ラブラブバレンタイン? |
ぴんぽ〜ん☆ 甘粕「………。(無視)」 ぴんぽんぴんぽんぴんぽ〜ん☆ 甘粕「………。(ごろん)」←寝返り ぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽんぴんぽ〜ん☆ 甘粕「…あんのバカ比奈ああぁぁっっ!!(怒)」 ダンダンダンダン☆ ガチャンッ! 甘粕「てっめぇは連射するんじゃねーって散々…」 大吾「おっはよ〜ん♪」 甘粕「…何でお前はそんなに元気なんだ?(脱力)」 大吾「え?メシ食って爆睡してきたから(けろっ)」 甘粕「明け方まで不眠不休で現場でてたのに…バケモノか?」 大吾「ん?甘粕疲れ取れてねーの?鍛え方が足りねーんだな、はっはっは〜♪」 甘粕「お前のフォローで余計動いてるからだ!バカ比奈!!」 大吾「う…それはぁ〜(視線逸らし)」 甘粕「って、玄関先で騒ぐ必要はねーな。さっさと入れ!寒い」 大吾「んじゃ、お邪魔しま〜っす」 すたすたすた… 甘粕「んで?何か用か?」 大吾「何だよぉ…会いに来ちゃ悪ぃのかよぅ(拗ね)」 甘粕「会いにって…朝まで一緒だったろうが」 大吾「それは仕事じゃん!」 甘粕「会いに、ねぇ?それならその袋は何なんだ?(不審)」 大吾「あ、コレ?今日さ、バレンタインじゃん?」 甘粕「あ〜、そういうことな。そこの袋に入ってるから、勝手に食え(指差し)」 大吾「…またいっぱい貰ったんだ(拗ね)」 甘粕「何だよ?ヤキモチ焼いてんのか??(ニヤッ)」 大吾「だーれーがっ!でも甘粕帰ってきてからずっと寝てたんだろ?何でそんないっぱいチョコ貰ってるんだよ?」 甘粕「あ?だって机の上に乗っかってたけど??」 大吾「…甘粕だけズリィ(むっ)」 甘粕「何だよ?お前1個も貰わなかったのか?」 大吾「うるせーよっ!バカ甘!!(逆ギレ)」 甘粕「あっはっはっはっ!悪ぃ悪ぃ。んじゃ、オレは食わねーからそれ片づけちゃっていーぞ」 大吾「うわっ!すっげぇムカツク!!女の子かわいそ〜」 甘粕「だから、朝比奈が持ってきたその袋は何なんだよ?」 大吾「コレ?そうそう。甘粕チョコ作っておれにちょーだいvvv(ニッコリ)」 甘粕「……………………………あ?」 大吾「材料は買ってあったんだ〜♪だからコレでチョコ作っておれにくれ!」 甘粕「ちょっと待て。何でオレがてめぇにチョコ作ってやらなきゃいけねーんだ?(怒)」 大吾「えー?だってやっぱバレンタインには好きな奴からチョコ欲しいじゃん?」 甘粕「……………………………もーいっぺん言ってみろ?」←心拍数1000 大吾「ん?だからチョコが欲しいって」 甘粕「ソコじゃねーっ!何でお前はオレからチョコが欲しいのかだよ!!(ドキドキ)」 大吾「だってよぉ〜、オトコとしてはバレンタインに恋人からチョコ欲しいじゃん?(ケロッ)」 甘粕「…オレだって同じだって、てめぇは考えないのか?」 大吾「へ?そうなの??だって甘粕チョコ嫌いじゃん?(首傾げ)」 甘粕「ソレとコレとじゃ話が別だっ!」 大吾「えっ!?甘粕、おれからチョコ欲しかったの!?(驚)」 甘粕「…オレはてめぇの何なんだ?(睨み)」 大吾「えーっとぉ…同僚?」 ガシッ!! ずるずるずる〜 カラッ☆ 甘粕「オレ疲れてっから、とっとと帰って貰おうか(激怒)」 大吾「わーっわーっ!冗談だってば!窓から帰ったら死ぬっての!!(冷や汗)」 甘粕「安心しろ。ちゃんと消防には連絡してやる」 大吾「うわわっ!コラッ!押すな!!マジで死ぬってば!!あまかすぅ〜!!!(涙目)」 甘粕「あー、レスキューがこ〜んなところで転落死じゃカッコつかねーよなぁ?」 大吾「ゴメンッ!嘘ですっ!甘粕はおれの恋人です〜っっ!!愛してるからやめて〜っっ!!!」 ぽい。 ドサッ! 甘粕「生憎と疲れmaxだから、てめぇの冗談訊き流せる余裕ねーんだよ」 大吾「はぁ…助かった。も、信じらんねーお前!(息切れ)」 甘粕「自業自得だ、バカ(ぷいっ)」 大吾「…甘粕、そんなにおれからチョコ欲しかったの?」 甘粕「普通のオトコなら『恋人』から欲しいだろ?てめえが言ったんじゃねーか(照)」 大吾「うん…だっておれ甘粕から欲しいも〜ん(上目遣い)」 甘粕「うっ…材料って何買ってきたんだ?」 大吾「えーっと、板チョコと何かナッツとか…色々。店にあったの適当に買ってきた」 甘粕「ふーん…結構あるな。んじゃお前も一緒に作ってオレによこせ」 大吾「ええっ!?おれも作んなきゃなんねーの?」 甘粕「…そんなに窓から帰りたいか?(怒)」 大吾「うっそでぇっす…でもおれ、上手く出来ねーと思う…けど?」 甘粕「オレが一緒に作るんだから、食えねーモンは作らせねーって」 大吾「でもさ…そんなチョコでいいの?」 甘粕「そんなチョコって…何がだよ?」 大吾「だってよぉ…どうせ上げるなら甘粕に旨いチョコ上げたいモン(照)」 甘粕「あさひなああぁぁ〜っっ!!」←不穏な空気 大吾「え?ええ??な…んだよ!?(怯え)」 甘粕「チョコは後で作ってやるからっ!な?」 大吾「な?って…うわっ!?何いきなり服脱がし…ちょっ…待て待て!!(赤面)」 甘粕「こんな(?)状態で和やかにチョコなんか作れねーっての!」 大吾「…うわっ!デカッ」←何見てる? 甘粕「つーことで。とりあえずヤラせろ」 大吾「別にいーけど…って、いきなり突っ込む気かっ!?(驚)」 甘粕「ちっ…頑丈なクセに」 大吾「…おれ、今すぐ玄関から帰ろうかな〜(怒)」 甘粕「冗談だって。優しくシテやるから大人しくしろ」 大吾「お前のは冗談に見えねーって(溜息)」 大吾「なー?」 甘粕「あ?何だよ(ゴソゴソ)」 大吾「お前さぁ…すっげぇ疲れてるんじゃなかったっけ?(ゲソッ)」 甘粕「疲れてたけどな〜。適度に動いたら調子良くなったみてぇだな(スッキリ)」 大吾「適度!?アレのドコが適度なんだよーっっ!!(驚)」 甘粕「んー?だっていつもに比べたらソコソコだろ?(ニヤッ)」 大吾「…抜かずの3発でどこがソコソコなんだよ(撃沈)」 甘粕「な〜んだ、朝比奈クンってば鍛え方が足りねーんじゃねーの?」 大吾「てめぇのチン●がバケモノなんだよっ!!(叫)」 甘粕「嬉しいだろ〜、朝比奈♪」 大吾「あー、もぅ動きたくねー…(くたっ)」 甘粕「ざけんな。チョコ作るんだろうが」 大吾「誰のせいだと思ってんだよっ!」 甘粕「何言ってんだぁ?チョコ作ることを考えて我慢してやったじゃねーか」 大吾「がっ…我慢!?アレで??」 甘粕「決まってんだろ?第一お前、動きたくねーだけで動けねー訳じゃないだろうが」 大吾「そりゃぁ…そうだけど。でもっ!おれヤダッつったのに!」 甘粕「…ど〜せ我慢できねークセに」 大吾「もぅっ!バカ甘!あっち行ってチョコ作ってこいっ!!(赤面)」 甘粕「お前も行くんだよ!バカ比奈!」 大吾「知らねー(プイッ)」 甘粕「そうかそうか。そーんなにオレにお姫様ダッコされてキッチンに行きてぇのか。でも朝比奈デカイし重いし途中で落っことすかもしれねーなぁ〜?」 大吾「うわっ!バカ!持ち上げんなよっ!!分かったってっ!!!」 どさっ。 甘粕「だったらさっさとシャワー浴びてこいよ。それとも手伝ってやろうか?(ニヤニヤ)」 大吾「甘粕は来んなよ!お前が付いてきたら、ぜってぇさっさと出れねーから(睨み)」 甘粕「そーんなコト。朝比奈が遊ばなければ早い早い♪」 大吾「おれが、じゃなくて!甘粕がおれで遊ぶんじゃねーかよっ!」 甘粕「朝比奈がいちいち反応しなけりゃいーだろ?」 大吾「もーっ!マジであったまきたっ!!(べしべしっ☆)」 甘粕「イテッ!痛ぇよバカ比奈!!何にもしねーから、さっさと行ってこい!!(避難)」 大吾「ったく…信じらんねーヤツ(ぶつぶつ)」 甘粕「脱衣所に着替え置いといてやるから」 大吾「おぅ…さてと」 ギシッ☆ 大吾「あ…(赤面)」 甘粕「別に零れても拭いとくからかまわねーぞ?(ニヤッ)」 大吾「甘粕のエロオヤジ!!!」 ダンダンダン☆ バタンッ!!! 甘粕「…怒って力入ったからアソコも締まったか?ま、拭く手間省けたけど」←下品 ガサゴソ… 甘粕「んー?これだけあれば結構作れるな」 大吾「チョコなんか溶かして固めりゃいーんだろ?」 甘粕「そんなのだったらそのまま食った方が旨いだろうっ!」 大吾「そうか?んじゃ何作んの?」 甘粕「そうだなぁ…チョコスフレでも作るか」 大吾「ちょこすふれ?どんなのソレ??」 甘粕「チョコのふわっとしたケーキみたいなモンだ。そんなに時間かかんねーしな」 大吾「ふーん。じゃソレがいい♪」 甘粕「ソレがいい♪じゃねー!お前も作るんだよ!(べしっ)」 大吾「いてっ!分かってるってば(ぶつぶつ)」 甘粕「えーっと…チョコはあるし、卵も足りるな。あとは薄力粉も買ってあるし…あ。」 大吾「どうした?」 甘粕「グラニュー糖がねー」 大吾「普通の砂糖じゃダメなの?」 甘粕「ダメ。まぁいいや、そこのコンビニで買ってくるから。その間に朝比奈はチョコをナイフで細かく刻んでおけ」 大吾「細かく刻む…」 甘粕「削るみたいにすりゃぁいーんだよ。いいか?ちゃんとやっておけよ(睨み)」 大吾「わーったよっ!」 バタン☆ 大吾「アイツ…ほーんと細かいよなぁ。えーっと?削ればいーんだよな」 ジャキ☆ ジャキ☆ 大吾「…こんなもんか?ま、いっか」 バタン☆ 甘粕「朝比奈〜、ちゃんとチョコ細かくしたか?」 大吾「おう!こんなもんでいーだろ?(ニコッ)」 甘粕「………。(絶句)」 大吾「あれ?コレじゃダメなの??」 甘粕「お前…買ったチョコ、全部やったのか(呆れ)」 大吾「え?うん。そうだけど?(首傾げ)」 甘粕「このチョコ、確か500g入ってたよな…必要なのは100g弱で良かったんだけどなぁ(頭痛)」 大吾「あ、じゃぁさ!いっぱい作ればいーじゃん!」 甘粕「スフレはできたての熱いヤツを食うからイイんだよ!んなにいっぺんに食えるか!」 大吾「え〜?そうなのか…」 甘粕「…仕方ねーから他にも何か作るか」 大吾「ごめん…」 甘粕「オレも言わなかったからいい。じゃ、オレしまってある型取ってくっから、これだけ残してチョコ溶かしておけよ」 大吾「分かった〜」 すたすたすた… 大吾「チョコを溶かす…溶かすだけならおれだって出来るモンな!」 カチッ☆ 大吾「鍋にチョコ入れて〜っと」 甘粕「あああああぁぁーーーーっっ!!!朝比奈っ!?バカッッ!!!」 大吾「え?なっ…何だよ??」 甘粕「火っ!早く火ぃ止めろ!!(焦り)」 大吾「は?え?何で??」 カチッ☆ 甘粕「はぁー…焦った」 大吾「何だよ甘粕?(首傾げ)」 甘粕「こんのバカッ!チョコを直火で溶かすヤツがあるか!!」 大吾「えー?だって火に掛けないと溶けねーじゃん」 甘粕「そんなことしたら黒コゲになるだろーが!チョコを溶かすのは熱湯を使うんだよ!!」 大吾「熱湯?」 甘粕「あー、もうっ!だからボールにお湯張ってだな、その上に違うボール乗せて、その中で溶かすモンなんだよ…(脱力)」 大吾「んなことおれ訊いてねーもんっ!(拗ね)」 甘粕「分かった…お前一人に作業はさせねーから」 大吾「そんなに呆れることねーじゃん…」 甘粕「じゃあな、とりあえずこのカップで100cc計って、牛乳を鍋で温めてくれ。いいか?絶対沸騰させるんじゃねーぞ?寸前で火を止めるんだ」 大吾「…なんか難しいなぁ」 甘粕「牛乳ぐらい子供だって暖められるっ!!(怒)」 大吾「わっ…分かったって〜」 甘粕「おい、朝比奈。牛乳の方どうだ?」 大吾「んー?何かちっちゃい泡が出てきた〜」 甘粕「んじゃ、火ぃ消せ」 大吾「おう!甘粕は何やってんだ?(ひょい)」 甘粕「あ?卵黄とグラニュー糖混ぜて、粉と合わせてたんだよ」 大吾「ふーん…」 甘粕「おい、その牛乳をコレにちょっとずつ入れろよ」 大吾「ちょっとずつ…」 コポコポコポ… 甘粕「ストップ!…おし、もう1回」 コポコポコポ… 甘粕「んー?あとは全部入れていいぞ」 コポコポコポ〜 甘粕「で、これを火にかけてと。あ、お前は残りの卵白泡立てろよ」 大吾「これ、スイッチ入れて混ぜればいいのか?」 甘粕「おう、つのが立つまでシッカリ泡立てろよ」 大吾「つの…」 甘粕「あー…硬くなるまでやればいい。シャンプーの泡よりは硬めだな(溜息)」 大吾「硬くなればいいんだな?」 甘粕「ああ。そんでさっきのコレ、チョコ入れたの置いておくから、メレンゲできたら3回に分けてサクサク混ぜ合わせるんだ。ぐるぐるやるんじゃねーぞ?そしたらこの容器に出来上がった生地入れろ」 大吾「3回に分けて、サクサクだな?(真剣)」 甘粕「…大丈夫かよ?(不安)」 大吾「大丈夫だってっ!まかせろ!!」 甘粕「んじゃ、オレは残りのチョコでトリュフでも作るから…」 大吾「えーっと?まず白身をコイツで泡立てるんだよな?」 ウイイィィーン〜 大吾「お?面白れ〜!白くなってきた〜♪」 ウイイィィーン〜〜〜 大吾「あ、泡っぽい!これぐらいかな??」 カチ☆ 大吾「んー?こんなもんだよな。で、次は…3回に分けて混ぜると」 甘粕「混ぜ過ぎんなよ〜」 大吾「分かってるって!サクサクだろ?」 甘粕「そうそう、サクサクッとな」 サクッ サクッ サクッ 大吾「こんなカンジだな?で〜後は〜型はっと(きょろ)」 甘粕「コレだよ」 大吾「コレなっ!二つに分ければいーのか?」 甘粕「ああ、二人前だからな」 大吾「でもって、流し込む…と。出来た♪」 甘粕「終わったのか?」 大吾「おう!バッチリ〜」 甘粕「そしたら、オーブン暖めてあるから、そこに入れて、分数は15分に設定しろ。熱いから気をつけて入れろよ?」 大吾「おわっ!あっつ〜。すっげぇ温度だな」 ガタン☆ 大吾「で、15分…っと。おっけ〜出来た♪」 甘粕「んじゃ、休んでねーでこっちも手伝え」 大吾「何作ってんだ?あ!おれコレよく見かける!!デパ地下とかで売ってるよな?」 甘粕「デパ地下…ああ、デメルとか入ってるからな。何お前、デメルのチョコなんか食ったことあんのかよ?」 大吾「え?ある訳ないじゃん。見たことあるだけだよ。でも甘粕が貰ってるチョコの中にもこんなカンジのがあるじゃん」 甘粕「そういえばそっか。ま、オレは食わないからあんま興味ねーけど」 大吾「何その『でめる』って?高いの??」 甘粕「高いみたいだな。ヤロー連中のバレンタイン神話には『デメルのチョコは本命チョコ』ってのがあるぐらいだし」 大吾「えっ!?じゃぁ、甘粕…」 甘粕「だから!ヤローの思いこみだって。オンナもその辺利用してるんだろ?何人に送ってるんだか分かったモンじゃねーし?デメルのチョコ贈るぐらいなんだからお返しもそれなりの物をくれって下心があるんだろ。世の中倍返しは当たり前で、今じゃ3倍返しが平均らしいしな」 大吾「でも甘粕…お返しなんかしてたっけ?」 甘粕「くれとも言ってねーし、本命扱いされても迷惑なだけだろ?毎年適当に飴買って配ってるぐらいだな」 大吾「でも3倍返しなんだろ?」 甘粕「彼女の機嫌取りたいヤツとか、モテねーヤツは金ぐらい注ぎ込まないと相手にされないんだろ?オレは関係ねーし」 大吾「…そんなもんか?(首傾げ)」 甘粕「そんなもんだろ?本命に気持ち伝われば十分じゃねーか(じぃ…)」 大吾「あ?あ…えっと…(照)」 甘粕「ま、ホワイトデーは期待してろよ?キッチリ3倍返ししてやるから…身体で(ニヤッ)」 大吾「そんなモン3倍になんかしなくていいっ!!(赤面)」 甘粕「おっと、チョコが固まっちまう。おい、朝比奈!そのフォークでチョコの玉刺して、チョコを周りにつけろ」 大吾「…な〜んか人使い荒いよなぁ(ブツブツ)」 甘粕「めーいっぱい食うのはてめぇだろーが!」 大吾「そーだけどぉ〜」 甘粕「あ、そうそう。モチロンオレもお前からの3倍返し楽しみにしてるからな?(ニヤニヤ)」 大吾「あっ!きったねーっっ!!」 甘粕「何がだよ?」 大吾「だってそれじゃ結局甘粕がすっげーイイ思いするってことじゃないかよ!!」 甘粕「…珍しく気づいたか」 大吾「ずりぃ〜!!」 甘粕「何がずりぃだ!お前だって気持ちよ〜っくなれるだろ?」 大吾「きもっ…(真っ赤)」 甘粕「だったらいーじゃねーか」 大吾「…何で身体にばっかいくんだよぅ(睨み)」 甘粕「ん?お返し考えるのに頭悩ませなくていいだろ?それに一番欲しいの朝比奈だし」 大吾「なっ…は…恥ずかしいヤツッッ!!!」 甘粕「今更テレるようなことかよ?ま、新鮮でいーけど〜?」 大吾「うっさい!甘粕のバカッ!エロオヤジ!!」 ピピピピピ… 甘粕「お?オーブン出来たみたいだな。朝比奈、開けて見ろよ」 大吾「もぅ…誤魔化しやがって(拗ね)」 ガタン☆ 大吾「………。(汗)」 甘粕「おい、何オーブンの前で固まってんだよ?」 大吾「甘粕ぅ…」 甘粕「あ?どうした??」 大吾「何か…ナゾの物体が出来てる〜」 甘粕「はぁ!?」 大吾「何か…白と茶色のドロドロしたモンから泡が出て黒い煙が(脂汗)」 甘粕「ちょっと、どけっ!」 ガタッ! 大吾「スフレってこんななの?」 甘粕「こんなナゾの物体の訳ねーだろっ!あ〜っ!全っ然生地混ざってねー!!(叫)」 大吾「だっ…だって!サクサクでいーんだろ?」 甘粕「サクサクッと混ぜ合わせるっつーことだろーが。混ぜなきゃ意味ねーよ(脱力)」 大吾「…失敗?」 甘粕「見りゃ分かんだろーが…」 大吾「でもでもっ!おれ初めて一生懸命作ったのにっ!」 甘粕「だからって食えなきゃしょーがねーだろ?」 大吾「折角…甘粕に食って貰おうと思って…(しゅん)」 甘粕「朝比奈ぁ〜(頭痛)」 大吾「おれ…言われたとおりやったもん」 甘粕「あー…ちゃんと見てなかったオレが悪かったよ(溜息)」 大吾「コレ…捨てんの?」 甘粕「これじゃぁ、使いようがねーからな」 大吾「ここまで作ったのに…(じわじわ〜)」 甘粕「ばっ…ばかっ!何泣いてんだよ!?(焦)」 大吾「だって折角おれ作ったのに、甘粕ゴミにするって言うから…甘粕がチョコ欲しいって言うからおれ…うっく…」 甘粕「あ゛ーっっ!分かった!分かったって!!食うよ、食いますっ!!(ヤケ)」 大吾「そんなっ!イヤな言い方すんなら食わなくったっていいっ!!(逆ギレ)」 甘粕「何だよっ!食うって言ってんだろっ!」 大吾「どうせ失敗だしっ!おれなんか今までお前が付き合ってきたオンナみたいに上手くなんか出来ねーよっ!!」 甘粕「んなこと一っ言も言ってねーだろっ!!」 大吾「だってこれぐらい出来て当たり前だと思ってんじゃんっ!そういうオンナと付き合ってたってコトだろっ!!」 甘粕「…ちっ、ヘンなトコで勘がいいな(ぼそっ)」 大吾「何コソコソ言ってんだ!?ハッキリ言えばいーだろっ!!どうせおれなんかっ…」 ぎゅっ。 甘粕「朝比奈…ちょっと落ち着け(ポンポン)」←飴と鞭(笑) 大吾「甘粕ぅ…」 甘粕「お前に料理の腕なんか期待してねーっての」 大吾「だってさ…」 甘粕「じゃぁ、何か?お前はオレが料理出来るから付き合ってるとでも言うのかよ?」 大吾「…んな訳ねーじゃん」 甘粕「そーいうこと。まぁ、確かに好きなヤツからの手作りって嬉しいけどさ。それだってお前が居なきゃ意味ねーだろ?」 大吾「甘粕…ごめん」 甘粕「まぁ、でも折角だから一口でも食うか」 大吾「えっ!?いいよ…マズイの分かってるし…何か腹壊しそうだし」 甘粕「一口ぐれぇじゃ壊れねーよ(苦笑)」 大吾「でも…」 甘粕「折角朝比奈がオレの為に作ったんだからな(ニヤッ)」 大吾「もぅ…揚げ足取んなよっ!(赤面)」 甘粕「それに、こっちのトリュフもあるしな」 大吾「そっちだけでいーよ」 甘粕「だってコレは朝比奈作ってないだろ?」 大吾「でも…いいの?(上目遣い)」 甘粕「ま、一口だしな。1個取ってくれよ」 大吾「はい…」 甘粕「うわっ…何かチョコの匂いしねーな(汗)」 大吾「だからムリしない方が…」 甘粕「…何かネバッてるし」←もう後悔 大吾「糸引いてるな(汗)」 甘粕「くっ…食うぞ?」 大吾「おうっ!」 ぱく。 甘粕「………。」 大吾「甘粕?」 甘粕「………。」 大吾「おいっ!甘粕!?」 ごくん。 甘粕「朝比奈…水…くれ…(脂汗)」 大吾「う…うんっ!」 ゴクゴクゴクゴク… 甘粕「はぁ…(脱力)」 大吾「甘粕、大丈夫か?」 甘粕「いや…すっげー味!今まであんな凶器みてぇなマズイの食ったことねー」 大吾「…ごめん」 甘粕「ま、悪ぃと思ってるんなら埋め合わせしてくれるんだろ?(ニヤリ)」 大吾「へ?」 甘粕「何ヤッてもらおっかなぁー?ベッドの上で(ニヤニヤ)」 大吾「なっ!?何言ってんだよっ!!(真っ赤)」 甘粕「すっげーオレ頑張って食ったんだから、朝比奈にも頑張って喰ってもらわねーとなぁ?オレのコレ」 大吾「甘粕のエロオヤジッッ!!(絶叫)」 翌日。 大吾「あ、もしもし?朝比奈ですけど〜。神田…あ、隊長来てる?あ、神田さん、朝比奈っす。今甘粕んち来てるんですけどぉ〜何か甘粕、具合が悪いみてぇで……あ、はい。そうです、ちょっと本人これから病院行くって…はい、お願いします」 ガチャ☆ 大吾「甘粕…休んでいいって(困)」 甘粕「…………おぅ」 |