織りと編みの融合を唱え、唱えた以上はやらねば、の精神から後戻り出来ませんでした。

  編みを「クラフト」の位置まで引き上げようと試みた結果の技法です。

 
 

    「織りながら編む」

  思い立ったのが2004年の5月、我ながら振り返ると感慨深いですが、進化進化とは

 言うけれど先行きの不透明な技術の上がり(下がり)方、また、へなちょこなクセに

 編み物に対する閉塞感を感じていたのがこの時期だったように思います。過去を

 顧みるには少々早いような気もするんですけど。

  それまで試行錯誤を繰り返してはみたものの当然「作品」などという作品は無く、

 苦し紛れに「編みに織りを入れ込んだら面白いのではなかろうか?」ということで酷い

 マフラー(もうマフラーと言うのもオコガマシイ)を作ったのでした。(ブツ49「Zマフラー」

  逆に言うと全く糸に配する配慮が欠けていた、現在もそうなんでしょうが、からこそ出来た

 事かも知れませんね。恐ろしいことだ。

  それで、私は失敗自体に免疫があります故「織りながら編む」というのは上手く活用

 できれば意外といいかも、こんな理由だけから手を動かして参りました。上の写真を自分で

 並べて驚きます。お前にはどんな確信があったというのか?一方で感心もしてます。

  初めは編み物を優先的に考え、織りを編みに取り入れる、これが徐徐に配分が

 変わって行き、今現在(2006年10月)では織り機に経糸を張り、織りつつ編みを

 取り込んでいく形になりました。制作の比率は織りの方が密度が濃くなりつつありますが、

 一応編物王を名乗ってしまいましたので仕上がりは編み目が映えるように意識してます。

 また、その方が良いと感じます。