竹峰の俳句自習室


  

 

2007年 冬 雪まろげ帽子ずるる子転げる子
2007年 秋 尿前の関所の跡や赤蜻蛉
2007年 夏 群青の峰又峰や時鳥
2007年 春 如月や朝のせせらぎ金属音
2006年 冬 墨痕の如き雲浮く日蓮忌
2006年 秋 満足じやなくも悔またなく秋日
2006年 夏 親指で打つラブコール柿若葉
2006年 春 むくと出づ春のたかんな喧嘩すな
2005年 冬 冬晴や鳶の旋回円楕円
2005年 秋 仰向けの骨の髄まで花野の香
2005年 夏 夏帽やブラスバンドの音合せ
2005年 春 ゆく春やはてなはてなの雲の形
2004年 冬 山茶花のまたもひとひら苔の庭
2004年 秋 広々と大陸の往く秋の空
2004年 夏 平安の竪穴住居黴の音
2004年 春 春近し白波小さく散る埠頭
2003年 冬 幽谷や日を射返しつ降る枯葉
2003年 秋 棟上の鑿の光や天高し
2003年 夏 ゆるやかに緋鯉の波紋杜若
2003年 春 春の日を反しハーレーダビツトソン
2002年 冬 木枯や屋根に二三歩鴉跳ぬ
2002年 秋 漆黒に銀河鉄道虫の声
2002年 夏 町内に狼煙一発子供の日
2002年 春 次々に雪解雫の空光る
2001年 冬 地べたより貨車の振動冬木立
2001年 秋 川風や闇を集めて花火消ゆ
2001年 夏 小鮒釣る子等のばけつに山うつぎ
2001年 春 定年の軽き抽斗春の雷
2000年 冬
(2001・新年を含む)
凩やうどんに落とす生卵
2000年 秋 夕映えや大潟村の稲筵
2000年 夏 夏山や大紺碧に飛行雲
2000年 新年・春 故郷の卒業式や土匂ふ
1999年 冬 明けやらぬホームを濡らす小雪かな
1999年 秋 かなかなや起ちて伸びする留守居役
1999年 夏 かの人のいかにいますや月見草