おもしろい話があるので教えてあげましょう。
今度はドラえもんのタケコプター!!


  2000年9月15日 更新  


今明かされる衝撃の事実。
「タケコプターは死を招く!?」

空想科学読本より

ドラえもんが頭につけて飛んでいるタケコプター、これは問題点が多い。。。
第一の問題はプロペラを回転させる反動で、自分が逆回転してしまうことである。
実際のヘリコプターは、尻尾に小型の補助プロペラをつけたり、大型のプロペラを
2基つけたりして逆回転を防いでいるかドラえもんはみんな1基だけのプロペラで
能天気に空を飛んでいる。
だが実際に、体重70kgの人間が、直径2m、重量2kgのプロペラを頭につけて
飛ぶとすると、プロペラの回転数の1.3分の1で自分の体が回転してしまう。
プロペラが1秒に13回転するなら、体は1秒に10回転するのだ。  これでは
とてものんびり空のお散歩というわけにはいかない。
ただし、ドラえもんのタケコプターくらい小さければ、話は違ってくる。
ドラえもんは身長129.3cm、体重129.3kg、頭の直径を60cm、肩幅
を40cmと仮定しプロペラの質量を200gと直径を20cmとすると、体の
回転数は、プロペラの回転数の6000分の1で済。
毎分6000分回転でも、体の方は1分かかって1回転するだけである。
これくらいなら、たぶん支障はなかろう。
しかし、もっと大きな問題は、プロペラの異様な小ささのほうにある。
ヘリコプターの場合、風を吹き降ろしているのは主にプロペラの外側の縁の部分だ
お陰で、機体に当たる風はわずかで済むのだが、ドラえもんの頭のはプロペラより
ずっと大きい、これではプロペラが吹き出す風は、ほとんど頭を直撃し、下に押し
つける役割しか果たさない。脇に漏れてきたわずかな風で体を浮き上がらせるしか
ないのだ.
この風は、全体の10%程度にしかすぎないだろう。
すると、離陸するためにはプロペラの推力は最低でも体重の10倍の1.29tが
必要である。
反作用の大きさは、空気の密度、プロペラの回転面積、風速の2乗、この3項目の
かけ算になる。直径20cmのプロペラで1.3tの推力を出すには、秒速580m
マッハ1.7の風を起こさなければならない。
最高速度で飛んでいるジャンボジェットの機首に縛りつけられたときより、さらに
強烈な風を受けるのだ。
こんなもので飛ぼうとするのは、自殺行為である。回転数が上がっていくにつれて
脳天がキリキリと痛み、鼓膜がペカペと鳴ってたちまち破れ、まぶたは裂け、眼球
は飛び出し、あごは裏返しになり、肺は破裂する。
これでも、まだ離陸できるわけではない、さらに回転数があがって風速が音の速さ
を越えると衝撃波が発生し、頭蓋骨は砕け、皮膚はずたずたになる。ドラえもんの
頭にはひびが入り、みかんをむいたようにめくれ返ってちぎれ飛ぶ。
結局、タマネギの皮をはがす様に人体の各部が吹き飛ばされて、最後にタケコプター
が、わずかに付着した頭皮とともに、いずこともなく飛んでいくのである。

あなたも試してみますか・・・??