☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆                こうのとりの願い                        2005/09/07 39号 【 赤ちゃんの力、私の力、自然の力、そして多くの人達の力…】   ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 半年振りのメルマガ発刊となった。実に久し振りの思いである。 寺子屋お産塾が、≪妊娠への道は現代不妊治療がすべてではない。安産とは 和痛分娩のことだけでもない。≫と訴えているが、日々鍼灸治療に携わって いる市井の一鍼灸師が捉えた視点に過ぎない。 寺子屋を訪ねてくれた人達は自らの体験を通した妊娠・妊娠ライフ・お産・ 子育てを生の声で発信してもらえるようになり、私自身教えられることが多 く、素晴らしいステージから捉えているのを強く感じている。 Oさんは赤ちゃんとの対面の日を1ヵ月程して迎えられるが、電話があった 時、Hさんの素晴らしい出産報告は、きっとOさんにとって納得されたお産 となる力を得てもらえると確信したので、頂いたメールを送った。 私自身、生の声に日々教えられ、その思いをHPのコンテンツに≪鍼灸治療 日誌≫と≪ことぶき日記≫に紹介するようになって、メルマガの発刊が滞り 申し訳ない思いである。 今回のメルマガは最近のことぶき日誌を紹介することにしよう。          ☆〜☆ ☆ 9月4日 ことぶき日誌から 1ヶ月もすれば、おおらかなママになるであろうOさんからのメール 「田中先生、今ほどは夜分にお電話失礼致しました。  夏の不摂生を肯定してもらえて晴れやかな気分で今キーをたたいています。 「バカなママだけど許してね!」と言えるおおらかな母になりたいです。  ○○さんから届いたメールはこちらへ送って下さい。楽しみにしておりま  す。よろしくお願い致します。まだまだ残暑厳しき折、くれぐれもお体お  いとい下さいませ。  ○○○○より  PS.  コウノトリを7年間も待ち望んだお蔭で、喜びと感謝一杯の妊娠生活を送れ  たのだと思います。あと1ヶ月ありますが、最高にハッピーなマタニティ・  ライフでした。」 Oさんに送った、Hさんからのメール 「ことぶき先生、こんにちは。  京都はまだまだ暑いのでしょうね〜  8月25日(予定日の2日前でした)、午前9時55分、自宅リビングに  て夫に支えられ、○○が見つめる中、3160gの元気な女の子が産まれま  した。○○の妹予想は、アタリでしたね〜  自宅で産まれたということで、みなあっという間に馴染んできた感じで、  産まれて数日の赤ちゃんとは思えぬ落ち着きぶりに驚かされています。  泣く時はおっぱいか、うんちか、ちょっと寂しい時か、で、それが満たさ  れればすぐ泣き止むので本当に分かり易く、穏やかです。  私自身も妊娠中からずっと見守って頂いた助産師さんに支えられ、本当に  満足なお産になりました。  赤ちゃんの力、私の力、自然の力、そして支えてくれた家族や助産師さん  や友人達や多くの人達の力… それらをずっしりと感じることができた今  回のお産でした。 「○○○○○」といいます。よろしくお願いします!  取り急ぎ、ご報告まで。それではまた。  ○○ 宇宙船 地球号の乗組員である全ての生命体は、多くの力を感じているからこ そ、安心して生まれて来るのだろう…。 Hさんが 『赤ちゃんの力、私の力、自然の力、そして支えてくれた家族や助産師さん  や友人達や多くの人達の力… それらをずっしりと感じることができた今  回のお産でした。』 と抱かれた思いには、様々なことがあったに違いない。 私はその一つを≪命が有する力≫を実感されたからではないかと推測してい る。 Hさんが第2子を望まれていた時、○○くんは誰よりも早く赤ちゃんがやっ て来たことを告げて、妊娠を確認したHさんを驚かせただけではなく、短い 期間を過ごした後、お空に帰ったことも誰よりも早く知っていたのだ。 そして、同様に戻って来てくれた時も、また、妹であるということも告げて いたのである。命は全てを知っているのだろうか…。          ☆〜☆ ☆ 9月2日 ことぶき日誌から 乳児湿疹 初めての子育ては大きな喜びとともに、色々と戸惑いや不安がある。その一 つ一つが親として成長する糧ともなるのだろう。 しかし、現実には健やかに育って欲しいと願う親心は、ともすれば過剰なま での心配に結び付き、その結果、過剰な対応に陥り易い傾向が生じる。 Kさんが「赤ちゃんを待っています」と訴えて、初めてアシラムに来院され たのは2年前の夏だった。高校の後輩だったことが分かり自由だった校風の 話題に花が咲くことが多かった。 受診の様子は妊娠前も妊娠後も、特に意気込んでいる様子は少なく爽やかな 笑顔で来院されていたのが印象に残っている。 ○○子ちゃんは、妊娠後期に逆子になったり治ったりを繰り返し、お産を迎 える間際は、またまた逆子になって3月に帝王切開での出産となったが、 「とても元気な子です。」と報告を頂いていた。 5月に電話があり、 「生後1ヶ月程して湿疹が出始めて悩んでいる」というのだ。 後日、Kさんの育児日記から湿疹について書かれてる処をピック・アップし てもらったら、やはり色々と戸惑い心配していた様子が窺える。一部を紹介 しよう。 6/18 あまりに治らない(腕にも湿疹が出てきた)のでBCGの予防接種を受けに 小児科に行ったとき塗り薬をもらう。アトピーの可能性があるので卵を控え るよう言われる。 夜薬塗って寝る。 6/19 初めて夜中起きずに寝てくれた!うれしいー。○○子も私も体と気分が楽に なった。顔もツルツル(こんなきれいな肌だったんだと思うが強い薬で抑え てるようで怖かった)一日3回塗るよう指示されていたがお風呂上りに塗り、 毎日ではなく湿疹が出たら塗っていた。 6/29 ホームページを見てとりあえず水道水でもぐさを煎じ、時々つける。塗り薬 は以前と同様に使用。 7/9 私たちの食事する姿を見て涎をたくさん出し、口の周りのぶつぶつひどくな る? 日田天領水でもぐさ煎じる。小まめにつけるようにした。病院の薬と 併用。 7/23 3種混合第1回目の予防注射の2,3日前から薬を塗らなかったので湿疹が 出ていた。そんなにも辛そうでなかったが少し痒そう。先生から一日2回薬 を塗って痒い状態にしないよう指示受けるが、なぜか?塗らなかった。 湿疹を出した状態にせず、薬を1日2回ほど使い短期間で薬を使うよう言わ れた。そうすれば今後使わなくて済むのか、強い薬を使うのは抵抗があると 言うと、アトピーの可能性があるので薬は使わなくてはいけない感じだった。 アレルギーテストもしてみましょうとの事。○○子の様子を見ても辛そうで もなかったし、ずっと薬を使うのも抵抗があったので悩みましたが結局使わ なかった。 もぐさを煎じた水を気が付いたら塗るようにしていたら、いつのまにか?湿 疹は少し出ているものの痒がらない(耳、頭は痒そう)で今に至ってます。 感激して先生に電話してしまいました。 8/4  煎じた水を気が付いたときに塗っていたら、いつの間にか痒みが治まり湿疹 も少しましになっていた。毎日慌しく過ごしている間に・・・徐々に・・・。 鍼灸師として、乳児湿疹の赤ちゃんにどのように向き合えば良いのか? と 模索すると、もぐさが保持する薬理作用に目を向けざるを得ないのだ。 赤ちゃんの敏感な肌への対応には、体にやさしい刺激の配慮こそ最優先すべ きテーマであろう。 8月の下旬、Kさんから次のような言葉が返ってきた。 「顔は羽二重もちのように柔らかく、もちもちしています。ステロイド剤を  塗ってツルツルに綺麗になっていた時は、つっぱっていたような肌で今の  ような感じとは違いました。」 「その違いに、よく気付いてあげたなぁ〜」 「肌は綺麗になっても体の中が痒がっている。と先日の電話の時に言われた  ので… やっぱり違いますわぁ。34歳の全身アトピーの弟が○○子の様子  を見て煎じ汁をやり始めています。何だか良い様子みたいなので、また経  緯を報告しますね。」 Kさんは80歳を過ぎ、定期的に健康管理の目的で来院されている。乳児湿疹 について尋ねると、 「昔は赤ちゃんと言えば、軽い・ひどいの差があっても殆どが顔には湿疹が  出ていたものですよ。最近の赤ちゃんの綺麗な顔にはビックリです」と話 された。 過日、京都市内のホテルでアトピーに対する講演があったが、アレルギーの 根本原因は菌と共生するという方向が欠けているという主旨だった。コマー シャルにも抗菌という言葉が溢れている。 何事もほどほどがベターなのかも… されど、ほどほどが難しい…。あ〜ぁ。          ☆〜☆ 寺子屋のコンテンツにはことぶき日誌と併せて鍼灸医療を少しでも理解して 頂きたい主旨から鍼灸治療日誌を設けた。寺子屋お産塾の趣旨に賛同して頂 いている鍼灸師の方々の臨床も順次紹介することによって、理解に繋がれば 幸いです。 今回は、静岡県浜松市の≪漢門堂≫ 森下和次院長の臨床例を紹介します。 ☆ 鍼灸治療日誌から 8月25日 「帝王切開免れる」 Kさん39歳は初めての出産予定日が8月8日で、いまだに子宮口が開いて いなく硬い。このままでは帝王切開になるといわれ、何とかして欲しいと8 月5日来院される。 身体全体は少し疲れている反応が出ているが、お腹の反応はとても良い。 FTではsm。ここまで良いお腹は2例目であった。 『おなかの状態はとても良いから心配いらないよ。ただ心配なのは主治医が  どのように考えるかだけ。  予定日は人がつくったものであり、出産は赤ちゃんとあなたが決めるもの』   妊娠中も医師から何の問題もなく順調であるといわれていた。時間がないの で翌日もう一度身体を診せてもらうと、疲れの反応はもう消えていた。 8月8日、妊婦検診の際子宮口はまだ開いていないが、柔らかくなっていると いわれ、一週間様子をみるということで翌日来院。特にかわった反応が出て いないので同様の治療をし、心配なら次回検診の前にもう一度来院すること を勧めた。 8月12日、Kさんの母親から出産の報告、および産後身体が疲れやすいKさん の妹の治療依頼があった。 12日早朝、出産間近の兆候があり病院へ。まだまだということで帰宅させら れたが、午前10時30分兆候強まるので病院に電話すると、そこまで言われる ならもう一度いらっしゃいとのことで病院に行き、正午に自然分娩にて 3380gの男子出産。 これは病院スタッフの想定外のこと、つまり臨床的には稀なケースであった ことであろう。 Kさんの体力、お腹の状態が良かったこと、鍼の効果、至陰・三陰交の灸の 効果、いろいろな要素があり、結果としては望み通りのお産であったが、お 勧め出来ない妊娠ライフの過ごし方と思う。 Kさんにとっては順調な妊娠ライフだったので、スムースなお産が出来る筈 と思われるのは当然である。しかし最後にバタバタした現実もあった。 今回の症例は特異なケースとしても、鍼灸治療を受けた妊婦さんが 「スムースなお産ができた」という声は多いし、妊娠ライフが順調(自分で 判断することは難しい)であることもお産に大きな影響がある。 子宮口が次第に開いていく方が良いか、一気に開く方が良いかは私には判ら ないが、出産が短時間で済む方が体力的の消耗が少ない。そして産後お母さ んが元気でいられることが大事である。 8月19日、Kさんから電話あり。『本当に先生の言った通りでした。』 FTは患者さんの身体と会話ができる数少ない診断技術である。 《京都 FT 浜松》の受講生のみなさん、はやく育って下さい。              浜松 漢門堂 森下和次          ☆〜★      メルマガに対し、寺子屋お産塾 《みんなの広場》へ      ご意見を頂ければ幸いです。 ────────────────────────────────── ▼ 『まぐまぐ』を利用して発行しています。( http://www.mag2.com/ )  ■ 発行者 鍼灸師 田中 寿雄  寺子屋お産塾 http://park11.wakwak.com/~hisao-t/index.html ▼ 登録解除はこちらで:http://park11.wakwak.com/~hisao-t/index.html ────────────────────────────────── -【まぐまぐ!からのお知らせ】-------------------------------------------   ウィークリーまぐまぐ登録アドレスを入力すればすぐに結果がわかる!  ≪ウィまぐスピードくじ≫430万が当たるかも!?当選の確認は↓から♪ 最高記録更新中☆→ http://cgi.mag2.com/cgi-bin/w/mag?id=728_050907 ------------------------------------------------------------------------