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現在のリンク数 : 35 - 最終更新日 : 2010/08/05(Thu) 08:31

法言語学
   法コンテキストの言語理論 (ひつじ研究叢書 言語編) 堀田秀吾(著) New !
我が国初の法言語学の研究書。法言語学の紹介、裁判員裁判における評議の分析、商標、法言語学の展開という4つの章からなる。どちらかというと言語学者を対象にした書。
   『裁判おもしろことば学』大河原眞美(著)
[易]裁判における面白いことばの使用の話が満載の一般書。
   『市民から見た裁判員裁判』大河原眞美(著)
[難]著者の博士論文をもとにした研究書。アンケート調査や商標裁判の例などをもとに、市民感覚とは何かを考える書。
   『裁判とことばのチカラ ことばでめぐる裁判員裁判』堀田秀吾(著)
[やや難]裁判という世界をことばという切り口から見ていく書。特にことばが記憶や判断に与える影響の話に加え、実際の裁判員裁判が始まってしまったら外部の人間は絶対に知りえない「評議」と呼ばれる裁判官と裁判員が議論して判決を決める裁判過程を、法曹三者合同模擬裁判の分析を通して紹介していく。一般の方、裁判とことばの関係に関心のある方、法学を学んでいる人、法曹などにも読んでいただける書。
   『司法通訳―Q&Aで学ぶ通訳現場』水野真木子(著)
法と言語学会副会長・水野真木子先生のご著書。司法通訳に関心のある方にはおすすめ。
   『ディスコース―談話の織りなす世界』橋内 武 (著)
[易] 桃山学院大学の橋内先生の名著。法言語学の本ではなく、談話分析の本だが、日本語で書いてある概説書の中で、Forensic Linguisticsという言葉を使って、かつセクション丸ごと使って紹介している(おそらく)唯一の書。
   『Linguistic Battles in Trademark Disputes』 Roger Shuy(著)
[やや難] 商標の言語学的分析の代表的文献と言える書。この分野のアメリカでの権威であるRoger Shuyが扱った事件を題材にさまざまな言語学的分析の商標分析への応用を紹介。
   『Theory of Genericization on Brand Name Change』 Shawn M. Clankie(著)
[難] 小樽商科大のクランキー先生の、ハワイ大での博士論文を基にした著書。商標の「一般名称化」に関しての言語学的考察。力作です。
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法律関係
   『サイコーですか?最高裁!』長嶺超輝(著)
[易]ちょっと古くなりかけてきたが、最高裁のことを知るにはこの本が一番とっつきやすく、わかりやすいと思います。超おすすめの一冊です。
   『世界の裁判員―14か国イラスト法廷ガイド 』神谷 説子, 澤 康臣 (著)
陪審制度や参審制度など、世界14カ国の司法への市民参加制度について解説する一冊。新聞記者が書いているだけあって、非常に読みやすい。また、イラストもふんだんに使われているのでとっつきやすい。
   『やさしく読み解く裁判員のための法廷用語ハンドブック』日本弁護士連合会裁判員制度実施本部法廷用語の日常語化に関するプロジェクトチーム (編)
裁判員裁判における必須法律用語を非常にわかりやすく解説してくれる本。携行にも便利なサイズ。
   『司法への市民参加の可能性―日本の陪審制度・裁判員制度の実証的研究』藤田政博(著)
法学者でありながら心理学者でもある氏の博士論文をもとにした力作。日本での陪審の歴史も含めて、裁判員制度の学際的研究を考えている人はぜひ持っておきたい一冊。
   『裁判員制度と法心理学』岡田 悦典, 仲 真紀子, 藤田 政博 (編)
裁判員制度の研究に特化した法と心理学の論文集。最新の研究がコンパクトにまとめられており、かなりおすすめの書。
   頑張れ!ひょろり君―熱血弁護士奮闘中
京都弁護士会・山崎浩一弁護士が書いた本。いろいろな事件に弁護士ひょろり君がかかわっていく様子を、日常的な生活も含めてコミカルに描写した本。法律をよく知らない人はもちろん、実際のベテラン実務家が書いているので、法曹を目指す方々や若手の法曹の方々にも有益な本(だということ)です。
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研究一般
   『影響力 その効果と威力 』今井 芳昭(著)(光文社新書)
[易]心理学の本。「影響」に関する一般向けの概説書。最新の研究も踏まえつつ、心理学の実験などに関する基礎的な話もカバーされています。おすすめです。
   『本当にわかりやすいすごく大切なことが書いてあるごく初歩の統計の本』
[易] 統計の基礎を学びたい人にお薦め。私自身が、法社会学・社会心理学の藤田先生に紹介してもらった本。タイトルのとおり、かなりわかりやすいです。
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教育関係
   『英語教師のための教育データ分析入門』
[易] 統計のことが本当にわかりやすく書いてあります。英語教師だけでなく、日本語教師、その他の方でも、データ分析に関心があるという方に超お薦めです。
   『ユーザーのための教育・心理統計と実験計画法―方法の理解から論文の書き方まで』
[易] これも私自身が統計の入門書を教えてほしいと法社会学・社会心理学の藤田先生に紹介してもらった本。本の見かけ、タイトルはドライでイカツイ感じですが(笑)、中身はかなりわかりやすいし、お薦めの一品です。
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英語・英語学関係
   『ネイティブあたまで・何でも・言える英会話フレーズ辞典』ジェフリー ・トランブリー (著)、堀田秀吾【監修)
[易]管理人がお手伝いした英会話フレーズ集。基本的表現から超カラフルな表現まで3100文も集めてあります。CD3枚付き。手前味噌ながらおすすめの本です(笑)
   『快読英文法』池田真(著)
上智大学の英語史の研究者が書いた、上級者から初級者までの読みやすい英文法書。(実は管理人のいとこだったりする(笑))
   『英語で阪神タイガースを応援できまっか? 』Shannon O. Higgins (著)
こんなすごい本は見たことがない。遊び心満載。英語のさまざまなヤジ・ののしり語を楽しく学べる。
   『コーパスと英語教育の接点』中村純作・堀田秀吾(編)
コーパス英語学の代表的な研究者らによる論文集。
   『英語のしくみが見える文法』酒井典久(著)
(易)新潟県の公立高校の先生がお書きになった本だそうだ。英語の文法を語源的・歴史的な観点から紐解いていこうとするもので、わかりやすい。学術書ではなく、英語教育の現場の教員として知っておくと学習者の理解の助けになるような豆知識が満載されていると言った感じの書。
   『機能英文法』村田 勇三郎(著)
[難] 一歩進んだ英文法を学びたい方へ。ただ、言語学の知識が必要です。市川賞を取った名著。
   『伝わる英語表現法』長部 三郎 (著)
[易] ネイティブの使う英語表現に少しでも近づきたい人にお薦め。どうしても直訳調の英語から抜け出せなくて悩んでおられる方にお薦めの一冊。「目からうろこ」なこと満載。
   『謎解きの英文法 冠詞と名詞』久野 すすむ、 高見 健一 (著)
[普] 日本人である以上、かなりの英語の達人レベルであっても使いこなせないのが「冠詞」。久野先生と高見先生は、「英語はこうなっている」という詰め込み式ではなく、「なぜ、そうなっているか」ということを教えてくれる。英語を教えている人、英語好きな人には是非読んでもらいたい一冊。一般向けに書かれているので、言語学の知識がなくても十分に読めると思います。。
   『謎解きの英文法 文の意味』久野 すすむ, 高見 健一 (著)
[普] 同名の本の『冠詞、名詞編』に比べると少々難しく感じられるかもしれないが、英語の表現が「なぜ」そうなっているのかということに答えてくれる。英語教育者、英語好きには是非読んでもらいたい一冊。
   『現代英文法講義』安藤 貞雄 (著)
[やや難] 英語の表現、使い方の細かい違いなど、英語学習者としてつきあたるそういった疑問に片っ端から答えてくれる、名著の中の名著。英語教員を目指す人や英語オタクなら、絶対に持っていたほうがいい一冊。
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日本語・言語学一般
   『人を惹きつける「ことば戦略」 ことばのスイッチを切り替えろ!』東照二(著)
コードスイッチングをキーワードに、テレビ番組や政治家のスピーチを題材にしながら、人に影響を与えることばの使い方を解説する書。とても面白くて読みやすい!
   『方言が明かす日本語の歴史』小林隆(著)
文献に現れる昔の日本語は、結局上層階級の書き言葉であり、政治・文化の中枢の言葉であるが、昔の言葉を色濃く残している日本中の方言を通して見ると、昔の一般民衆の言葉が見えてくるという観点から議論が展開されていきます。方言周圏論を駆使して、ことばの歴史を紐解いていきます。岩波のこのシリーズは本当に読みやすいし、とても面白いものばかりですね。この本もお勧めの一冊です。
   『日本語機能的構文研究 』(高見健一・久野すすむ著)
この本もいつものように高見・久野流機能文法ワールドを展開なさってます。今回は日本語の現象のみに特化して議論を展開されております。管理人は高見先生のファンです。
   『日本語文法の謎を解く―「ある」日本語と「する」英語』金谷 武洋(著)
カナダで日本語を教えておられる金谷先生の書。日本語に関する本ではあるが、英語と日本語の表現法のギャップに関心のある英語の先生方にもお薦め。大変面白い視点で議論を進めておられます。
   『単語と辞書』松本裕治、他(著)
[難:院生以上向け] 言語研究を単語のレベルでやりたいと考えている人、特に「脳」や「コンピュータ」との関連から研究をやってみたいと考えているが何をすべきか良くわかっていない人に、とりあえずどんな方法論があるのかを概観する入門書としてお薦め。岩波「言語の科学」シリーズの第3巻。このシリーズは全体的にお薦めです。
   『ケジメのない日本語』影山太郎(著)
[易] 関西学院大学の影山太郎先生の著書で、一般向けに書かれた本だが、日本語と英語の発想・物事の認識の仕方の違いに端を発する表現方法の違いを明らかにしてくれる本。超お薦めです。
   『歴代首相の言語力を診断する』東照二(著)
[易] 立命館大学の東先生の最新の著書。非常に面白い切り口で東条秀機から小泉純一郎までの施政方針演説や所信表明演説を題材に、首相の「ことば」を分析しています。
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