六義園と後楽園の桜 (番外編)

  

 せっかくの箱根路は天候に恵まれず、山は深いガスに包まれていた。
初日は温泉でゆっくりとと早々に湯本温泉の宿に入ったものの、露天風呂では雨を避けて体を隅っこに寄せ、小さくなっている始末。
この宿の、旧岩崎家別邸の一万坪の日本庭園というのも満足には散策できず残念至極なことでした。

頼みの翌日は早朝から更にご機嫌斜めの天候、観光は諦め屋根のある所でと、箱根ラリック美術館とポーラ美術館を見てきましたよ。

東京に戻ってから、せめて桜でも見て帰ろうとネットで検索したら、まだ大半は咲き始めで六義園と小石川後楽園の二ヶ所が五分咲きとか、何だか六義園という名の方が有難そうに思えました。

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箱根の帰路

   
 帰路は随分前から予約してもらった展望席、中々ゲット出来ないと聞いたが成るほど最前列の4席だけだもんね。そりゃ申込が殺到しそうだと納得。運転手のような視界で子供なら喜びそうだな、子供じゃなくてもマニアなら垂涎の席なのかも。

走り出して間もなく、外気が冷えていたのかフロントガラスが曇ってしまいました。視線は前方の線路上に伸び、信号機、踏切そしてホームの人の動きを追って、横の景色には行かないものですね。前方は単調で、旅では 後へ後へと飛んで行く〜と言う車窓の景色も捨てがたいな。



六義園の桜

     
   
 箱根から戻ったら嘘のような天気。得てしてこんなもんでしょう。さて、六義園は65歳以上は半額の150円、どうしようかなと迷ったがここは半額にしてもらいましたよ。証明書もいらないんですね、新宿からの片道が浮いちゃった。

幸先良しと内庭大門を入ると先ず枝垂桜。パンフレットの写真と比べると確かに花に隙間が、矢張り五分咲きなんですねえ。それでは他のは? と見回したらありました。白いのが輝いてましたよ。ところがこれ、辛夷なんですねえ。盛りを過ぎて散り出してました、でも綺麗でした。

そしてこの金色の鈴のようなの何て言うんでしょうね?、下に見える黄色の丸いのは山茱萸かな、違うかな。そうそう折角来たんだから庭園の写真も撮らないとね。でもこれは何処をどう撮れば良いのか、持余してしまいましたよ。目で見るだけにしとくに限りますね。



小石川後楽園の桜

     
   
 花見と言うことでは、昨日の六義園では正直物足りない。それで二つ目の五分咲き、小石川後楽園にも行ってみることにしました。六義園は柳沢吉保が造った「和歌の庭」で、小石川後楽園は水戸の頼房公と黄門様の二代掛かりで完成させた中国趣味豊かな庭園なんですってね。お殿様とは住む世界が違うなあ。

こちらの枝垂桜は一回り大きいのかな、一日違うと花数も多くなりますね。咲いている本数も多く、まずまず満足。それにここは色々な種類の花が区画され、2月の梅から11月の紅葉まで、年中楽しめるような設計になっているんですね。それに小さな田圃があって、毎年小学生が田植・稲刈をするなんて驚きでした。

庭は山あり川ありでアップダウンがきつい。階段の上り下りで意外と草臥れました。橋やお堂などもあってね、写真の被写体に不足はないんですが、いや多すぎていきなり出くわしてもどうしようもないですね。なに、シャッターを押しさえすればそりゃ写りますがね、圧倒されちゃってるんでしょうかね。