自分の限界を知らされて


教会へ来たのは、高校生の時、学校前で、クリスマス特伝のチラシをもらったのが、きっかけです。
高校は衛生看護科で、卒業して、準看護婦の資格を与えられました。高校卒業時、正看護婦の資格を得るために、4つの学校を受験したが、全部不合格でした。

その頃、神様の事が少しづつ、わかっていたので、導きを求めて、お祈りをしていました。
そんな中、1つの学校から連絡があり、補欠で通っていて、順番が回ってきたとの事でした。
突然だったので、ちょっと考えさせて欲しいと言いましたが、今すぐ決めるよう言われ、「じゃあ、お願いします」と答えました。

入学して、3年になり、病院実習が始まった時、試練がやって来ました。
その実習に、ついて行けなくて、自分には出来ない、看護婦は向いてないと、真剣に考え、悩みました。
どうしてもだめで、自分の気持ちもどうにも出来なくて、鬱状態になりました。 神様の事も、知っていたのに、しんどくて、しんどくて、もう止めようと決めました。
学校へ言いに行くと、止めてしまわないで、休学にするよう言われ、そうしました。

やがて1年後、復学するか、退学するか、の決断が必要になりました。
牧師先生が、どうするのかと、声をかけて下さって、話している中、「とどまりなさい」と示されました。
この学校は、神様に導かれて行ったので、退学するのはみこころでないと、判断しました。

でも、不安で、不安で、復学はしても、やって行けないんじゃないかと、思いました。
又、同じ事を繰り返すのではないかと、思い悩みました。
しかし、神様に従って、復学すると、本当に助けられ、守られて、以前出来なかった実習も、乗り越える事が出来て、無事卒業できました。本当に神様の働きであり、みわざでした。

看護婦として勤めて、7年目を迎えます。
他の看護婦さんと比べてしまって、妬んだり、高ぶったり、つぶやく事も多いでした。
「仕事楽しい?」と聞かれても、正直なところ、楽しくなかったです。

でも、最近、変えられて、神様がいろいろ教えて下さいます。
祖母が、1ケ月ほど入院したのですが、その事を通して、患者や家族にとって、いい病院だと思ってもらえるように、皆と協力して、いい看護が出来たらと、思えるようになりました。

患者さんを看るのが、しんどくなった時、朝に、聖書を読んだら、『わたしが病の人を力づける』とありました。神様がして下さる事を覚えさせられました。
ずっと、自分の力でやろう、頑張ろうとしていた事を教えられ、これからは、神様に頼って、神様から与えられた、この仕事をして行きたいと思っています。