鳴子温泉郷

  

 鳴子温泉とその近くを散策してみたいと一月前に宿を予約していた。折悪しく最大級の勢力という台風22号が接近しており鳴子で鉢合せの状況になってきたが、しょうがないやと小雨の中を出発した。


熱帯植物園

 天候も天候だし急ぐわけでもないので、途中何箇所か道の駅を覗きながらのんびりと走り鳴子には着いたものの雨の中じゃ歩くこともならず、熱帯植物園に行くことにした。
ハイビスカスやブーゲンビレアの間を通ってサボテンの部屋に入ると、これは見上げる程の大きなものだった。近くに甲羅が40pもありそうな亀が歩いていたのがご愛嬌でしたね。


案内板

 首都圏を直撃した台風は昨夜の内に太平洋上へ抜けた。とは言え、真黒な厚い雲に覆われ今にも降出しそうな天候ながら風がないのを幸、芭蕉の俳句で知った尿前の関へ寄った。
駐車場の脇に出ている案内板がこれ。デジカメの画質モードを最低の640×480に設定してあり、然も大きな圧縮率であるWeb品質のJPEGで保存したので、この写真は文字を読むにはチト辛い。


食用かなあ?

 案内板の後は林で、脇の立木にこんな茸が沢山ついている。茸は倒木にとばかり思っていたが生きている木にも生えるんだねえ。
ところでこの茸食べられるんだろうか? 笠の縁が妙に垂れ下って何やら妖怪の雰囲気だ。一寸口にする気にはなれないなあ。


出羽街道中山越

 尿前の関の案内板の右脇から急な階段を降りて少し右に進んだ所がここ。昔の街道はこんな感じだったのですかねえ。街道の左側に関所の門構えが見える。
雨に濡れて街道の先は暗く、杉の道具立ても良いしね往時の面影ですかねえ。


関所の門構え

 門構えの正面、ここも中は階段を下がる。奥の右手に関所の復元図、左手に芭蕉の像がある。他には何もない。天気さえ良ければ景色は良いかも知れない。
犬が一匹関守の代役を果しているつもりか、人が来るたびに近寄っては匂いを嗅いでいる。


芭蕉の句碑

 芭蕉の像と句碑。句碑には「蚤虱馬が尿する枕もと」の句、その先にも何か書いてあるがこれは読まず仕舞。時に先の出羽街道中山越の写真で「芭蕉の句碑」の標識が右側にあるがこれは街道を挟んで反対側、駐車場から降りて来る右手の林の中にもあるのだろうか? チイト気になっているところである。
何しろ三百年も前のお人ですからね、この像や石碑もそんなに古いものには見えない、とするともっと古い句碑が何処かに有ってもおかしくはないんだよなあ。


枯草や?

 尿前の関跡という案内標識が門構えのもっと手前にある。それによると街道を横切って更に百メートル程先、整備された石畳の上を歩いて着いた所がこれ。秋明菊が植えられてどうやら民家の敷地内といった感じだ。
街道から離れたここが本当に関所の跡か、とすると先刻の門構えの場所は何なんだ。どうにも位置関係のイメージが湧かない。何てったって三百余年の時空だもんな無理ないや。しかし何だね、兵どもが夢の跡 まさにそんな景色だね。


鳴子峡

 駐車場では誘導員が整理に当り車の出入も多い。早速遊歩道への降口を探すと固く扉を閉ざしている、誘導員に聞くと台風による増水で今日は立入り禁止とのことだ。
止むを得ず売店横の見晴台から眺める。紅葉の頃は見事だろうと思う、遊歩道と渓流はずっと下の方で木の葉に遮られて見えない。


巌と紅葉

 樹木の間に何箇所か大きな巌が見える。近寄って散策道から見る渓流と断崖絶壁の景観はさぞ絶景かと思うが、ここはズームでアップしてみた。
何の木か、巌の上に小さな紅葉があった。


稲 架

 帰りは、岩出山町の「あ・ら・伊達な道の駅」という一寸風変りな名の道の駅で野菜を仕込み、花山村から秋田県の小安峡へと抜けるルートをとった。
途中浅布渓谷入口の近くで、最近ではめっきり見る機会がなくなったこの懐かしい稲架に出合った。浅布渓谷は紅葉の名所らしいがまだ早く、入口も雨でぬかるんでいるので素通り。
花山湖にかかる手前では千葉周作の標識が目に入った、あの剣豪はこの山の中の生れだったんですねえ。棒切れで蛙の頭でも叩いて育ったのかしらん。