☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆                こうのとりの願い                        2003/6/06 20号        【 現状打破の目の向け方 】   ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 鍼灸治療に携わっていると、一般的な常識とは少し違った視点から物事を見 るケースが実に多いものである。 昨日の症例から具体的に説明してみましょう。 膝の痛みに悩まされている方は、男性と比べると圧倒的に女性が多い。その 理由や原因について私は分からないが、変形性膝関節症と診断された方では 8割以上にも及ぶ人達は女性が占めているはずである。 先週 懇意にしているKさんの紹介で Sさんが来院された。 愁訴は10年来の膝関節痛の症状で困っておられ、ここ1年は好きな旅行に も行けず、当院へも家族の方に車で送ってもらわれた。 紹介者のKさんの顔を潰す訳にはいかないが、膝関節には器質的な変形も見 受けられ一筋縄で済みそうな症状ではない。問診で今までの治療の様子を尋 ねると、通院が毎日の日課となり治療は患部の膝関節に施されていた。 診察後Sさんには 『時間を頂けます?』と告げて、5回治療して症状が明らかに改善している と自覚されたら続けられたら良いでしょうと説明して治療に取りかかった。 昨日2回目の来院だったが 『今日は電車で来ました。こんなこと1年振りのことです』と喜んでもらえ たが、前回の施術は患部の膝には一切していない。 肘と腰部と足先に鍼治療をしただけである。 昨日は肩こりもひどいということだったので、治療前コリを確認してもらい、 みぞおちの横とお臍の斜め下の腹部へ各々1本だけコリを改善する目的での 鍼をして、3分経過後に抜鍼し、治療前のコリの状態を確認してもらった。 『あれっ?? どうしてです?? 肩が軽いです。』と不思議そうに何度も 動かされていた。 「分かりますよね。肩の変化が。   膝も患部を治療しなくても、否、患部ばかりに目を向けては駄目なケース  もあるんですょ。治療は結果から帰納する事も大切な筈です」と話した。 同じく昨日 つわりを訴えて来院されたSさんは2回目であった。初診は 今年の3月10日、赤ちゃんを待っているという愁訴で来院されていた。 問診では、昨年の11月から婦人科に通院され、12月から今年の2月まで クロミッドを服用されたが、副作用に悩まされ中止して来院されたのだ。 その折、 「あなたの体は何も問題ないんだょ。問題なのは職場の過ぎた空調、仕事で  PCに向かう時間の長さなんだ。」と指摘した。 Sさんはその後直ぐに会社を退職され、直後の月経が4月6日にあり、それが 最終月経となり妊娠したんです。と嬉しそうに話してくれた。 患部が膝であっても、肩であっても、赤ちゃんを迎える準備であっても目を 向けるポイントは決して患部だけとは限らないし、様々な取り組みがあって 当然なのである。二人のSさんはそのことを証明してくれたと思っている。           ☆〜☆ 現状を打破する思考過程では、種々の角度から多面的にわたり柔軟に思考す ることも大切な筈である。 創造的思考は、そのようなケースで生まれることがある。とデボノ博士は 水平的思考と言って提唱しているのである。           ☆〜☆       メルマガに対し、寺子屋お産塾 《みんなの広場》の       伝言板へご意見を頂ければ幸いです。 ───────────────────────────────── ▼ 『まぐまぐ』を利用して発行しています。( http://www.mag2.com/ )  ■ 発行者 鍼灸師 田中 寿雄  寺子屋お産塾 http://www.ab.wakwak.com/~hisao-t/ ▼ 登録解除はこちらで:http://www.ab.wakwak.com/~hisao-t/ ───────────────────────────────── -【懸賞のまぐまぐ!】--------------------------------------------------- テレビのニュース速報が選挙の開票速報だった時についガッカリしてしまう、 そんなアナタが大好きです――『懸賞のまぐまぐ!スピードくじメール』。 当選確率100倍! >>> http://cgi.mag2.com/cgi-bin/wmag?id=728g030531 ------------------------------------------------------------------------