|
こいつらには悩まされましたね。
心血と愛情とを注ぐとこんな陳腐な羊が出来上がるのです。陳腐、という所が彼らの
良い部分だと思ってます。
作家を名乗るならば「作品」を作って金を稼がねばならないのではなかろうか?ほとんど
社会と断絶した状況に焦った私は、たちまちに羊を作り上げました。これを羊と言うならば
ですが。言わない場合、「これ、なんですか?」と尋ねられる物体がモコです。
初めて作ってから間もなく、たまたま羊の工房「包(パオ)」さんのお手伝いとして牧場へ
繰り出し体験講習をする機会をいただいていましたので、チャンス、私はほくそ笑みました。
無論、ワタクシの球は大いに放物線を描いてミットから外れ、モコは後片付けが終わっても
一体も売れず。人の心を掴むってのはムツカシイものだ。
しかし、そのイベントで「モコ」という名が付けられたことが大きな収穫でした。(名づけ親は
小さい女の子。ええ、私の客ではありませんでしたよ)名前の候補には「ピロリ羊」「まゆ玉」
「ひつじちゃん」「ぐるぐる団」・・・ありがとう、見知らぬ女の子。
それからモコを変身させるべく、直球でいうならば売るべく!試行錯誤のあげく、葉っぱが
頭頂部に生え、感触は餅のようになり、少しずつ売れる、ありがたいことに、売れる、
ありがたいことです、売れるようになったのです。
また、絵本の題材にいいかな?ということで「プロジェクト・モコ」なるページに登場させて
生息範囲を広げています。天然記念ブツです、日本各地で繁殖させましょうぞ。
プロジェクト・モコのページ
|