| ブラジル経済危機と米国の関係について ここ最近、相変わらず日経平均は下がり続け、失業率も増加。小渕内閣結成後、少しはマシになるかと期待もしたが、それはあっさりと裏切られ、ますます世の中には経済的に底冷えを見せている。
とうとうトヨタ車体でさえ700人の大幅リストラを発表した。トヨタグループの末端である我が社も、このまま経済下落が続けば1年後くらいには何らかの飛び火がかかってくる。ホントに後は時間の問題である。
考えれば、日本だけの事ではない。世界の金融危機の火種は至る所にある。
ここで、それらを列挙してみる。
1.アジア通過危機後のデフレの深刻化
2.日本の金融システム危機と未曾有の不況
3.中国人民元切り下げと、香港ドルのペッグ制からの離脱
4.ロシアの債務不履行
5.ブラジル通貨危機
6.ドル&ニューヨーク・ダウ暴落
「今年の1月6日、早々にブラジル某州より「政府への債務支払いを90日間延期する」との声明がなされた。
その後、ブラジル通貨であるレアルの切り下げを持ってしても、「ドル買い・レアル売り」は収まらず、とうとう18日よりレアルは変動相場制に移行した。まさに急激な展開だった。
投資家の信頼を失った通貨は、今までのアジア諸国、ロシアなどと同様、国際投機の波に晒される。
このブラジル同様、固定相場制をまだ維持しているアルゼンチンにもその切り下げが飛び火する懸念も大きい。」
ここでその黒幕を探ってみる。
ブラジルは昨年度より経済危機に陥っている。
リオのカーニバルでは、資金不足のためカンパを募り、それでも資金が賄えず、2年も3年も前のフロート(御輿)を引っぱり出したりもして行ったという話も聞いている。かなり深刻な状況である。
ちなみに、小牧のブラジリアンマートもデフレの嵐(私は嬉しかったけど)
しかし、昨年度はIMF(国際通貨基金)と米国を中心とする対ブラジル国際金融支援415億ドルが組成された。
415億ドル!!415億といったら大変莫大な金額ですよ。
これによってある程度は経済安定に向かうと当時は思われたが・・・ブラジル恐慌は、未だ収束に向かっていないのです。
あっさり読みがはずれちゃったって感じでしょうか・・・
IMFからの他国への支援金は、タイ・172億ドル、インドネシア・290億ドル、韓国・350億ドル・・・
それと比較しても、大きく上回る金額をブラジルに投資しているのです。
しかし、97年度のアジア通貨危機で東南アジア諸国がエライ目に逢っていた時、全然金を出さなかった米国が、なぜIMFと共同してブラジルに莫大な金を投資したのか。
その理由は、ブラジル恐慌によって最大の衝撃を受けるのは米国だからなのです。
まず、ブラジル・アルゼンチン・メキシコなど、中南米が景気後退に陥ると、米国の対南米諸国輸出が大幅に減少。
貿易赤字が史上最大に達している米国にとっては、これがドル暴落の引き金になりかねないという訳。
さらに、米国企業は、中南米で消費関連・自動車・エレクトロニクス・食品など幅広く展開している。
中南米が危機に陥れば、この国で展開している米国企業は決定的な大ダメージを受ける。
それは「ニューヨーク・ダウの株価大暴落」につながるのですね・・・
ここで致命傷となるのは、米国金融界への影響。
アジア危機もロシア危機もすんなり切り抜けてきた米国だが、今回ばかりはかなりの痛手を受けることは必須。
なぜならば、米国の対ブラジル向け融資は168億ドル。
ドイツ128億ドル、フランス79億ドル、オランダ70億ドル、イギリス58億ドル、日本52億ドルを凌いで最大規模の債権が、下手するとバブル破綻後の日本各銀行のように不良債権に・・・
もちろん、ブラジルばかりではなく、他の中南米諸国への融資もダントツに多い・・・
このようにして米国銀行の収益が急激に悪化すると??
ニューヨーク・ダウは、ハイテク株や金融株を中心に急騰してきただけに、その暴落原因として強烈な要因が揃っている・・・
すなわち、ニューヨーク・ダウ&ドルは今とっても危険!!
だからアメリカは ブラジルを必死に立て直そうと努力してるのだけど、今の現状を見てみると、ますます悪くなるばかり・・・
そのようなことになれば、世界のグローバル・スタンダードを担っている米国より順に他の金融不安要素への連鎖反応が起こる。
そう、世界大恐慌は、もう過去のものではないのです。すぐ目前に迫っているのです・・・
嗚呼、ボーナスや給料に不満を言える世界で暮らしている私たち。なんと幸せなことでしょう・・・(涙)
「備えあれば、憂いなし」
私も今年から、ちゃんと貯金をして安定を目指さねばと思い、最近の貧乏暮らしに耐えているのでありました。 |