日本国花苑の桜

  

 いつまで経っても桜情報が蕾のまま変わらないのがここ日本国花苑だ。それもその筈200種2千本の桜が植えられているのだという、日本で最も多いのが多摩森林科学園桜保存園の250種だそうだから此処も立派なものである。咲き初めは冬桜の3月下旬、見頃が4月下旬から5月中旬までと長い開花期を誇る。


鬱金(ウコン

 一昨日の晴天とは打って変わっての曇り空。矢張り日光を浴びてこそ生気が感じられる。
それでも人出が多く、ようやく見つけた奥まった所に駐車をしてそこから観た順に写真を並べてみた。
さてこの鬱金、なんとも難しい字だが花の色がウコンの根茎で染めた色に似ていることからの命名だそうで、別名黄桜とも言う。インターネットで調べたがその程度の事しか分からない。そんな事なら名札に書いてあった説明文を書き写してくるのだった。


大島桜(オオシマザクラ

 桜ばかりの事ではないが、このような小さな花や木の葉の集合体を撮るとどうも上手く写らない。何か上手く撮る秘訣でもあるのかなと何時も不満に感じている。
それはそうと、樹木全体の写真に花のクローズアップの写真も添えたほうが良かったのかと今整理をしながらそう思った。こんどはそうしてみよう。大島桜は野生種で、伊豆大島に特に多いのでこの名で呼ばれてるそうだ。


太白(タイハク)

 日本では絶滅した品種だそうだ。
イギリスの蒐集家が保存していた木から昭和5年(1930)に接ぎ木養成されたと桜データベースにあった。海外では多く植栽されている品種らしい。


嵐山(アラシヤマ)

 嵐山で検索すると地名が主で桜はヒットしなかった。してみると少ない品種なのだろうか。この種に対する記述は少なく大島桜など何種かの形質が入っているのではないかとしか見当たらない。


衣笠(キヌガサ)

 京都は平野神社境内に原木のある桜と言う。後方の山を衣笠山と呼ぶところからそこを自生地とする説もあるらしい。大島桜の雑種とみられるとのことだ。


白妙(シロタエ)

 原木は荒川堤にあったと言う。雨宿(アマヤドリ)に似ているそうだ、そういえば雨宿という木もあった。雨傘のように開き下に人が入れる樹形だった。そうと知っていれば写真を撮ってくるのだった、そうすれば並べられたのに残念。


染井吉野(ソメイヨシノ)

 桜と言えば全国津々浦々この染井吉野である。江戸末期に江戸染井村の植木屋さんが売り出した品種だそうだ。大島桜と江戸彼岸(エドヒガン)の交種という。こうしてみると元は大島桜というのが割りと多いように感じる。
ただ弱点があって天狗巣病に対する抵抗性がなく、同時に環境の適応性も狭いのが栽培者にとっては積年の課題なのだそうだ。


紅豊(ベニユタカ)

 今回のしんがりはこれ、見るからに華やかな桜である。北海道松前町で交配され昭和36年(1961)に作られた品種だそうだ。桜のニューフェイスなんですね。
日本国花苑では未だ蕾の品種もまだまだ多い。花の盛りが一瞬で終わる桜を東北でも一番遅くまで観られるのはここかも知れない。今回は何やら図鑑めいてしまったが、それならいっそ何年かかけて桜図鑑でもまとめてみようか。


水芭蕉(ミズバショウ)

 子供の頃、何故か水芭蕉は尾瀬にしかないものと思い込んでいた。
日本国花苑の大きな沼の周りには湿地帯があり水芭蕉が咲いている。その外側の山の傾斜地ではゼンマイが盛んに芽を出していた。
ここは、桜見本園ばかりでなくこのような自然と薔薇園・花木の丘などが共存する他に、なべっこ広場・チビッコ広場・野外ステージなどや各種スポーツ施設があって遊びに事欠かない。テニスコートではラケットとボールを無料で貸出している。