小ザルの夏休み(7)

八戒「はぁ…いい眺めですね、ココ」
悟空「うんっ!すっげーよな。この下さぁ崖でメチャクチャ高いし(もぐもぐ)」
八戒「ちょっと三蔵…食事してる時まで新聞読まなくても(呆れ)」
三蔵「あー?(眉顰め)」
八戒「だって折角の食事、冷めちゃいますよ〜?」
三蔵「…お前らに俺のコトどうこう言えんのか?あぁ!?(怒)」
八戒「はい?何がですか??はい、悟浄あ〜んvvv」
悟浄「あー(パクッ)」
八戒「おいしいですか?(ニッコリ)」
悟浄「ん、旨い。八戒コレ食う?」
八戒「あ、頂きますぅ〜♪」
悟浄「そんじゃ、あ〜ん」
八戒「あ〜んvvvん?プリプリして美味しいですね〜このお魚(もぐもぐ)」
悟浄「だろ?やっぱ魚は海の近くで食うに限るよな〜♪」
八戒「そうですね(ニコニコ)」
三蔵「おい…お前ら。恥ずかしくねーのか?(睨み)」
悟浄「あ?何がだよ??」
八戒「普通に食事してるだけなのに?」
三蔵「普通じゃねーだろーがっ!!」
悟空「はい、三蔵あ〜ん♪」
三蔵「………。」
悟空「あれ?三蔵エビ嫌いだっけ??」
三蔵「………。(パクッ)」
悟空「おいしい?(首傾げ)」
三蔵「…まぁまぁだな(もぐもぐ)」←微妙に赤面
八戒「普通ですよね?」←確信犯
悟浄「寝不足で気ぃ立ってるだけじゃねーの?(もぐもぐ)」←麻痺(笑)
八戒「悟空デザートはどうしますか?」
悟空「食べる〜♪」
八戒「三蔵も食べますよね?悟浄はどうします?」
悟浄「俺はコーヒーだけでいい」
八戒「ふむ。じゃぁ7人前ですかね」
悟浄「なっ7人前!?」
八戒「え?だって悟空は5人前ぐらい食べますよね?」
悟空「うんっ!あ、俺色んなの食いたぁ〜い♪」
八戒「三蔵はあんこがいいんですよね?あんみつと冷やし栗ぜんざいどちらがいいですか?」
三蔵「…ぜんざい」
八戒「ぜんざいですね。僕はどうしようかなぁ…あ、この柚シャーベットが美味しそう」
悟浄「マジで三蔵ってあんこ好きなんだ…」
三蔵「文句あんのか?(ジロッ)」
悟浄「いんやぁ〜?基本的に酒飲みって辛党だからさ。ちょっと意外なだけ(肩竦め)」
八戒「僕だってお酒飲みますよ〜?」
悟浄「いや、八戒のはあればあるだけ飲むってヤツで、酒飲みとは違うだろ」
八戒「そんなもんですかね?」
悟浄「そんなもんだろ。ほい、あ〜ん(ポイッ)」
八戒「あ〜ん。あんまり僕ばかり食べてると、悟浄の分無くなっちゃいますよ(苦笑)」
悟浄「ん?俺結構食ったぞ?目の前でバカ猿がガツガツ食ってるから目立たないだけ〜」
悟空「猿ってゆーなっ!!」
三蔵「口に入れたまま喚くなっ!デザート頼まねーぞ!!」
悟空「うぅ…(もぐもぐ)」
八戒「食事済んだら、下の階にお土産売り場ありましたから行きましょうね(ニッコリ)」
悟浄「あっ!さっきチョロッと見たけど、地酒とか売ってたよな♪(ワクワク)」
八戒「悟浄はやっぱりお酒なんですねぇ」
悟浄「うっ…いいじゃねーかよぉ(拗ね)」
八戒「まぁ、僕も飲んでみたいですから」
悟浄「んじゃ、何本か買ってこ?(首傾げ)」
八戒「……………そうですね」
三蔵「八戒、鼻血。メシに垂れるぞ(呆れ)」
八戒「おや?いつの間に」
悟浄「もーっ!恥ずかしいヤツだなぁ!ほらっ!(ふきふき)」
八戒「すみませんねぇ〜あははは♪」
三蔵「お前、身体がおかしいんじゃねーか(溜息)」
八戒「え?特に具合は悪くないですけど??」
三蔵「散ざっぱらヤリまくったクセに、こんなバカ面眺めて鼻血噴いてりゃ充分異常だ。医者行け」
悟浄「バカ面とはなんだっ!(憤慨)」
八戒「そうですよっ!バカな子ほど可愛いって言うでしょうっ!!(力説)」
悟浄「八戒…それ全然フォローになってねーから(ガックリ)」
八戒「え?あれ??僕はいかに悟浄が可愛らしいかをですね〜」
悟浄「もーいいっつーのっ!!(赤面)」
悟空「さんぞ…長くなりそうだからデザート頼んでもいい?」
三蔵「…そうしろ(頭痛)」



たったったっ。

悟空「さんぞっ!アレ食ってきてもいい!?」
三蔵「ったく…勝手に先に行くんじゃねーっ!!(怒)」
八戒「あー…何かいっぱいありますね〜」
悟浄「へぇ?やっぱいちお観光地だからじゃね?」
八戒「そうですね。あ、酒場の方々のお土産、どうします?」
悟浄「ん?八戒適当に選んでくれよ」
八戒「適当にって…」
悟浄「俺あっちの棚見てくっから〜♪酒酒〜vvv」
八戒「あっ!ちょっと悟浄!?もぅ〜」
悟空「コレ旨いっ!さんぞ買って!!この饅頭!!」
三蔵「あーっ!うるせーっ!!分かったから騒ぐんじゃねーよっ!!!」
八戒「…何だか楽しそうですねぇ。先に酒場の方のお菓子選んじゃいましょうかね」
悟浄「八戒ぃ〜!!」
八戒「あ、悟浄。お菓子これぐらいで足りますか?」
悟浄「ん?そんだけあれば充分だよ。それより、酒すっげぇいっぱいあってさ〜」
八戒「…ちょっと悟浄。何本買えば気が済むんですかっ!!そんなにいっぱいはダメです!」
悟浄「えぇ〜?何でだよぉ〜、いいじゃんっ!」
八戒「ダメですっ!買うのは3本までっ!選んで残りは戻してらっしゃい」
悟浄「5本がいい…ダメ?(上目遣い)」
八戒「…4本だけですからね」
悟浄「やりっ!うぅ〜ん…どれにすっかなぁ〜(真剣)」
悟空「八戒ぃっ!見て見て〜三蔵に買って貰ったvvv」
八戒「よかったですねぇ(ニッコリ)」
三蔵「…コレ買う(ひょい)」
悟浄「あーっ!何すんだよ!俺が持ってきたんだぞーっ!!」
三蔵「また取ってくりゃいーだろ、愚図」
悟浄「何だとぉっ!この生臭坊主!!(憤慨)」
八戒「もぅ、三蔵も悟浄もやめてくださいよ。二人とも大人げない。ほら、悟浄も早く選んで。三蔵もお会計してきたらどうです?」
悟空「さんぞー、ソフトクリーム買って〜」
三蔵「お前…まだ食う気か?(溜息)」
悟空「いちごソフトが食いたい〜なーなー」
三蔵「分かったから引っ張るなっ!コレ会計してからだ」
悟空「うわ〜い♪」
八戒「…悟空、お腹壊さないようにしてくださいよ〜」
悟浄「よしっ!コレにする!!」
八戒「決まりましたか?」
悟浄「おうっ!」
八戒「じゃぁ、残りは戻してきてくださいね。僕あっちにいますから」
悟浄「分かった〜」
八戒「う〜ん…やっぱり海の思い出だから海らしい物がいいかな?」
悟浄「八戒、何か買うの?」
八戒「ええ。昨夜言いましたでしょ?悟浄と一緒に何か思い出になるような物が欲しいって」
悟浄「あ、そっか(コクコク)」
八戒「それでですね、コレなんかどうでしょう?(ピラッ)」
悟浄「…いや、今時そんなペナント買うヤツなんかいねーだろ?(汗)」
八戒「そうですか?それじゃ、コレなんかは?」
悟浄「…貝殻人形の置物なんかどーすんだよ?(呆れ)」
八戒「あれ?悟浄気に入りませんか?困ったなぁ…じゃぁ、やっぱりキーホルダーですかね?」
悟浄「いや、どこがやっぱりなんだよっ!つーか、お前ソレわざと!?」
八戒「え?わざとって…何がです??(きょとん)」
悟浄「…マジな訳?(脂汗)」
八戒「何か僕ヘンですか?」
悟浄「ヘンに決まってんだろっ!お前ことごとくお土産に貰っても困る物ベスト3ばっか選びやがって!!」
八戒「ええ!?僕嬉しいですけど…」
悟浄「嬉しいって…頼むからもうちょっと気の利いたモノにしよ?(脱力)」
八戒「気の利いたモノ…ですか?あっ!!」
悟浄「何かあったか〜?」
八戒「コレなんかどうです?悟浄にピッタリでしょ♪ホラ、このボールペン。逆さにすると女性が裸になるんですよ〜」
悟浄「オッサンのハワイ土産じゃねーんだから、嬉々としてひっくり返すなっ!!」
八戒「あれ?お気に召しませんか??」
悟浄「その前に、お前そんなもん買って嬉しいの?」
八戒「悟浄とお揃いなら嬉しいですvvv」
悟浄「もういい。俺が選ぶっ!八戒は横で見てろっ!!」
八戒「そうですか〜?」
悟浄「んー…何がいいかなぁ(キョロキョロ)」
八戒「あれは何でしょう?悟浄、ごじょ〜っ!!(グイグイ)」
悟浄「あぁ〜?何だよ??」
八戒「あそこっ!何か楽しそうなアミューズメントがありますよっ!」
悟浄「アミューズメント?何だそりゃ??」
八戒「行ってみましょうよっ!!」
悟浄「って…おいっ!土産どーすんだよっ!?」
八戒「あっちでも売ってますよ、きっと!!」
悟浄「あ〜もぉ〜何だよ〜!」
八戒「ほらっ!何だか楽しそうですよ!…何かの展示でもしてるんですかね?外観は怪しげですけど。ホラーアトラクションでもあるんでしょうか?(首傾げ)」
悟浄「アトラクションって…秘宝館じゃねーかっ!バカッ!!」
八戒「秘宝館?宝物の展示でもしてるんですか?」
悟浄「……………え?」
八戒「あれ?違うんですか?だって秘宝なんでしょ?宝石とか展示してるんじゃないんですか??」
悟浄「お前、マジで知らねーの?」
八戒「は?マジでって…何が??」
悟浄「へぇ〜そっかそっか!そんじゃ入ってみっかー?社会勉強の為に♪」
八戒「はい?社会勉強??」
悟浄「いーからいーからっ!行きたいんだろ?(にやにや)」
八戒「はぁ…(ズルズル)」



八戒「博物館…にしては結構庶民的というか」
悟浄「んな立派なモンじゃねーっつーの。どー見たって汚ねーし怪しいだろ」
八戒「何か色合いが凄いですね〜外観がピンクと紫」
悟浄「…止めるなら今のうちだぞ?」
八戒「でも秘宝が展示してあるんですよね?(きょとん)」
悟浄「まぁ、ある意味お宝って言っちゃ〜お宝には違いねーけど」
八戒「それじゃ入りましょうよ。えーっと入場料…え?2500円もするんですかっ!高いっ!(驚愕)」
悟浄「こーいうのは高ぇんだよ。大して人来ねーし、でも維持費はそれなりに掛かる…いや、大した維持もしてねーか」
八戒「もぅ…痛い出費ですね。でも仕方ないですか…僕が見たいって言ったんですし(ゴソゴソ)」
悟浄「俺は中で売ってる土産物の方が興味あるけど〜(ニヤッ)」
八戒「お土産…ですか?秘宝のパンフとかポストカードとか?」
悟浄「ぷっ!秘宝のポストカード…っ…ぶはっ!(爆笑)」
八戒「…何そんなに笑ってるんですか?よく美術館とか行くと売ってるじゃないですか」
悟浄「アッハッハッ!俺そ〜んな高尚な場所行ったことねーもん。でもマジでポストカードなんかあったら酒場のお姉ちゃん達に土産で買うけどっ!(悶)」
八戒「…ヘンな人ですねぇ。そんなおかしなコトなんか言ってないのに」
悟浄「まぁまぁ。早く入ろうぜ。あ、お姉さん2枚ね」
八戒「悟浄ってば調子いいんだから(溜息)」
悟浄「ほら、行こ行こ♪ほい、チケット八戒の分(ペラッ)」
八戒「はぁ…すみません。ん?何ですか、この『馬の交尾ショー』って??」
悟浄「馬の交尾してるとこが見れるんだろ」
八戒「それぐらい分かりますよっ!そうじゃなくって…何でこんなモノをショーでやるんですか?秘宝館で??」
悟浄「秘宝館名物だろ?馬のデッカイナニなんて早々拝めねーし」
八戒「そうですか?僕しょっちゅう見てましたけど」
悟浄「…何で?はっ!まさか八戒、獣姦萌えっ!?」
八戒「やだな〜悟浄ってば!」

ガツッッ!

悟浄「ぐはっ!(吐血)」
八戒「何馬鹿なこと勘ぐってるんですか。僕は馬のお尻になんか興味ありませんよ(しれ)」
悟浄「いや、だから…何でケツ?」
八戒「あっ!ヤダッ!間違えちゃいました〜あははは♪」

バッシーーーンッッ!

悟浄「ぶふっ!(鼻血)」
八戒「あー、恥ずかしかった。もぅ悟浄の可愛らしいお尻を想像したらついつい(のの字)」
悟浄「馬並みに締まったケツって解釈しとく(ダラダラ)」←流血
八戒「あー、ほらほら。そんな血塗れで男前が台無しですよ〜(ゴシゴシ)」
悟浄「誰がやったんだよ…(溜息)」
八戒「とりあえずお金払っちゃったんで入りましょうよ、ね?」
悟浄「話のネタにはイイかもしんねーけどなぁ〜」

スタスタスタ…

八戒「…悟浄?このズラーっと並んだホルマリン漬けの瓶は何でしょうか?(首傾げ)」
悟浄「あ?標本だろ。書いてあるじゃん。あっちは馬のナニで、そっちのはオットセイのナニ。んでもってこっちは虎のナニで〜(指差し)」
八戒「待って下さい。何でそんな動物の性器ばっかり保存して飾ってあるんです?」
悟浄「だってお宝だし(きっぱり)」
八戒「お宝…ああっ!漢方では貴重でお高いですよね!成る程〜そういうことですか♪(ぽむっ☆)」
悟浄「…何で気づかねーよ(呆れ)」
八戒「それにしても凄いなぁ…あっ、悟浄!アレなんか50cmぐらいありますよっ!」
悟浄「何か嬉しそうだな八戒…」
八戒「アレぐらいあった方が嬉しいですか?」
悟浄「あ?デカイのがイイつったって、あんなモンぶら下げてたらジーンズに収まんねーだろ?」
八戒「いえ、そうじゃなくて。やっぱりアレぐらいの挿れられたほうが、悟浄は悦ぶのかなーって」
悟浄「やっぱりってなんだーっ!?(怯え)」
八戒「あっはっはっ。何逃げてるんですか?いくら僕でもあそこまでは勃ちませんってば♪」
悟浄「勃ったらバケモノだっ!」
八戒「あ。でもぉ〜(思案)」
悟浄「な…何だよ?」
八戒「いえね?やったことはないんですが、カフス取った状態で勃っちゃったら…」
悟浄「…お願いだからしないで下さい(涙目)」
八戒「遠慮しなくてもいいのに〜」
悟浄「俺のケツ壊す気かっ!!」
八戒「んー壊れちゃったら僕が困りますから、今のところは止めておきましょう」
悟浄「将来もいらねーっっ!!」
八戒「ほらほら、一人で騒いでないで。先に行きましょうよ(グイグイ)」

スタスタスタ

悟浄「うわー、ありがち。つーか、ちゃちいっ!」
八戒「…何ですか?この人形。カメを跨いだ女性なんて意味あるんですか??」
悟浄「ソコのスイッチ押してみ?」
八戒「え?コレですか?」

ポチ☆

悟浄「おいおい…塗装も剥げかけてるじゃん」
八戒「この女性、下着穿いてませんけど?(首傾げ)」
悟浄「だってカメがオトコのアレを意味してて、女がすっぽんぽん。ということだし」
八戒「ソレが何か?」
悟浄「だーかーらっ!八戒お前さ…まだ分かんねーの?」
八戒「は?」
悟浄「秘宝館ってのは、所謂エロ資料館。セックスを連想させる展示をしてあるモンなのっ!」
八戒「えー?それならカメは女性のアソコに入って無いじゃないですか〜っ!(力説)」
悟浄「お前…何期待してんの?(頭痛)」
八戒「だってセックスなんでしょ?」
悟浄「だから連想できるモノだろ?カメの頭はナニだし」
八戒「………ああっ!だからさっきの通路には動物の性器がいっぱい展示されてたんですねっ!」
悟浄「気付くのおせーよ…バカ(脱力)」
八戒「ふ〜ん…成る程ねぇ。でも、こんなので興奮するんですか?」
悟浄「しねーだろ。要は枯れたオッサンたちがオンナ連れてきて『いや〜んv』とか言わせて悦びたいだけだろ」
八戒「…そんなコトして楽しいんですかねぇ」
悟浄「オッサンは娯楽が少ねーから」
八戒「ふーん。悟浄、あっちにゲームみたいのがありますけど?」
悟浄「あぁ…アレね。ま、折角入ったんだから覗いてみれば?うわっ!300円も取るのかよ!ぼったくりじゃん!!」
八戒「何かそう言われると見る気無くなるんですけどぉ」
悟浄「まぁまぁ。話のネタに見ろって(ニヤニヤ)」
八戒「…そうですか?」

チャリン…チャリンチャリン

八戒「………。」
悟浄「どーよ?ん?」
八戒「何ですかコレ?素人コントのような春画もどきは(呆然)」
悟浄「アッチにはロボットだって言い張ってる人形が青姦再現してるけど?」
八戒「…もういいです(脱力)」
悟浄「何だよ〜八戒が入りたがったんじゃん。金払った分だけ楽しめよ」
八戒「悟浄ぉ…知ってたなら最初に言って下さいよっ!もしかしてこの後もこんなモノばっかりなんですか?」
悟浄「チケットに4時から馬の交尾ショーやるって書いてあっけど?」
八戒「そんなもの、子供の時に何度も見たことあるからいいです」
悟浄「子供の時に獣姦プレイッ!?」

バキッ!!

八戒「…殴りますよ、悟浄」
悟浄「殴ってからゆーなっ!!」
八戒「育った孤児院の近くに牧場があって、奉仕活動で手伝いに駆り出されることがあったんですよ」
悟浄「ふーん」
八戒「ま、生きた性教育ですよねvvv」
悟浄「馬参考にすんなよ」
八戒「もう展示物はいいです。えーっとこの先に売店があるんですか?」
悟浄「そうそう。まぁ土産物は結構普通だから安心しろよ♪」
八戒「…何か怪しいですねぇ(不審)」

スタスタスタ…ぴたっ☆

悟浄「お?ココだけは気合い入ってんじゃん♪」
八戒「こ…これはっ!?」
悟浄「オ・ト・ナのオモチャの売店〜」
八戒「スゴイですねっ!(キラキラ☆)」
悟浄「八戒さん?何だかやけに瞳が輝いてるんですけどぉ(脂汗)」
八戒「うわぁ〜悟浄悟浄っ!バイブの種類いっぱいありますよっ!」
悟浄「…ちょっと落ち着け」
八戒「あ、悟浄も好きなヤツ選んでイイですよ〜♪あ、但し5本までです」
悟浄「別に俺買ってかねーけど?」
八戒「何言ってんですか?使うのは悟浄なんだから、咥えてみたいの選んでくださいvvv」
悟浄「俺にかーっ!?何でっ!?(真っ赤)」
八戒「え?悟浄もそろそろ新しいの欲しいと思いまして。どれがいいですか〜?あ、コレなんかどうです?ハムスターですよ〜vvv」
悟浄「いらねーっ!!(喚き)」
八戒「もぅ…悟浄ってば選り好み激しいんだから。じゃぁ、僕が選んじゃいますからね〜(ウキウキ)」
悟浄「結局買うのかよぉ…(頭抱え)」
八戒「あっ!コレもスゴイですねっ!あ、こっちもっvvv」
悟浄「…俺、外で一服してっから」
八戒「迷子にならないで下さいよ〜」
悟浄「こんなでっけぇガキが居るかっ!って、聞いてねーし…はぁ(項垂れ)」



八戒「悟浄ぉ〜?ごーじょーおーっ!!(叫)」
悟浄「あー?何だよ。買い終わったのか…って、何だそりゃっ!?」
八戒「買い過ぎちゃって僕だけじゃ持てないんですぅ〜手伝って下さぁ〜い」
悟浄「お前…そんなでっけぇ紙袋4つも…何買ったんだよ(呆れ)」
八戒「え?色々ですよ、色々。もー、コレで毎日使ったって1ヶ月はローテーション組めますよっ!(奮)」
悟浄「毎日俺に使う気かあああぁぁっっ!!」
八戒「だって毎日同じの使ってちゃ、悟浄も飽きちゃうでしょ?(首傾げ)」
悟浄「だからっ!何で毎日…毎日って…うううぅぅ〜!(唸り)」
八戒「そんなに心配しなくても大丈夫ですよっ!全部一通り使ったら新しいの買って上げますからねっ♪(ニッコリ)」
悟浄「ソッチの心配じゃねーよっ!!(真っ赤)」
八戒「またまた…僕と悟浄の間で遠慮なんか必要ありませんよ」
悟浄「だからっ!…いい。もういいです(ガックリ)」
八戒「あ、オモチャだけじゃなくって他にも色々あったんですよ?悟空のおやつも買ってきました」

ズイッ!

悟浄「おやつって…子宝飴じゃん(呆れ)」
八戒「う〜ん?悟浄より大きいですかね?」
悟浄「勃起時は俺の方がデカイ!」
八戒「え〜?またまたぁ(ぷっ=3)」
悟浄「…すっげぇムカつく(怒)」
八戒「悟空は絶対お腹空いたって騒ぐと思いまして。こんなに大きな飴ですから、帰りの車の中で食べて貰おうかと」
悟浄「ぜってぇ騒ぐと思うけど…子宝飴はどーよ?マズイんじゃねーのぉ?」
八戒「え?何でですか??1本じゃ足りないと思って、ちゃんと5本買いましたよ?」
悟浄「…5本もしゃぶるのかい。三蔵サマ大丈夫かねぇ(ニヤニヤ)」
八戒「はい?三蔵がどうかしたんですか」
悟浄「マジで言ってるなら、お前って相当天然か恐いモノ知らず…どっちもか(溜息)」
八戒「もぅっ!さっきから自分だけで勝手に納得してっ!僕にも分かるように言って下さいよ〜(拗ね)」
悟浄「あー、分かんねーならいいって」
八戒「何か気になるなぁ」
悟浄「何でもねーって。俺の気の回しすぎ…に、なりゃいーけどな(ボソッ)」
八戒「はい?何か言いました??」
悟浄「いんや〜?べっつに〜。もう買い物済んだんだろ?戻ろーぜ。三蔵もイライラしてるだろうし」
八戒「三蔵…あぁっ!そうでした!!悟空だけに買って三蔵に何も買わないと拗ねちゃいますよねっ!僕としたことが〜(ぽむっ)」
悟浄「は?ま…まさか。三蔵にも子宝飴買う気かよっ!?(顔面蒼白)」
八戒「え?悟浄は飴がいいと思います?」
悟浄「いやっ!全然っ!それだけは止めた方がいいって!!」
八戒「そうですか?それじゃ何にしましょうね〜?(思案)」
悟浄「も…何も買わない方がいいって」
八戒「そう言えば…お店のショーケースに女性のカタチした浮き袋が売ってましたね。でも三蔵ごときに上げるのは高すぎるし」
悟浄「…ごときって。つーか、アレ浮き袋じゃねーよっ!バカッ!!(べしっ☆)」
八戒「痛っ!何でぶつんですかぁ?だってビニールっぽかったし、空気で膨らんで飾ってありましたよ?海が近いんだから変わった浮き袋売ってても可笑しくはないですよ」
悟浄「アレ持って海に浮かんでる方が可笑しいからっ!」
八戒「えー?浮き袋じゃなければ…部屋に飾るんですか?それにしては全然可愛くないですけど?」
悟浄「飾るのはもっとヤバイって!だからアレはだな?何で俺がこんな説明しなきゃなんねーの。あぁっ!もうっ!買わねーなら関係ナシッ!三蔵には何も買わなくていい…って、あれ?八戒??(キョロキョロ)」
八戒「悟浄っ!イイモノ見つけました〜。コッチコッチ♪」
悟浄「…いつの間に。あー?何だよソレ??」
八戒「ガチャポンですよっ!」
悟浄「んなのガキが欲しがるモンじゃねーか」
八戒「えー?コレは子供は出来ませんよ〜フッフッフッ(怪しい)」

ゾクゾクッ!(寒気)

悟浄「な…何ヘンな笑いしてんだよ?」
八戒「コレをいくつか三蔵に買っていきましょうっ!さてと〜何が出ますかね〜♪」
悟浄「…何が入ってんの?」

チャリン。
グルン。
カコーン…

八戒「何かな〜?」

パコッ☆

八戒「あ、ちっちゃなローターが出ましたよっ!」
悟浄「ーーーーーっっ!?」
八戒「どんどんやりましょうねっ!はい、悟浄コレ持ってて下さい」
悟浄「お…おい?八戒??(慌て)」

チャリン。
グルン。
カコーン…

八戒「今度は何でしょう?」

パコッ☆

八戒「ん?ゴムですか…ストロベリー味?何かハズレでしたね」
悟浄「あのぉー八戒さぁ〜ん?もうヤメにしねー?(ヒクッ)」
八戒「他に何が入ってるんですかね?(じー)」
悟浄「八戒、八戒(ポンポン☆)」
八戒「ちょっと黙ってて下さいよ。ん?あそこに怪しげな人形が入ってますね。アレを狙いましょうっ!(やる気満々)」
悟浄「はっかいぃ〜!!(頭抱え)」

10分後…。

八戒「やりましたよ悟浄!ついに出ました!日本女性のちっちゃい置物!!(満足)」
悟浄「あー、そう。よかったなー(遠い目)」
八戒「ん?何か結局いっぱい出しちゃいましたね。売店で袋頂いてきます。このカプセル見てて下さいね」
悟浄「どうせ俺が三蔵の標的になるんだ…ううう(涙)」
八戒「悟浄っ!悟浄ってばーっっ!!(叫)」
悟浄「何だよっ!(ヤケ)」
八戒「イイモノ見つけちゃいましたっ!コレ買っていってリビングに飾ったら可愛くないですか〜?」
悟浄「コレってどれ?」
八戒「コレですよ、コレ♪」

しーん。

悟浄「…八戒」
八戒「はい?どうかしましたか??(きょとん)」
悟浄「あのなぁー。俺も大抵のことは見なかったことにして目を瞑るけど?ソレだけは勘弁してくれ」
八戒「え?何でですか?ほら、よく人様のお宅の玄関なんかに木彫りのクマとか飾ってあるでしょう?」
悟浄「木彫りのクマとチンチ●を一緒にすんなーっっ!!!(激怒)」
八戒「えー?毎日磨いたらツヤツヤになってイイ色合いになると思うんですけどねぇ(なでなで)」
悟浄「そんなデッケェの気色悪ぃよっ!!」
八戒「じゃ、コッチのワンサイズ小さめのを…」
悟浄「木彫りのチンチ●はナシッ!!」
八戒「…悟浄のケチ」



三蔵「…遅いっ!」
悟空「二人ともどこ行って来たんだよ〜?わっ!八戒そんなにお土産買ったの!?」
八戒「お待たせしました〜。悟浄がどうしてもっ!トイレに行きたいって言うもんですから、ね?悟浄vvv」
悟浄「俺行きたいなんて言ってな…」
八戒「もー、子供みたいにギリギリまで我慢なんかしちゃダメですよvvv」
悟浄「…ハムスターなんか嫌いだ(グスッ)」
三蔵「………。」
悟空「ハムスター?どっかに動物なんかいんの?俺も見たぁ〜い♪(ワクワク)」
八戒「おや?悟空ハムスター好きですか?」
悟空「動物は好き〜」
八戒「そうでしたかぁ…それじゃ悟空の分も買ってくればよかったですねぇ」
悟浄「俺いらねーから、いっそコイツにやってくれ(懇願)」
八戒「何言ってるんですか?アレは悟浄専用ですよ。まだ全然遊び足りないでしょう?(ニッコリ)」
三蔵「テメェら…余計なモン猿にやるんじゃねーぞ(睨み)」
八戒「あ、そうそう。はい、三蔵」

ガサッ。

三蔵「…何だコレは?(不審)」
八戒「お土産ですよ。僕らあそこのアトラクションに行ってましてね。三蔵達も誘えば良かったな〜て言う程楽しかったので♪せめてお土産だけ買ってきました」
悟空「何買ってきたんだ?(ヒョコ)」
八戒「オモチャですよ〜」
悟空「マジ?俺も遊んでいーの?」
八戒「はい♪是非是非三蔵と一緒に夜遊んで下さいねvvv」
三蔵「…夜、だと?(ピクッ)」

コソコソ…

八戒「ごじょぉ〜?ドコに行くんですか?もう帰るんですから、勝手にうろつかないで下さい(ニッコリ)」
悟浄「離せよぉ〜〜〜っっ!!(ジタバタ)」
三蔵「(ますます不審)何が入ってるんだ?」
八戒「で・す・か・ら。オモチャですってば」
悟空「わぁ〜何かいっぱいカプセルが入ってるな!」
八戒「ちっちゃいオモチャがいっぱい入ってるんですよ〜vvv」
三蔵「ちっちゃい?」

ガサッ。

三蔵「………。(ピクッ)」
悟空「ん?コレ何のオモチャ?何か袋に入ってるけど(首傾げ)」
八戒「あぁ、ソレはイチゴ味ですよー」
悟空「イチゴ?アメなの??」
八戒「違いますけど。まぁ悟空がおしゃぶりするんでしょうから、アメみたいなモンですよね〜あははは♪」
悟空「じゃぁ、コッチも?緑の…メロン味?」
八戒「そうですよー。後でいっぱい三蔵に食べさせて貰って下さいねvvv」

チャキ。

三蔵「…テメェ。何で放置してやがった(怒)」
悟浄「んなの知るかよっ!俺のせいにすんなっ!!」
三蔵「テメェのモンだろうがっ!ちゃんと管理しやがれ、このバカッパ!!」
悟浄「俺は自分で手ぇいっぱいだっつーの!」
三蔵「うるせー!死ねっ!!」

パンパンッ!!

悟浄「うわっ!んな所で発砲すんなーーーっっ!!(逃)」
悟空「さ…さんぞ?」
八戒「さてと。楽しげに遊んでる二人の邪魔をしちゃ悪いですから、放っておきましょうね。悟空にもお土産があるんですよ〜」
八戒「八戒テメッ!助けろっ!!お前のせいじゃんかよっ!!(必死)」
三蔵「チッ…チョロチョロしやがってっ!とっとと死ねっ!!」
八戒「あははは。楽しそうですねぇ〜ほら、悟浄頑張って!当たったら死んじゃいますよ〜♪」

パンパンパンパンッ!!!

悟浄「うぎゃあああぁぁっっ!!!」
悟空「八戒助けなくていーの?悟浄何か泣いてるよ?」
八戒「いいんですよ。あの人もたまには人様のお役に立った方が。三蔵最近仕事忙しかったようですし、いいストレス発散になるでしょ?悟浄は殺したって死にませんからvvv」
悟空「八戒…知ってたんだ。三蔵忙しくってスッゲェ機嫌悪かったの」
八戒「ええ。だから海にも誘ったんですけど。環境変えて気分もリセットした方がいいでしょうしね」
悟空「そっか…そうだよな」
八戒「それに悟空もずっと寂しかったんでしょう?」
悟空「八戒ぃ…(うるうる)」
八戒「昨夜は三蔵とゆっくり出来てよかったですね(ニッコリ)」
悟空「うん…八戒ありがと(照)」
八戒「いえいえ」
悟浄「おいコラッ!何二人だけでほのぼのしてんだよっ!この凶暴生臭坊主どうにかしろってぇ〜っっ!!」
八戒「あ、そうそう(無視)。悟空にもお土産でした。はい、コレ。飴なんで車の中ででもおやつに食べて下さいね〜」
悟空「アメ?何かいっぱいある〜♪(ゴソゴソ)」

ガサッ。

悟空「…でっけぇアメだなぁ。何の味?バナナ??」
八戒「形は似てますけどね〜あははは」
悟空「食ってもいい?」
八戒「いいですよ。まだいっぱいありますしね」
悟空「んじゃ、いっただっきまぁ〜っす♪」

ぱく。

悟空「ん?甘ぁいvvv」
八戒「ほらほら、悟浄も三蔵も。いつまで遊んでるんですか」
悟浄「ん?あーっっ!!(驚)」
三蔵「んだよ…うっせぇ…んなっ!?(驚)」
八戒「もう帰りますよ?後は帰りに車の中で飲むモノを買って…他に何かいりますか?」
三蔵「お…おい。アイツは何食ってんだ?」
八戒「何って…見ての通り飴ですけど?」
悟空「んぐ…なかなか減らねーな、コレ(ペロッ)」
悟浄「うっわー…エロくせぇ(ぼそっ)」

バッシーーーンッッ!!!

悟浄「うがっ!?んだよっ!!」
三蔵「見るんじゃねーっ!エロ河童!!(怒)」
悟浄「えぇ〜?何でぇ〜?飴食ってるダケじゃーん(ニヤニヤ)」
三蔵「…マジでテメェ殺すぞ(殺気)」
悟浄「おー、コワッ!それにしても…よくあんなデッケェの咥えられっよな〜?何気に慣れてんじゃん、舌使い♪」
三蔵「………。」
悟浄「いやん。三チャンってばイイ思いしてんのねーvvv」
三蔵「悟浄…貴様っ(赤面)」
悟空「んあっ…あー、アゴが疲れたぁ〜」
八戒「それだけおっきいとなかなか無くなりませんしね」
悟空「何か…メンドくさい」

ガリッ!

三蔵「ーーーっっ!?」
悟浄「ーーーっっ!?」
悟空「あ、噛んだ方が甘くて旨い(しゃこしゃこ)」
八戒「ちょっと…三蔵はともかくとして、何で悟浄まで股間押さえてるんですか?(怒)」
三蔵「………。」
悟浄「いや…何となく…条件反射で」
八戒「…条件反射?」
悟浄「だってホラッ!先っぽ噛み砕かれたっつーのが…見た目的に、な?(焦り)」
八戒「へええぇぇ〜?じゃぁ、貴方は悟空に咥えられてる想像をしてたって言うんですか?(冷笑)」
三蔵「…何だと?」
悟浄「違っ…だから条件反射だつったじゃねーかよっ!(ビクビク)」

ガシッ!

悟浄「うえ?」
八戒「そうですか…やっぱりハムスターぐらいじゃ、可愛らしすぎて物足りなかったんですね?そんな妄想するぐらいですから(ニ〜ッコリ)」
悟浄「ちっ…違うってばっ!は…八戒落ち着けっ!?」
八戒「あ、三蔵。あと20分程煙草でも吸って待ってて下さいます?僕、悟浄とキッチリお話ししなくてはならないので」
悟浄「何だよっ!だから誤解だってーっっ!!三蔵っ!」
三蔵「キッチリ躾て来い(激怒)」
悟浄「悟空っ!てめーも暢気に飴食ってんじゃねーよっ!!」
悟空「ん?どっか行くの?いってらっしゃーい♪」
八戒「さ。とっとと済ませますよ〜今度はクマさんバイブですよ〜vvv」

ずるずるずる〜

悟浄「たーすーけーてぇっっ!!(号泣)」
八戒「あははは。悟浄ってば恥ずかしがり屋さんです…ねっ!(鉄拳)」

ガツッ!

悟浄「ぐうっ!?」

ガクン。

八戒「ふぅ。よいしょっと。それじゃ、ちょっと行って来ますね〜vvv」

スタスタスタ

悟空「悟浄どしたの?八戒に担がれて…具合悪ぃのかな?(しゃこしゃこ)」
三蔵「…ソレ、さっさと食っちまえ(頭痛)」