健康、愛する人、家族、才能、富、名誉、地位・・
ある牧師が、病の床にあった信徒を訪問していました。
その彼が、ある日、天に召されました。牧師は、彼の身体を、きれいに拭こうとして、見た途端、思わず、目をそむけました。
「あなたの人生の拠り所は何ですか」
と、聞かれたら、何と答えられるでしょうか?
では、もし、その支えとしているものが、あなたから失われたら、どうなりますか。
永遠に無くなることのない、確かな支えを、あなたも持たれませんか。
独り住いで、寝たきりの彼から、いつも柔和な表情と温和な笑みが、一度として消えた事がありませんでした。
彼の口から出る言葉が、いつも、「先生、感謝です。本当に感謝です」でした。
いつ訪問しても、「感謝です」と、安らかな満ち足りた笑みを、浮かべていました。
見舞う牧師の方が、そんな彼から、いつも励まされ、元気づけられていました。
床ずれで、身がえぐり取られ、ただれて、余りのひどさに、正視出来ませんでした。牧師の目から、涙がとめどもなく溢れ、「これが、感謝だったのか」と、その場で号泣しました。
マルティン・リンカルトは、30年戦争時代のドイツの牧師でした。
彼は、1636年の1年間に、自分が住む町の人達5000人を葬りました。
それは、平均して1日に14人の割合で葬式をした事になります。
戦争、ペスト、そして大変な心痛む日々であるにも関わらず、彼は、子供達のために、こんな「食卓の祈り」を書きました。
神が、共におられることなのです。あなたを、順境の時も、逆境の時も、変わる事なくしっかりと支え、永遠までも、決して、あなたを離れず、あなたを捨てないと、約束された・・
たった独りの子供である、イエス・キリストを十字架につけて、あなたの罪の身代りに殺された、
永遠までも続く、確かな、動く事のない、心の支えを受け取られませんか。
本当の幸せとは、不幸が無い事、悩みや悲しみが、病気が無いこと・・ではありません。
どんな悲惨な中でも、どんな苦しい状況の中でも、変わる事のない神がおられて、愛していて下さる事、満ち足りた心を、喜びと安らぎを与えて下さる事、幸せとは・・
神が、共におられることなのです。
それほどに、あなたを愛された・・今もあなたを、命をかけて愛しておられる・・
この神のもとへ、あなたも来られませんか。