問題
が無くすべてが順調で賛美なら、ダ
ビデはその対極だ。しかし「呼ばわ
ると主は聞かれた」「すべての苦し
みから救われた」「主のすばらしさ
を見つめよ」「良いものに何一つ欠
けることはない」と主を賛美してい
る。悲惨状況の中に、直ぐな心で神
を見ようとして行くと、隠された宝
のように、恵みが霊の目で見えて来
るのだ。状況か、神か。どちらを選
び取るかで、天と地ほどに違って来
る。今のあなたはどちらを見ている
だろう?
・・・・・・・・・
恵みは見ようとしない限り見えない。
悲惨な状況の中で、状況を見ていると、
どんどん惨めになり、追い詰められて
行く。しかし神に視点を合わせると
恵みが見えて感謝が生まれる。全く
同じ状況なのに、視点の違いだ。神に
視点を向けよう。