七の段

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七・一の熟語      先頭に戻る
熟 語 読 み 意    味 委 員
七賢一賢 しちけんいちけん 「七賢の一賢やめづる雪の竹」宗因 竹峰
七賢一人 しちけんひとり 「竹の皮散り七賢の一人も居ず」阿波野青畝 竹峰
七十一度 しちじゅういちど 「時鳥我も七十一度とふ」梅翁 竹峰
七情一情 しちじょういちじょう 「七情のなかの一情濃あぢさゐ」本宮鼎三 竹峰
七福一神 しちふくいちしん 「七福神詣一神欠きて帰りけり」石 寒太 竹峰
七福一福 しちふくいちふく 「七福の一福神は鶴を飼ふ」山口青邨

「七福の一福願ひ銭洗ふ」杉本 寛

「七福の一福はしより参でけり」梶山一泉

「七福めぐり早梅もまた一福よ」宮津昭彦
竹峰
七草一菜 ななくさいっさい 「七草の我が家一菜摘みに出て」三橋喜代 竹峰
七草一色 ななくさいっしょく 「七草やけふ一色に仏の座」各務支考 竹峰
七草一體 ななくさいったい 「七草も同一體か佛の座」親信 竹峰
七種一色 ななくさひといろ 「七種や一色つゝも道の端タ」似川 竹峰
七草一品 ななくさひとしな 「七草や最う一品に川向へ」牧之 竹峰
七種一つ ななくさひとつ 「我庭に春七種の一つ欠く」阿部みどり女

「七草もいざまた一つ若菜哉」周桂
竹峰
七三一部隊 ななさんいちぶたい 関東軍防疫給水部。中国東北部にあった旧日本陸軍の細菌戦部隊。 竹峰
七瀧一気 ななたきいっき 「秩父七瀧一気に寒さ落しけり」小川原嘘師 竹峰
       
七・二の熟語      先頭に戻る
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七月二日 しちがつふつか 「七月二日夜に入り泪あふれけり」熊谷愛子 竹峰
七十二回 しちじゅうにかい 「うそ寒にくさめ七十二回かな」稲畑廣太郎 竹峰
七十二候 しちじゅうにこう 陰暦で五日を一候、三候を一気とし、二十四気すなわち一年間を72分して気候の変化を示したもの。俳諧の連句の形式で、懐紙三枚に72句を連ねる。 竹峰
七十二歳 しちじゅうにさい 「囀のかたまりの七十二歳」大坪重治 竹峰
七十二三 しちじゅうにさん 「立つ案山子年は七十二三哉」蕉雨 竹峰
七十二年 しちじゅうにねん 「丸ビルを七十二年見し夏木」稲畑廣太郎 竹峰
       
七・三の熟語      先頭に戻る
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七公三民 しちこうさんみん 近世、収穫の七割を年貢として上納し、三割を耕作者の取り分としたこと。 竹峰
七五三詣 しちごさんもうで 「七五三詣での空を鉋屑」森ちづる 竹峰
七分三分 しちぶさんぶ 十のうち一方が七で、他方が三のこと。物の分配の割合、優劣の差、成否の可能性などについていう。 竹峰
同上 同上 「腹七分風狂三分へこき虫」小出秋光 竹峰
七里三里 しちりさんり 「舟は七里三里さきにや夏の月」梅翁 竹峰
七五三縄 しめなわ 神前や神聖な地域に、外部と区別するため引き渡す縄。 竹峰
七草三草 ななくさみくさ 「七草や三草ばかりは庵の畑」吉川五明 竹峰
七符三符 ななふさんぷ 「七符とも三符ともつけす竹婦人」蓼太 竹峰
七日三日 なのかみか 「見しやその七日は墓の三日の月」松尾芭蕉 竹峰
       
七・四の熟語      先頭に戻る
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    [この項、お助け隊の出動を求む]  
       
七・五の熟語      先頭に戻る
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七合五勺 しちごうごしゃく 「小春凪真帆も七合五勺かな」与謝蕪村 竹峰
七十五円   「渡し賃七十五円よ瀬戸の春」寒暑 竹峰
七十五也 しちじゅうごなり 「立春より七十五也姥さくら」歡生 竹峰
七十五日 しちじゅうごにち 俗に初物を食べると寿命が延びるという日数。人の噂が消えないという日数。 竹峰

同上

同上

「七十五日生たる甲斐や梨葡萄」靈光

「大噂七十五日のほほかむり」吉田裕志

「味噌つきより七十五日なり花の春」似春

「いつからの七十五日けふの月」和流
竹峰
七十五年   「初花に命七十五年ほど」松尾芭蕉 竹峰
七十五里 しちじゅうごり 「遠しうや七十五里の藤の波」久永 竹峰
七福五福 しちふくごふく 「七福の五福を詣で暮れにけり」森総彦 竹峰
       
七・六の熟語      先頭に戻る
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七草六ツ ななくさむつ 「七草もけふまた六ツの花野哉」昌休

「七草にえしらぬ六ツの花野哉」吉數
竹峰
七つ六つ ななつむつ 「袖に玉七ツの六ツの鐘に露」鬼貫 竹峰
       
七・七の熟語      先頭に戻る
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七月七日 しちがつなのか 七夕の日

「妻の忌の七月七日もう真近か」足立 刀水
竹峰
七縦七擒 しちしょうしちきん 敵を七度放して、七度とりこにすること。 竹峰
七生七度   「七生七たび君を娶らん 吹雪くとも」折笠美秋 竹峰
七曜七日 しちようなのか 「七曜を忘れてすごす七日粥」檜 紀代 竹峰
七里七浦 しちりしちうら 「青東風の七里七浦祭来る」伊藤いと子 竹峰
七里七里 しちりしちり 「足柄や野七里山七里ふし參り」一雪 竹峰
七夕七姫 たなばたのななひめ 織女の七つの異称である秋去姫・朝顔姫・薫姫・糸織姫・蜘蛛姫・梶葉姫・百子姫の称。一説に朝顔姫・梶葉姫・秋天姫・琴寄姫・灯姫・糸織姫・蜘蛛姫ともいう。 竹峰
七浦七峠   「浜木綿や日向七浦七峠」磯野充伯 竹峰
七浦七曲 ななうらななまがり 「七浦をななつ曲るや春の風」佐藤春夫 竹峰
七重七翳   「虚丘塔七重七翳りせり炎昼」諸角せつ子 竹峰
七草七味 ななくさしちみ 「七草や七味の菓子にかのえ申」重以 竹峰
七草七ツ ななくさななつ 「七草の七ツ道具や年男」乙由 竹峰
七十路一日 ななそじひとひ 「七十路の一日をめくる初暦」横山たかし 竹峰
七抱七楠   「河津郷七抱七楠の唯一の現存木」ぱらりとせ 竹峰
七度七度 ななたびななたび 「忌七たび七たび踏みぬ桜蘂」鈴木真砂女 竹峰
七つ七つ ななつななつ 「飛魚や七つ全き七つ島」黒田桜の園 竹峰
七歩七句 ななほななく 「星合や我は七歩に七句せん」沾峨 竹峰
七日七日 なぬかなぬか 七日ごと、各週、毎週。人の死後、初七日から四十九日まで七日目ごとに営む供養。また、その日。 竹峰
同上 同上 「花もうき世や小車の七々七日」阿龍 竹峰
七日七晩 なのかななばん 「寒天干す七日七晩日と月に」福島恭子 竹峰
七日七夜 なのかななよ 「花七日七夜を月に忍ふ哉」曉臺 竹峰
七月七十度 しちがつななそたび 「身に入むや吾に七月七十度」蓼太 竹峰
       
七・八の熟語      先頭に戻る
熟 語 読 み 意    味 委 員
七月八日 しちがつようか 「夫婦別あるは七月八日哉」田鶴樹 竹峰
七花八裂 しちかはちれつ ばらばらに砕け分裂すること。 竹峰
七縦八横 しちじゅうはちおう 混乱しちりぢりになること。 竹峰
七十八夜 しちじゅうはちや 「七十八や八十八夜なげきの霜」井原西鶴 竹峰
七十八里 しちじゅうはちり 「蓼咲くと江戸を七十八里塚」清水治郎 竹峰
七転八倒 しちてんばっとう 何度も転び倒れること。のたうち回って苦しむこと。  なじょ
七難八苦 しちなんはっく いろいろな災害・苦しみのこと。人間のうけるさまざまな苦難。「七難」は、七種類の災難のことで、流行病・外国の侵略・内乱・風水害・火災・霜害・日月食などを指す。「八苦」については、「四苦八苦」参照のこと。  なじょ
七名八体 しちみょうはったい 連句の付け合いを説いた語。句の構想の立て方に「七名」があるとし、それに基づいて実際に付句の方法として「八体」があるとするもの。 竹峰
七里八里 しちりはちり 「行秋や七里が浜も八里程」桃隣 竹峰
七色八色 なないろやいろ 「松葉牡丹の七色八色尼が寺」松本 旭

「足音の七色八色春の立つ」牧石剛明
竹峰


七重八重


ななえやえ
「七重八重しだれて宇陀の桜かな 」橋本榮治
「七重八重一重は見えぬ小菊哉」白卜

「虹七重八重九頭竜の出初式」吉嶋みな子
「花畳七重八重なす山法師」桑田青虎
「みちのくの七重に八重に青田風」山田六甲

「奈良七重七堂伽藍八重ざくら」
松尾芭蕉
「侘て折れ七重の膝を八重櫻」(犬子)
「たくへ見ん七重の植木八重櫻」宗春
「御帳をも開くや七重八重櫻」照榮
「奈古寺や七重山吹八重桜」夏目漱石

「包帯を七重八重にて養花天」舟まどひ
「山吹の七重八重さへ淋しさよ」作者不知
「嶺七重八重とも桑の実が青し」平松良子

「南風や神島の漁家七重八重」服部鹿頭矢
「酒効いてきたぞ花火の七重八重」嶋野國夫
「山吹に古歌をしのぶ七重八重」山口たみ子
「石蓴寄す波の薙刀七重八重」大佐 優  (石蓴:あおさ)
竹峰
七子八珍 ななこはっちん 青森近海からとれ、旬には家庭の食卓にのぼる34品の総称。七子はすじこ・たらこ等の魚卵七品、八珍はくりがに・がさえび等の珍味八品、他に堂々九品、隠れ十品という青森県の海の幸。 竹峰
七転八起 ななころびやおき 何度失敗してもあきらめないこと。七たび転んで八たび起きることから。度重なる失敗にくじけず、そのたびに勇気を出して立ち上がること。転じて、人生の浮き沈みの激しいことの例え。 なじょ
同上 同上 「七ころひ八起の家や蝸牛」曾北

「七転び八起きかなしき墓参かな」
久保田万太郎

「七転び八起き不眠の竹夫人」清水弘一
竹峰
七転八重 ななころびやえ 「春風や夜は七ころひ八重櫻」吟江 竹峰
七染八染 ななそめやそめ 「紅葉して七染め八染め厳島」鷹羽狩行 竹峰
七滝八壺 ななたきやつぼ 奈良県東吉野村の滝。七つの滝に八つの壺があることから、七転八起に準えて名付けたと言われる。東吉野村は日本狼が最後に捕獲された所という。 竹峰
七つ八つ ななつやつ 「七ツ八ツ浮木の橋や杜若」仙風 竹峰
七芽八芽   「七芽八芽色のぼりゐて福寿草」荒井正隆 竹峰
七日八日 なのかようか 「刀豆や七日八日の月の形」里仙  (刀豆:とうず/鉈豆)

「月とても七日八日の菊の花」宗瑞

「富士にそふて三月七日八日哉」信徳

「夜ざくらに月は七日か八日かな」高橋淡路女
竹峰
       
七・九の熟語      先頭に戻る
熟 語 読 み 意    味 委 員
七十九年 しちじゅうくねん 「勝負せずして七十九年老の春」富安風生

「菜の花やわが七十九年の夢」原田喬
竹峰
七難九厄 しちなんくやく 男女とも七、九に当たる年には災厄があるという俗信。 竹峰
七日九日 なのかここのか 「七日様九日さまのさくらかな」小林一茶 竹峰
       
七・多の熟語      先頭に戻る
熟 語 読 み 意    味 委 員
七浦十夜 しちうらじゅうや 「七浦のみな浄土なる十夜かな」河野静雲 竹峰
七尋十尋 ななひろとひろ 「七尋や十尋の底へ落花の呼吸」橋本夢道 竹峰
七月十五日 しちがつじゅうごにち 「名月やけふは七月十五日」史登

「七月が終りて六・九・十五日」相原左義長
竹峰
七才十七才 ななさいじゅうななさい 「七才の十七才の夏帽子」篠塚千恵美 竹峰
七百八十五段 ななひゃくはちじゅうごだん 「汗拭いて七百八十五段の労」寒暑 竹峰
七歩ニ百歩 ななほにひゃっぽ 「銀河へは七歩麺麭(パン)屋まで二百歩」折笠美秋 竹峰
七万五千石 ななまんごせんごく 「丸山七万五千石鳥渡り見ゆ」皆川白陀 竹峰
七珍万宝 しっちんまんぽう 七珍と万宝。あらゆる種類の宝物。 竹峰