3.Pave' -石畳-

私の家の近くに、とっても美味しいケーキ屋さんがある。
クリスマスケーキとか誕生日ケーキとか、大抵甘ったるくて1切れ食べただけでゲップが出る。
いわゆる有名な洋菓子屋のでも同じだ。けれど、この店のケーキは全くそんなこともなく、2切れ、3切れとどんどん手が伸びる。
まずスポンジが丁寧に焼き上げてある。膨張剤など使わず、丁寧に卵を泡立てて、基本に忠実に作ってある。
そして生クリームも甘ったるいしっこさが舌に残らず、クリーム分のまろやかさが際だって美味しい。
そして、いつも笑顔で買い物袋を下げて玄関まで見送りしてくれるマダムの心遣いが嬉しい、ちょっと人に教えたくなくなるよう素敵な店なのだ。
そこで開催されているお菓子教室で、とっても美味しいパヴェのレシピと作り方のノウハウをゲットしてきたので、早速材料を揃えて自分で作ってみることにしたのである。
パヴェとは、石畳を意味する生チョコレート。
とっても柔らかく、耳たぶのようなぷにぷに感のある大層デリケートなチョコレートである。
そして、とても高級感があり、とにかく激烈にうまい。
店頭では、9個入り\500で売っている。この値段でも大満足のチョコレートの秘伝のレシピをここで公開してしまって果たして良いのだろうかと、やや躊躇はしているけれど、こっそり内緒で大公開!(ケーキ屋さん、ごめんなさい)

ちなみに、私の作ったチョコレートは、とても、とても高級品です・・・。
というのも、ブランディに目がない私は、秘蔵の「レミーマルタン・クラブスペシャル」を贅沢に使ったんですよ。
作るときに気づいたんだけど、これは未開封のまま寝かしてたブランディだった。
開封済みのレミーマルタン・VSOPを使うかどうするかすごく迷ったんだけど・・・
作る途中で、ほんの少しだけブランディを舐めたんだけど、超美味しいの!!
やっぱりいい材料を使うと、美味しさが加速度的に向上するもんだわ〜。

今月のお菓子教室はクッキーの回なので、また美味しかったらレシピを公開しようと思います。
お楽しみに♪

ブランディのパヴェ(165個分:深バット18*24*3 1枚分)
材料 下準備
生クリーム(乳脂肪分35%以上):210g
ハチミツ:40g
クーベルチュール(スゥイート):400g
クーベルチュール(ミルク):150g
ブランディ:40g
ココアパウダー:適量
フレッシュバター(無塩):80g
1.材料はすべて計量して小分けしておく
   (生クリームとハチミツはアルミ鍋で計量し、軽く混ぜておく)
2.チョコはすべて5mm〜1cm角くらいに細かく刻んでガラスの耐熱ボウルに入れておく
3.深バットにサランラップを引いておく
4.バターは泡立てないようにホイッパーでポマード状になめらかにしておく
作り方
1.生クリームとハチミツを鍋に入れて中火にかけ、沸騰させる
2.チョコレートの入ったボウルの縁に沿って、空気を入れないよう静かに、沸騰した生クリームを流し込む
3.そのまま5分ほど放置しておく(溶かす) ←間違ってもここで混ぜてはいけない
4.ホイッパーで泡立てないようにゆっくりとかき混ぜ、材料を乳化させる
5.電子レンジで40度に暖めたブランディをボウルの縁からゆっくり流し込み、更に撹拌する
6.ポマード状に柔らかくなめらかにしたバターを加え、更に撹拌する
7.ちょっとだけ電子レンジに入れて、生地の温度を40度くらいにして落ち着かせる
8.バットに一気に流し込み、全体にならして平らにする(バットをトントンと落とせばOK)
9.冷めてきたら冷凍庫に入れて一気に冷やし固める
10.小さくサイコロ状に切って、ココアパウダーをまぶす(指紋がつかないように手袋をするのがbetter!)

コツ

・空気をいれず、30度から40度の範囲で作業するのがコツ。
・生地温が冷めたら電子レンジで少し温める。
・材料は最初にすべて用意して、手早く作業する。
・生地を切るときは、気温の低い部屋で、できれば手も包丁も冷たいとなお良い。
・賞味期限は冷蔵保存で5〜7日。
・お酒は好みのものに替えても良い。(コアントローを使うときは、お酒の量を50gまで増やしてもOK)
・チョコレートはスイート多めが美味しいが、好みに合わせて調整しても良い。
・ハチミツは生クリームとチョコレートの乳化後、分子を結合する役割がある。結晶したものは使わないこと。
・生クリームは植物性クリームはダメ。純乳脂肪分35%以上のものを使うこと。(私はいつもめいらくの40%を使っている←カルボナーラ・ソースに使うと超おいしいよ)
・マーガリンは絶対使っちゃダメ。ちゃんと動物性の無塩フレッシュバターを使うこと。そしてゴロゴロした塊がなくなるよう、入念に練ること。(スキッパーで綺麗に掻き取り、混ぜること)
・ココアの代わりに粉砂糖をまぶすと雪化粧をした石畳ができるよっ。(マリ・オリジナル♪)
・出来上がった生地は、冷凍してもかなり柔らかいので、壊さないように注意。
・量が多いのは、バットのサイズを考えてあるから。適当な型があれば少な目の材料でも作れるが、この分量が一番美味しいらしい。
・器具についた油分や水分は大敵!きちんと入念に洗い、水分も完全に乾かしてから使いましょう!

Go Back