☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆                こうのとりの願い                        2003/6/04 19号        【 身近な人の大切さ 】   ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 先週の土曜日 久し振りにT氏が来院された。 健康管理の一助に鍼灸治療を取り入れられて、既に20年の時が流れている。 治療後 『本を出版した処 講演依頼が寄せられてねぇ〜』と話されて 本の題を 『あんなぁ よおぅ ききや』と された理由を聞いて、私は成るほどなぁ〜 と、妙に納得した。 本はまだ読んでいないが、長いお付合いを通して何となくその内容が推測で きたからだった。先週の新聞には、その本が紹介されていた。 あんなぁ  よおぅ ききや   京の言の葉  しにせの以心伝心 心を育み 人をつくる 珠玉のエッセー集 創業三百年余の京都「半兵衛麩」に脈々と伝えられる子どものしつけから、 毎日の食事や行儀作法に至るまでの教えが散りばめられた珠玉のエッセー集。 現代の日本人が豊かさと引き換えに失ってしまったものを、改めて気付かせ てくれる一書。 T氏は「半兵衛麩」の十一代当主として多忙な日々を過ごされているが、私 が入学した3年前に卒業されていた高校の先輩でもあり、部活の指導に度々 来られて、しごかれた懐かしい想い出もある。 メルマガ《こうのとりの願い》と、本がどういう関係?と訝しげに思われる かも知れない。今回のテーマにした理由を述べてみます。 その前に、ある人の子育て体験記を抜粋して紹介しましょう。 『これまで私は子育てについて先生に相談したことはなかった。  かってカウンセラーの先生に育児で困ったことはないかと問われ、少し気  に掛かっていたことについて相談した。すると、いやにオーバーに私の質  問を取上げられた。    先生は丁寧過ぎるほど丁寧に、不自然なほど優しく、長々と相談に応じて  下さった。  だが、カウンセラーの先生の親切さ丁寧さとは裏腹に、こんなにも長々と  話しをされなければいけないほど、うちの子には問題があるのか、私の育  児には誤りがあるのかと、何だかかえって不安になったものだ。  以来、あらたまって育児相談を持ちかけたことはなぃ。  なのに振り返ってみると、まるで何か相談を持ちかけていたかのように、  私が気に掛けていたことについて児童館の先生は言葉を掛けて下さってい  た。そしてその言葉に私は何度も救われていた。  何気ない会話や端で遊んでいる次男の様子を見るともなしに見て、思った  ことを先生はいつも井戸端会議のような気楽さでおっしゃる。  「あんた、言葉が遅いて心配してたけど、よう喋るようになったやんか」  「親がべったりくっついてへんでも一人で好きに行動して遊べるて、立派   なもんやわ」  「子ども同士喧嘩するんは自己主張できるようになった証拠や。悪いこと   とは限らへん」  「最近みんな、ほめて育てろ、ばっかり言わはるなあ。叩いて育てろとは   言わへんけど、時には必要なことやと私は思うわ」  「よう泣く子は賢いんやで。ちょっとしたことでも泣くいうことは、それ   だけ感性が豊かなんや」  説いて聞かせる、という感じではなぃ。あらたまってアドバイスしてもら  うというのでもない。まして相談やカウンセリングなんて程遠い。もっと  身近な感じなのだ。しかし、決していい加減な気持ちで適当なことを言っ  ているという感じではなぃ。  例えるなら、子どもの頃近所のおばちゃんに声を掛けてもらった時のよう  な温かさ。そういうものが先生の言葉にあるのだ。  カウンセラーの先生のような玄人らしい言い方でなく、まさに近所のおば  ちゃん的な声のかけ方。  だからこちらも構えることなく先生の言葉を自然に聞き、自分なりに子育  てについて考え、気づいたら肩が軽くなっていたのだろう。  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』 現代は情報に溢れ、夫々に専門家がいらっしゃる。 しかし、自分のことをよく知っている身近な人達の存在も大切な筈である。 赤ちゃんを迎える日を待っている人達にも、子育てに奮闘中の人達にも同じ ことが指摘出来るのではないだろうか? 専門家が全てでもなければ、最適任者とは限らないケースもある筈である。 情報に振り回されず、混迷の世相を少しでも納得した歩みを過ごすためには 各自がマクロな物差しを持ち、親・友人・知人達という身近な人達の存在が 必要なのではないだろうか。           ☆〜☆ ☆ 先週 治療室で。 Yさん・Oさん・Sさんの3人がベットに挙って居られた時の会話から。 Oさんが、旦那さんに指圧をしてもらった時の体調を 『三陰交をはじめとした《せんねん灸》によるお灸よりも、主人に指圧をし  てもらった時の方が足先まで温まり、その夜はぐっすりと眠れて、朝の目  覚めがとてもすっきりしているんです。』 Yさんは、逆子のために来院 『私も主人に指圧をしてもらうようになって、暫くして赤ちゃんが来てくれ  たんです。指圧 いいですよ。』 Sさん 『私も主人にしてもらおう〜。指圧 教えて下さい。』 去年、《こうのとりの願い》と題した本を出版するつもりで原稿を纏めた。 未だ出版していないのには事情があるが、その原稿の《 おわりに 》という 締めに、次のような一文を書き留めている。 『ふとしたキッカケから私は指圧に関心を持ち、妻に毎日指圧を続けた。  3ヶ月も続けるとコツが掴めたし、妻の体調は確かな変化をしていた。    指圧を始めて6ヶ月後、知人の紹介で京大病院婦人科の部長を勤められて  いたドクターの診察を受け、妻は手術の必要性を告げられた。  しかし、それから3週間後には、こうのとりが舞い降りてくれたのである。  当然のことながら、手術は受けていなかった。』 夫婦指圧・自己指圧は、体を応援する手段の私自身の原点なのである。           ☆〜☆       メルマガに対し、寺子屋お産塾 《みんなの広場》の       伝言板へご意見を頂ければ幸いです。 ───────────────────────────────── ▼ 『まぐまぐ』を利用して発行しています。( http://www.mag2.com/ )  ■ 発行者 鍼灸師 田中 寿雄  寺子屋お産塾 http://www.ab.wakwak.com/~hisao-t/ ▼ 登録解除はこちらで:http://www.ab.wakwak.com/~hisao-t/ ───────────────────────────────── -【懸賞のまぐまぐ!】--------------------------------------------------- テレビのニュース速報が選挙の開票速報だった時についガッカリしてしまう、 そんなアナタが大好きです――『懸賞のまぐまぐ!スピードくじメール』。 当選確率100倍! >>> http://cgi.mag2.com/cgi-bin/wmag?id=728g030531 ------------------------------------------------------------------------