2007年07月22日(日)

「苦い根が芽を出して悩ましたり、これによって多くの人が汚されたりすることのないように」ヘブル12:15


「苦い根」が自分の内にないだろうか。根だ
から、普段は土の下に隠れて、外側からは決
して見えない。内側深くあるものだ。外側は
にこやかで優しく良い人であり、常識ある社
会人に見える。しかし、その地中深くにある
苦い根が芽を出して来る。妬み、憎しみ、批
判、さばき、敵対心・・。何か事が起こると、
その苦みが出て来るのだ。苦い根は自分にと
どまらず、周囲に苦いものを流す。周囲を傷
つけ、踏みにじり、暗たんたる気持ちにさせ、
恵みを消してしまう。恵みが吹き飛んで暗い
ネガティブな嫌な気持ちにさせられる。そし
て、苦い根はそれだけで終わらず、同時に相
手にある苦み、嫌なもの、否定的なものを引
き出してしまうのだ。経験あるだろうか。相
手を責めて攻撃して行くと、相手の中の悪い
ものが誘発され、引き出され、双方でどんど
ん泥沼に落ちて行く。憎しみは、相手の憎し
みを引き出す。逆に相手を受け入れ、愛し、
尊び喜んで行くと、相手の良いものを引き出
す。苦い根は主の御前に持ち出して、断ち切
ろう。放っておくと、根ははびこる。光のも
とに出すことだ。普段は隠れているが、何か
あるごとに出て来る、苦い根があなたの内に
ないか。
・・・・・・・・・・・
普段はどうもないが、ある状況になると、必ず
同じパタンで出て来る反応だ。心のざらつきだ。
そこに根がある証拠で、光のもとに出し、悔い
改めよう。新たにされる。まず根を認める事から
始めよう。