☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆                こうのとりの願い                        2003/4/14 12号            【 砂上の楼閣 】   ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 『こうのとりは いったい何を願っているのだろう??』という答えを探し 求めている日々であるが、「成る程なぁ〜」と納得する機会も少なくない。 寺子屋では、特に機能性不妊と診断された方々には《体創り》という言葉で、 体への応援の一例を挙げてメインとし、鍼灸治療をサブとして薦めているが、 次の言葉を付け加えるように心掛けている。 『その取り組みが《砂上の楼閣》では意味はないと思うけどね』 と。 砂上の楼閣を広辞苑で調べると、 『砂上に建てた楼閣は基礎がやわらかくて、顛覆(テンプク)するおそれがある  ことから、永続きしない物事、または、実現不可能な計画のたとえ。』 と 説明されている。 つまり、《体創り・鍼灸治療=楼閣》と例えるとすれば、懸命に取り組んで いようとも、心(気持ち)の状態こそが成果を決定する大きな力となってい る思っている。 では、心(気持ち)の持ち方は、どのようなケースが岩盤であり、または、 砂上なのだろう? その答えを見付ける方法の一つは、赤ちゃんを迎えられた人達のケースから 推測することも可能な筈であり、その時の心境を聞くと生命の絶対的条件で ある《個性》を こうのとりは既に有しているんだなぁ〜と思えてくる。 もし そうであるなら、赤ちゃんを迎える準備の有り方は、決して定型的では なく、二人の価値観や夫々のライフ・スタイルに合わせた取り組みこそ大切 な筈であると思う。 ○○さんが先週の土曜日 『悪阻が辛くて』と元気?に来院された。 私には○○さんの体創りの取り組みが、砂上ではなく岩盤の上に築かれた 楼閣だったと思っている。それは結果から断定出来るからである。 頂いたメールを紹介しましょう。 何を基準にして岩盤か、砂上かを判断すれば良いか? 皆さんはどのように受け留められるだろう…。           ☆〜☆                   ことぶき先生へ こんばんは。○○です。先日は治療ありがとうございました。 石田さんの紹介で、先生の所を初めて訪れてお話しした時、半信半疑な私に 「何も心配はいらない」と言ってもらえた事がとても嬉しくて、とても勇気 づけられました。 お灸を始めるまでは、 「もう自分は駄目だ」と思い込んでいたけれど、先生のお話を聞いたり針や お灸をしていくうちに、自分でも自分の体の変化に気づく事ができ、自分の 体を信じてあげられる様になりました。 そして、気持ちも前向きになり毎日を楽しく過ごせるようになりました。 (それが何よりでした。) しばらくの間忙しくて家でお灸をしていましたが、そろそろ落ち着いてきた ので先生の所に行こうと思っていたら妊娠しちゃいました(笑) 思いがけない出来事で主人も私も何かの間違いじゃないかと思っていたぐら いです。 そういえば、お腹のお灸がものすごく気持ちの良い時があったんですよねえ ・・・ あっさり妊娠していたら何も考えなかったと思うし、あのまま薬を飲み続け て妊娠していたら、自分の体を信用できなくて不安で不安で仕方なかったと 思う。 だけど、いろいろな事があったからこそ、今回の妊娠も嬉しく思えるしこれ からの経験も楽しめそうな気がします。 これからも先生に会いに行きますので宜しくお願いします。 ○○ ○○           ☆〜☆ 妊娠された嬉しい報告をお伝えする主旨は、 >気持ちも前向きになり毎日を楽しく過ごせるようになりました。 >(それが何よりでした。) というコメントに目を向けて頂きたいと願っているからであり、他意は一切 ない。 ○○さんから嬉しい報告を受け取った時、良かったなぁ〜という思いと、 「やっぱりなぁ〜」という感想を強くした。 処が、初めに書いたように『悪阻が辛くて』と先週 仲良く旦那さんと来院 された時、またまた「やっぱりなぁ〜」と感じた言葉を口に出された。 それは、妊娠の嬉しい報告には触れられていない言葉だった。 「妊娠出来ないかも? という不安な気持ちになる時もありました。」 と。 けれども「そのような不安な気持ちになることも当然だ。」という自然な感 情として受け留めることが出来た時、前向きな気持ちがすぼむことも少なく、 楽しく取り組めるのではないか。と思っている。 納得のいく体創りに取り組んでいるか? 否か? の評価は、第3者が窺い知 ることが出来ない心の持ち方にあるが、体が応えてくれている変化を素直に 評価することではないだろうか。           ☆〜☆       メルマガに対し、寺子屋お産塾 《みんなの広場》の       伝言板へご意見を頂ければ幸いです。 ───────────────────────────────── ▼ 『まぐまぐ』を利用して発行しています。( http://www.mag2.com/ )  ■ 発行者 鍼灸師 田中 寿雄  寺子屋お産塾 http://www.ab.wakwak.com/~hisao-t/ ▼ 登録解除はこちらで:http://www.ab.wakwak.com/~hisao-t/ ─────────────────────────────────