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スーパーロボット大戦MX


グリグリ動くアニメーション。
これでもか、と言うほどの過剰演出。
『熱さ』を極限まで突き詰めた作品。

毎年思うのですが、よくもまぁここまでの演出が出来ますな。
尊敬します。

さて今回のスパロボですが、


・シナリオ

何時にも増して『お祭り度』が高かったです。
スパロボでシナリオうんぬんは禁句なのですが、今回に限っては勘弁してください。
いくらなんでもエヴァを中心に話を絡めてしまうと、話が分けわからなくなってしまいます。
平たく言うと『電波シナリオ』。
ラーゼフォンの多元とエヴァの補完を合わせてしまった時なんて、膝からガックリ崩れ落ちましたよ?
あと、ゼオライマー関係が殆どイベント戦闘で終わってしまったのが残念。
せめて戦わせてください。


それでもシーン10、最終シーンは大変熱い展開で楽しめました。
残り5話ぐらいですが。
電童最終シナリオとか、劇場版エヴァをちょいと変えた展開(アスカが量産型にやられそう担った瞬間、『待ていぃ!!』)は感動物でした。
嗚呼、ロム兄さん最高。
劇場版ナデシコのその後みたいな展開は、ファンの方々には賛否両論でしょうか。
俺はご都合主義大好き人間なので、大変楽しめました。



・BGM
CONPACTの曲やら、俺の大好きな遥かなる戦い、開場(オンステージ)が流れたりと涙する場面がちらほらと。
反面、キャラクターのBGMは個人的には駄目でした。
マシンロボ・炎がよかった…



・演出
最終話のBGM演出は心震えました。
アニメーションは文句無し。
間違いなく2Dアニメーションの最高峰です。
今回は原作のアニメーションをカットインとして取り込んでいたりと、ファンにはうれしい限り。



・ゲームとして

イベント戦闘的なシナリオが殆どでした。
あっけなく敵が倒れて、シナリオ終了。
だからロム兄さんが助けに来ても、IMPACT程の熱さがありませんでした。
毎回出撃ユニットが15機というのはどうかと。
でもロム兄さんはやっぱり熱いです。



・総評
抽象的になってしまいますが、『熱さ』が足りません。
一言で表すとこうなります。

サクサク進めるのはいいのですが、今回ダメージが大きすぎるので大味になっています。
αの時はいい感じのバランスだったのになぁ・・・
シナリオが個人的に微妙だったので、今作品の評価は低いです。
説得とか、隠しユニットが少なすぎたのも原因か。
それでもやっぱり最後のほうは『スパロボらしさ』が出ているので、購入しても問題ないです。
今回、エステバリス強いし、ドラグナーなんて反則級に強いですよ。
それとパイロット育成とかしてしまうとさらにダメージが増えるので注意が必要です。
支援攻撃を交えると60000越え、簡単にできます。
ラスボス、1ターンで落とせます。


最後に、ロム兄さんはやっぱりカッコイイし熱い方でした。


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