2008年10月22日(水)

「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」イザヤ43:4


                         
こんな話がある。アヒルが自分の姿に、歩き方も泳ぎ方も、何もかもに悩んでいた。
大きなコンプレックスの中で、いつも自信がなく、惨めで、暗く沈んでいた。
ところがこのアヒルが、ある日、白鳥になっている自分の姿を発見する。

誰しもコンプレックスがある。苦しむのは、そのコンプレックスを認められない事だ。
自分が受け入れられず、無い振りをしたい、見ないでおきたい、触れたくない。

実際、劣等感で悩んでいるのだが、それを認められないという自己矛盾が起きて、心が
混乱する。そのコンプレックスのある所に、触れられた途端、冷静でおれなくなる。
劣っていないと思いたいのだ。プライドが邪魔をして許さない。

癒されるためには、そのコンプレックスを直視する事だ。逃げないで、避けないで、ごま
かさないで、それを主のもとへ持って行く事だ。なぜなら主はそれを癒して下さる。

プライドは自分の惨めな姿を見たくないし、絶対に認めたくない。余りにも惨めなのだ。
しかし、そこを認めて、主の前に行く時、そこに主が触れて下さり、癒して下さる。
がんじがらめになっている自分を解放して下さる。

自分が自分を縛りつけ、窮屈にし、そこにプライドが潜む。プライドが砕かれ、自由にさ
れる時、白鳥である自分を発見する。
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自分はアヒルだと思う事が謙遜だと思い込み、間違えた反省をしてしまう。神様がそのまま
の自分を「高価な者、愛している」と言い続けていてくださる。神様の目から見ると私は、
すでに白鳥だ。ここを自分の誇りとして行きたい。