★ 人体迷路
生きたまま飲み込まれるシロウオの気持ちは、こんなものかしら。
入り口は大きな「口」。さあ、人体探検に出発です。
なめらかなじゅうたんのような「舌」を乗りこえると、扁桃腺の門兵がお出迎え。
おやもう道が分かれています。
「鼻腔」を通って「目」の展望台に上がる人は、明るい道を選んでください。
あ、そうそう、人体の中でも一番複雑で面白いといわれる「耳」へは、この鼻腔
から「耳管」を通って入って行けます。
渦を巻く音の世界で、あなたはきっと「めまい」を覚えるでしょう。
耳管は耳抜きのタイミングに合わせて通り抜けてください。
内臓の方へ行かれる方は少し暗い道へと進みます。
すてきな歌が聞こえてきました。「声帯」が歌っているのです。
またまた道が分かれます。
「肺」を通って「血管」にはいる人と、「食道」経由で「胃」に下りる人とはここで別れます。
「肺」を選んだ人は、肺の壁を通りぬけて血管にはいり、赤血球たちといっしょに「心臓」
へと向かいます。
心臓からはいくつもの分かれ道がありますが、「脳」へはぜひ行ってみてください。
一面に張り巡らされたニューロンの間を行き交う情報の光の輝きは、きらめく星空のよ
うにきれいです。
・・・とまあこんなふうに迷路は、人体のあらゆる器官をめぐっていきます。
それぞれの場所では、器官の働きがCGやホログラフで見ることができ、まるで『ミクロ
の決死圏』の主人公になったみたい。
でもやっぱり気になるのは、迷路の出口かしら。
子どもたちのように、やわらかなゴムの出口を元気に飛び出していくのが恥ずかしい
人のために、ウオーターシュートのコースも用意されていますので、ご安心ください。
日本人初の女性宇宙飛行士、向井千秋さん。
「宙がえり 何度もできる 無重力・・・」の向井千秋さん。
本当はお医者さんの向井千秋さん。
向井千秋研究所は、向井さんがめざしたもうひとつの宇宙
『 人体 』を探検する場所です。
向井千秋研究所