神とは?

日本ですと、八百万の神、多くの神々があり、「神」という定まった概念がなく聖書の神はわからないようです。
私が学生の頃は、「神」と話し出すと、まず、「笑い」が返ってきました。そんな、存在するわけないといった ・・。
今では、アメリカの学会で、はっきり否定された「進化論」が、真理の時代でしたから。

教会に来ている、若い子が話してくれました。親戚に行くと、棚にずらーっと、だるまみたいな、 10幾つの張り子の神様が並んでる。
毎日、それに向かって、大人達が拝んでいる。 ある時、その一つが「めげた」。
「それで、その神様がごみ箱に捨てられた。それで、残りの神様をずっと 拝んでる。」
でも、大人は全然、変だと思わない。ごみ箱に捨てられる神様を、拝んでいることを。

聖書に出てきます。
「・・樫の木を育てる。それは人間のたきぎになり、暖まり、またこれを燃やしてパンを焼く。
また、これで神を造って拝み、それを偶像に仕立てて、これにひれ伏す。
その半分は火に燃やし、その半分で肉を食べ、満腹する。
・・その残りで神を造り、自分の偶像とし、それにひれ伏して拝み、それに祈って「私を救って下さい。 あなたは私の神だから。」と言う。」イザヤ44:15

神を自分で造り、その自分で造った神の前に、「救ってくれ」と、ひれ伏して拝む。何か変ではないでしょうか。

まことの神のことが出てきます。
「この世界とその中にあるすべてのものをお造りになった神は、天地の主ですから、手でこしらえた 宮などにはお住みになりません。 また、何かに不自由なことでもあるかのように、人の手によって仕えられる必要がありません。」

1 創造主である

人間が造る神ではなく、人間を、全世界を創造された神、それが聖書の神です。
「初めに、神が天と地を創造した。」創世記1:1

2 霊である

神は霊ですから、肉眼では決して見ることが出来ません。ですから、何であれ、形になっている神は偶像です。
「神は霊です」ヨハネ4:24 「いまだかつて神を見た者はいない」ヨハネ1:18

3 全能である

何でも出来るということです。「神にとって不可能なことは一つもありません」ルカ1:37

4 全知である

すべてをご存じです。偶然がありません。すべて、神の支配の中に起こっています。
「造られたもので、神の前で隠れおおせるものは何一つなく、神の目にはすべてが裸であり、さらけ出されています」 ヘブル4:13

5 偏在である

同時に、どこにでも存在される。宇宙の支配者。時間、距離、すべてを支配しておられる。
「天にも地にも、わたしは満ちているではないか」エレミヤ23:24

6 愛である

利害の伴う自己中心な愛ではなく、一方的な、犠牲的な、報いを求めない、与えるだけの、無条件の愛である。
「キリストは、私たちのために、ご自分のいのちをお捨てになりました。それによって私たちに愛が わかったのです」Tヨハネ3:16

7 聖であり義である

神には一点の罪も汚れもない。光なる完全に聖い方。この神の前にすべての人は罪人である。
「聖なる、聖なる、聖なる、万軍の主」イザヤ6:3

8 三位一体である

神は唯一のお方であるが、三つの人格をもたれる。父なる神、子なる神(イエス・キリスト)、聖霊なる神。
「父、子、聖霊の御名によって・・」マタイ28:19

9 不変、永遠、無限である

神が時を支配しておられ、時に支配されない。時間の支配下にはない。空間の支配 を受けない。空間の創造主。
「山々が生まれる前から、あなたが地と世界とを生み出す前から、まことに、とこしえからとこしえまで、 あなたは神です」詩編90:2