16期生の望月です。これから受験を考えておられる方に少しでも参考になればと思います。

1次試験対策(筆記)
私は三回生の4月から大学のリードセンターに通っておりました。リードセンターは予備校に通うよりも経済的にいいですし、また大学で講義を受けられるため時間の節約という面でもおすすめします。

基本的な勉強方法

教養科目:数的処理、判断推理、文章理解は毎日過去問を解いていました。
理系科目や地歴はすきなところをつまんで学習していました。苦手な科目は暗記で解けるところだけを学習していました。

専門科目:ひたすら問題を回して、年明けからは講義で使ったレジュメやテキストの内容を暗記することを心掛けました。

勉強方法は人それぞれのやり方があると思いますが、勉強する上で大事なことはわからないことをそのままにしないことだと思います。積極的に先生に質問をしたり、勉強仲間をつくってわからないことを相談しあってください。また暗記をする際は友人同士で問題を出し合うことで楽しく覚えることができます。

2次試験対策(面接)
自己分析は4月ごろから始めました。しかしESを書く際に苦労するので早めの自己分析をおすすめします。私は両親や友人に長所を聞きそれを参考に自己PRを考えました。
面接の練習は模擬面接を受けたり、リードセンタ−の受講生数名でおこなう自主ゼミというもので練習をしていました。自主ゼミでの面接は自分が面接をする側になると受験生のどういった態度が気になるかを学ぶことができるのでおすすめです。

2次試験体験談

官庁訪問
国家一般職は一次試験に合格すると、その発表日に電話で官庁訪問の予約をしなければなりません。発表日は官庁に電話が殺到するので中々電話がつながりませんが根気強く電話をしてください。友人何人かと電話をしてつながった人の電話でそこにいる全員分の予約を取るという方法が効果的です。官庁訪問の日程は何日か用意をしてくださってはいますが、第一志望の官庁は初日の朝に訪問することをおすすめします。
私が訪問した官庁は、神戸税関、大阪税関、大阪地検、神戸地検です。
それぞれの官庁の一回目の官庁訪問はこちらからの質問会という感じで、自己紹介カードを書きますがその内容について深く聞かれることはありません、しかしここで質問を意欲的にしていかないと二回目以降の官庁訪問には呼んでいただけません。二回目以降の官庁訪問は初回とは違い面接に近いものになります。こちらから質問をさせていただく時間もいただけますが、自己紹介カードをもとに本格的に質問をされます。回を重ねるごとにより役職が上の方とお話しすることになります。官庁訪問の数は人や官庁により様々ですが、私の場合は最大で5回訪問しました。
官庁訪問で聞かれた内容は回により多少の変化はありますが、志望動機、業務についてどこまで知っているか、長所、趣味、などで内容よりも話し方や人事の方のお話を聞く態度など人となりを見られていたような気がします。

官庁訪問はたくさんの官庁をまわることは可能ですが、早い段階で志望官庁を一つに絞っておくべきです。といいますのも、官庁によっては官庁訪問の結果内々定を出していただけるところがあるのですが、その内々定をいただくには他の官庁の官庁訪問を回る予定をすべてキャンセルしなければいけないという条件付きの場合があるからです。



人事院面接
面接カードの内容に沿って聞かれます。オーソドックスな面接という感じでした。最も行きたい官庁の志望動機をしっかり述べるといいと思います。


神戸市役所
2次試験で集団討論と個別面接で、3次試験は教養論文と個別面接があります。集団討論と教養論文のテーマは2015年が阪神淡路大震災から20年ということもあって神戸市の防災についてのテーマが出されました。
個別面接に関しては2次試験の場合事前に提出したESに沿って質問をされます。ESに書いてあることをしっかり説明できるようにしておいてください。2次試験に受かると3次試験用にもう一度違うタイプの用紙に書かなければなりません。その内容はゼミのテーマとほかの就職試験受験予定の有無、長所と短所、特技・資格、趣味、最近印象だった時事、自由記入欄でした。3次試験はESの内容に加えて、仕事に耐えられるか?などその人のひととなりを見るようなことを聞かれました。



その他

ここからは様々な試験を通して私が伝えたいことを書いていきます。まず論文の対策をしっかりしておいてください。私は論文の対策を怠ったため、第一志望の国家一般職である官庁から内々定をいただいていたにも関わらず、最終合格ができなくて最終面接に臨むことができませんでした。いくら筆記の点数がよくても論文が基準に満たない場合は容赦なく落とされるので、論文の対策はしっかりとしておいてください。
また、友人は必ず作ってください。筆記試験対策でも友人同士でやると効果的ですし、面接対策は面接や集団討論の練習を気軽に行えますし、情報交換もできます、リードセンターに通っている場合は自主ゼミが開講されると思いますので、積極的に参加してください。


最後に

公務員試験は勉強する科目が多い上に期間も長く体力的にも精神的にもしんどいですが、頑張ればなんとかなります。終わったときの解放感はすごいです。自分を信じて頑張ってください。
長文、駄文になりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。応援しています。