おもしろい話があるので教えてあげましょう。
今度はウルトラマンの地球防衛計画!!


  2000年8月14日 更新  


今明かされる衝撃の事実。
「ウルトラマンの体重3万5千tは重いか軽いか!?

空想科学読本より

ウルトラマンの身長は40m、体重3万5000tという設定である。
さて、現在の20代から30代の日本人男性の平均体格は身長が170cm体重は
66kgである。
ウルトラマンの身長は人間の24倍だが、人間が40mの大きさに巨大化した場合
体重は24倍では済まない。
縦も横も厚みも24倍になるのだから、24倍の24倍の24倍で1万3000倍
になるのだ。
66kgの1万3000倍は860t、ウルトラ一族が人間のからだと同じ物質で
できているとするならば、これがウルトラマンの適正体重と言っていいだろう。
ウルトラの兄弟達は、それぞれ身長や体重が微妙に違っている。
同様の計算によって各人の適正体重を算出したのが下の表である。

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   身長  設定体重  適正体重  重量比
ゾフィー 45m 45,000t 1,200t 37倍
ウルトラマン 40m 35,000t 860t 41倍
ウルトラセブン 40m 35,000t 860t 41倍
帰・ウルトラマン 40m 35,000t 860t 41倍
ウルトラマンA 40m 45,000t 860t 53倍
ウルトラマンタロウ 53m 58,000t 2,000t 29倍
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また、ウルトラ兄弟が適正体重の何倍にあたるかを「重量比」としてしめした。

まず驚くのは、重量比だ、ウルトラの兄弟は人間が巨大化したときより、何十倍も
重いのである!!
物質1cm3あたりの重さを密度といい、その物質が何であるかを判断する有力な
材料となる。
鉄の密度は7.86g/cm3、馴染みのある物質のなかで最も重いプラチナの密度
21.4g/cm3、それに続く金の密度は19.3g/cm3である。
人間の密度は水とほぼ同じ1g/cm3だ。
したがって、表の重量比の数値はウルトラ一族の体の密度を表すことになる。
なんと、彼らの体はプラチナや金の2倍前後も重い物質でてきていたのだ。
こんな宇宙人が地上で活動することなどできるのだろうか!?
密度が人間の40倍と言うことは、ウルトラマンを人間の身長にしたとき、体重が
2.7tになるということだ。
人間の足の面積で乗用車2台を支えているような圧力が地面にかかるのである。
また、ウルトラマンの体つきは人間とほとんど変わらないが、これは問題がある。
体重は身長の倍率の3乗で増えていくが、骨や筋肉の強さは断面積によって決まる
ため、身長の倍率の2乗に比例する。
小さな生物をそのまま巨大化すると、体重を支えきれなくなってしまうのだ。
ゾウとネズミを同じ大きさだと考えて比べてみると、ゾウの方が足はずっと太い。
体が大きくなればなるほど、体に対する足の太さの割合は大きくならなければなら
ないのである。
身長が24倍になると、体重は1万3000倍になる。
それを支えるには、足や胴の断面積は1万3000倍、直径はその平方根の110倍
でなければならない、身長は24倍なのに、体の横幅や厚みだけ110倍。
人間を前後左右に4.9倍も膨らませたプロポーションが要求されるのである。
要するにまともな生物がウルトラマンの身長で生きていこうとすると、身長と体の
横幅がほぼ同じの、サイコロ男にならざるを得ないのだ。
こうすれば当然体積も大きくなる為、体の密度はそれほど異常に値にはならない。

なぁ〜るほど、これなら。。。。って、カッコ悪いにも程がある!!

ウルトラの兄弟の間にも、著しい体格の差がある。
タロウの身長は、ウルトラマンの1.3倍だ、身長の1.3倍というのは、非常に
大きな違いだ。
身長2m3cmの曙でさえ、日本人男子平均の1.2倍でしかないのである。
問題は、ウルトラ兄弟で誰が標準なのかということである。
ウルトラマン以下40mの4人が標準体格でタロウが突出しているのか?それとも
逆なのか?ウルトラの国の厚生省白書をぜひ見てみたいところだが、とりあえず、
表の6人の平均身長43mに最も近いゾフィーの身長を標準とし人間の世界の身長
170cmに相当すると仮定しよう。
すると、ウルトラマン以下40m組4人の身長は151cmである。
ち、小さい!
これは、小学6年生男子の平均と同じだ。
それに対して、タロウの身長は200cmにもなる。
曙より3cm低いだけである。
ウルトラマンとタロウが並ぶと、相撲界の長身横綱と小学6年生が並んだのと同じ
印象を与えるはずなのだ。
これだけの差があると弟に対して、相当の威圧感を感じるのではないか?
ウルトラマンは、兄の威厳を保つのに苦労するであろう。

体重のバラつきもかなり大きい。
同じ種族である以上、体の物質が別の物質でできているとは考えられない。
密度が違うのではなく、痩せている太っているというレベルの違いなのであろう。
身長同様ゾフィーの体重が成人男性の平均体重66kgに相当すると仮定しよう。
すると、ウルトラマン以下3人の体重は51kgになる。
小6男子の平均は42kgだから、やや太り気味、フトッチョといった感じだ。
ウルトラマンAの体重はゾフィーと同じだから、当然66kgである。
身長151cmでこれだけの体重があれば、はっきり言って肥満児だ。
これに対して身長2mのタロウは85kgしかない。
曙の204kgは別としても、腕のスジやアバラが目立った、晩年のジャイアント
馬場でさえ、209cmで135kgあった。
2mで85kgと言うのは痩せすぎだ。
どこか悪いんじゃないか、タロウ!?

こうして、ウルトラの国の地球防衛計画大綱が明らかになった。
まず、フトッチョのチビッコ3人組を送り込み、怪獣より強い超獣が出現したと
いうので、肥満児を派遣し、怪獣よりつよい超獣より強い怪獣を倒さねばと言う事
で、ひょろっと背が高いだけの半病人をよこしたというわけだ。
まともなゾフィーは常駐していない。

地球をナメてんのか!!