* * * 適正値段って? * * *

バリにいって、誰もがまず悩むのが、値段のコト!
ここまで景気が悪くなり、給料も上がらず失業者があふれかえっている日本ですが
まだまだアジア各国から見ると、大変小金持ちであることは変わりありません。

だって、バリの物価って安いんだもん!

観光客とみると、とんでもない値段をふっかけられたりもするのだけど、
日本の物価と比較して、「やす〜い( ̄▽ ̄」なんて喜んでも
実はすんごい観光客価格だったりするんですね〜!
そんなわけで、まだまだバリ初心者の私の考える、適正値段とお買い物のコツ!
バリにもっと詳しい人がここを見て、まちがってる!
と思われたら、 どうか私に教えてくださいね!

バリの商習慣

バリのお店は基本的に「値段は交渉制」。スーパーやDFSなどは値札が貼られていて定価制だけどね。
そんなバリでは、売り手の言うお値段はお客様の外見から予測されるフトコロ具合で決まってしまいます〜。
一般に日本人はかなり高値を吹っかけられることが多い!
それは、バリに何度もくる日本人が多いから、とってもお金持ちって思われているんですね〜。
インドネシアから日本に行くのはとっても大変で、現地の人の年収にして3,4年分のお金が必要だそうです〜。
しかも、出国自体が大変で賄賂が横行しているお国柄。
そんな中で、何度もインドネシアに遊びにいくことができる日本人は、彼らにとって「スンゴイ金持ち」なのですよ〜!

でもでも、バリの商習慣によりますと・・・
「朝一番の客からは利益を取らない」
という習慣があるそうなのです〜。・・・ということは、朝一番に行けば、かなりオイシイ値段で狙った獲物をゲットできる確率がぐっとあがってしまいます。覚えておいてね〜^^
あとあと、私の経験上ですが、店じまい直前も結構いい値引きが引き出せると思います〜^^;;
(その日に儲かっていそうな店を狙う^^;;)

オトモダチ値段にしちゃいましょう!

バリの人々はとってもフレンドリー^^
お買い物をしているとき、お友達のように、どんどん相談してしまいましょう!言葉がしゃべれない?そんなの、い〜んです。根性で話すんです。日本語でもい〜んです!!^^;;
そうすると、あ〜ら不思議!お買い物が終わる頃にはなんだか友情めいた空気が芽生えているじゃありませんか〜!?(笑)
買い物も楽しくなるし、お店の奥からどんどん別の品物を出して見せてくれますよ〜^^*
そして、お値段を交渉するときに、向こうがなかなか言い値まで折れてくれないとき・・・
あきらめる前に、にっこり満面の笑みで、「**ルピアでいいでしょ?ネッ。」
このスマイルで最後の駄目押しが可能〜。そう、笑顔が値踏みされているのだよ。(爆)  これホント^^*

値切れるところと、値切れないところ

基本的に、値札を出しているところは値切れないお店が多いです。スーパーもね。
マタハリの衣料品売り場なども定価制です。
ノアノアとかのある程度高級なブティックも値切れないよ〜。
でも、 明らかに観光客だけを専門にしているようなお店、つまり木彫りとかのお土産品を扱うお店ならば、値札が貼ってあっても腕次第でどんどん値切れます〜^^;;
値段はあってないようなものだからな〜・・・。
それ以外の、「値札のないお店」は値切れるお店だよ^^*
まずは現地の適正価格をちゃんとおさえておきましょう!

現地語を話してみよう!

インドネシアの人は、現地語を話してくれる日本人にことのほかやさしい!
しかも、とってもフレンドリー^^*
ぜひぜひ、現地語を挨拶くらいだけでも覚えていってください。
「インドネシア語がしゃべれるの!?何がしゃべれるの!?」と質問の嵐となり、とってもやさしくしていただけるはずです〜^^*
ここまでくると、値段交渉もとってもスムーズに!!

うっとおしい物売りをスマートにかわす方法

よく、ガイドブックに「物売りには”ティダ・マウ!”といいましょう」とか書いてあるけど、
これはお勧めできませんね〜。
「うるせ〜よ、だまれ〜」って意味になっちゃうらしい〜・・・^^;;
私は微笑みながら「No, thank you」でかわしていましたが、下手にツンケンするよりもやさしい微笑みで(でも目は厳しくね!)「いらないの、ありがとね〜」って伝えたほうがすぐに去ってくれるみたい。
特に観光地では言葉もろくにわからない子供がまとわりついてくるけど、
そういうときは、ちゃんと子供の目をまっすぐ見て、「私はいらない」ということを目で伝えて「No, thank you」といいながらバイバイすると、しばらく名残惜しそうにはしてるけど素直に引き下がってくれました。
要するに、「このおねーちゃんとこにいても金にはならないな〜・・・ほかのカモを探したほうがいいな」と思わせる雰囲気をプンプンさせ、はっきり「いらないわ」と断るのが一番です〜^^
その前に〜!あんまりキョロキョロ落ち着きなく浮かれてるとすぐ捕まっちゃいますよ〜!注意!

お値段の相場

これが、また難しいんだよね〜・・・。
まずは何はともあれ「マタハリ」や「スーパーノヴァ」にGo!!
このお店で売られている定価制の品物の値段をつぶさにチェックして、現地の相場を叩き込みましょう!
高級なせっけん1個でいくらとか、ジュース1本いくらとか。
そうすると、だいたいの貨幣感覚がわかってくるのでは・・・?
貨幣感覚を叩き込んでから、街へ出かけてね!^^*
なお、スーパーノヴァは庶民向けのスーパー、マタハリはちょっとコマダムなデパートです。

でもでも、『品物』ではないものの値段相場は難しい・・・。
タクシーとか、タトゥとか。それから食べ物の値段とか、アングラグッズとか・・・。
私もまだ自信がないんだけど、適正価格はこんな感じかと認識してます。
これを見て、「知らぬが仏ね・・・この人ボラれてるわ・・・」と思われた方がいらしたら、ぜひ私に教えてください〜!m(__)m

なお、以下の価格は2001年1月時点の価格。(レートは1円=82ルピア程度)

タトゥ : 20,000〜30,000ルピア(クタはかなり吹っかけられる!タナロットは少し良心的だった!)
タクシー : クタ〜ヌサドゥア(ギャレリア)が15,000〜20,000ルピア
アヤムゴレン1ピース : 2,500〜6,000ルピア
スティックタイプのお香 : 10,000ルピア以下
偽グッチの時計(爆) : 40,000ルピア以下
Tシャツ : 10,000〜30,000ルピア
小さなバリ猫1匹 : 5,000ルピア

ちなみに、バリの田舎に住む農作業従事者の1日の稼ぎは30,000ルピアだそうです。(TVより)

コミッションって何?

コミッションというのは、日本でもある商習慣ですが・・・
自分の店にお客様を連れてきたら、紹介者に紹介手数料を払う!っていう習慣。
日本では、たとえば航空券を売りさばいてくれる旅行代理店に1枚いくらで謝礼を支払うとか、特定のルートでしか使われていません。
でも、ここバリではタクシードライバーやホテルのベルボーイ、はては街中のおにーちゃんでも何でも、紹介してくれた人にコミッションが入ります。
だから、結構バリでは「コミッションも大切な収入源!」になっているのです。

まぁ、それはそれでいいのだけれど、やっぱり紹介する側としては少しでもコミッションの高い所へつれて行き、おこづかいがほしいというもの。「おいしいイカンバカールのレストランへつれてって!」とお願いしても、そこは本当においしいお店か信頼できません!!(爆)ただ単にコミッションがいいだけの可能性大!
ちなみにそのコミッションは、客の購入・飲食代金に含まれてるから馬鹿らしいにもほどがある!
具体的に名を挙げると、ジンバランの「PUDAK CAFE」!!
ここはかなり評判悪し!私もつれていかれました〜。
バリ初めての日だったので、こんなもんなの?と思っていたのだけれど、
その後、いろいろなバリの姿を目の当たりにするにつけ・・・やっぱりいいお店じゃなかった・・・高かった・・・いまいちだった・・・という後悔の念が・・・。(でも、美味しかったけどね〜)
この店は、青色の「バリタクシー」と、固く結束しているらしい。注意だ!
ホテルからメータータクシーを呼ぶと、たいていこういう店につれて行かれます。(他に美味しい店を知っていたとしても強引につれて行かれる)
これを避けるには、ちゃんと行きたい場所を決めて、ホテルタクシーで乗り付けるのがいいですよ〜!

あと、よく聞く話に「バリで出会った男の子はとても親切で、私をいろいろなお店に案内してくれました。だからジゴロじゃないと思うんです・・・」っていうのがあるけど(笑) これは、コミッション専門のインスタントガイドってやつの可能性が大きいかと思います〜(爆) だまされるなよ〜^^;;

白タクも怖くないよ!

タクシーでボラれた、だまされたってのはありがちな罠・・・。
これを避けるには〜!!
最初のうちはちゃんと青いバリタクシー、あるいはホテルで呼んでもらったメータータクシーを使いましょう。
そこで、距離感と値段をちゃんとチェックしておいて!
何度か乗れば、だいたいの感覚はつかめるんじゃないかな・・・?
白タクに乗って、「**に行って〜」と指示した後、メーター倒せという順番でやってしまうと、かなりの確率で厄介な目に遭います〜。
白タクは、止めてから「**に行きたいけどいくら?」と値段を最初に交渉して、これだけしか払わないからね!ときちんと決めてから乗れば大丈夫。

・・・だと思う。多分。(弱気)

あなたのお財布の中身は探られているのです〜

バリの人は持ち物をよく観察してるよ〜。
さらに、「いくらで買った?」って、持ち物の値段のチェックにキビシイ。
これはもうおばちゃんの井戸端会議以上の強烈チェックかも(笑)
持ってる貴金属や時計、財布やかばんのブランドとか、そして宿泊しているホテルを知りたがる!
こういう身なりや周辺情報で、この客はどれくらいの金を持ってるかどうか値踏みしてるんです〜。
当然派手な様子が伺える人にはふっかけてくるよ〜^^;;
ホテルも、たとえクタの中級ホテルでさえ、現地の人にとっては1ヶ月分の給料じゃ〜!なんてこともあるしね。
日本でもそうじゃないかなぁ?
魚屋さんで、シャネルスーツきたコマダムに「奥さん、今日はさんまを1本おまけしておくね〜」なんて言いたくなる店員っているかな?(笑)
ちなみに私の持ち物はダイソーの\100時計にビーズのネックレス、かばんも靴も一番安くて丈夫くて汚いヤツ。(爆)外貨用の財布はアピタで買った\1000の安いヤツ。貧乏そうな姿で出歩きます〜!
当然アメックスのカードはホテル以外では見えない場所にしまっちゃうに決まってる。(爆)
(このポイントは、「ホテルではアメックスのカードを見せびらかしたほうがいい」と同義でもある(笑))

「ボラれる」って言葉はバリには存在しないのだ!

よく「ボラれた」っていう言葉があるけど、実際はバリでは「ぼられた」という言葉自体が存在しないのだ。
というのは、もともと値段なんてあってないようなものだから・・・。
その日の気分で値段なんて変動してしまうし、どうでもいいものでも、客がすっごいほしそうな顔をしてれば、これは高く売れるかもとふっかけてくる。
でもそれは基本的に株式と同じ。
『交渉で決まるのが価格』
なんですね〜^^;;

株式やったことある人だったら感覚わかってくれるかな?
ボラれたかどうかは、自分がほしいものが、自分のほしいだけの価値で手に入れられたかどうかをまず考えてね!他の人は安く買えたのに・・・って思うかもしれないけど、買ってしまった以上は、自分がそのものにそれだけの価値を納得して交渉を終えたんだってことを考えてみてね。
インドネシアとは、そういうところなのです〜。 ^^;;

円相場はちゃんと確認しようね!

その日のレートはちゃんと覚えておいてね!
時々お土産さんで、現地通貨が足りなくなって、外貨をレート計算して支払いにあてるってことがあるけど、自分がレートを確認していないと、とんでもないレートで変換されちゃって後の祭〜(笑)
「今日のレートは1円が80ルピアだ」「え〜っ、違うでしょ?今日のレートは85ルピアでしょ?間違えないで〜」って言わないと、1円が80ルピアなんていう多額になってしまうインドネシアでは、かなり大幅に値幅が上下してしまいますのだ!

マネーチェンジャーについて

マネーチェンジャーは、結構いんちきが多いってガイドブックにも書いてあります。
ルピア価値が低いために、桁の間違いをしないように、まずは気をつけて!!
クタなどの、お土産やさんが両替も兼任しているところは、レートもいいけどいんちきが多いと有名です。
できるだけ、両替専門でやってくれるお店に入りましょう!!

理想は、千円札をちょこちょこ両替することかな・・・。
単位が小さいから、数も間違えにくいしね。
両替をしたら、急いでいても必ず数えること〜。桁もちゃんと数えてね。
数えるときに机にお金をならべず、手の上でヘアピンでもなんでもいいから、まとめながら数えるのがよろしいかと思いますわ。

ドルを持って行こう!

ドルの小額紙幣はかなり便利〜。
タクシーに乗ったとき、買い物をしすぎて現地通貨が足りない〜なんてときでも、紙幣だったら外貨で支払えます。(ちゃんと外貨ごとのレートを確認しておくのを忘れないでね!)
そういうとき、1ドル札がかなり役立ってくれますわ〜。
一応、バリでは聞いた話、小額紙幣より、50ドル札とかの高額紙幣のほうがレートがいいらしいとか言うけど、ちょっとした支払いだったら別に問題ないよね。
ちょっとだけの両替が必要なときもあるけど、そういうときにも便利。

ちなみに、日本では千円単位のお金だけど、ドルでは118円単位のお金があるので、台湾とかでも不足分を調整するのにめちゃくちゃ役立ってくれた。ドル様様。

でも、やっぱ最後には自分で体得するしかないのかなぁ?

私もまだまだバリ歴が浅いので、自分の未熟な体験からしかアドバイスできなかったんだけど、
でも、こういうのってやっぱり自分で体感しなきゃいつまでもわからないままのような気がする。
ここに書いてあることも、正しいかどうか、ぜんぜん自信ないし・・・。

ただ1つだけ正しいと言えるのは、
『自分が感じたものの価値』を交渉すればいいんじゃない?ってこと。
日本と比べるのじゃなく、インドネシアにて冷静に考えて支払う価格。
それでいいと思うの。

どうしても価格に折り合いがつかず、いらなかったら、買わなければいい。
そうなったら、単にその品物とご縁がなかっただけ。そう思えばいい。
ご縁あるものは必ず自分のもとに巡ってくるよ。
インドネシアじゃなく、どこにいたって絶対そうだと私は思う。車にしたって住宅にしたって出会いにしたって。
そんなのんびりした気持ちでいいじゃないですか?
お金がかかったかからなかったとかみみっちく細かくチェックするよりさ
自分はこれがこれくらいほしくて、その代償にこれだけなら出せるっていう気持ちを
細かく堅実にチェックしたほうがいいんじゃないかなぁ?
後向きよりも、前向きがいいですよ、何事もね〜^^* これも、旅の醍醐味!

よし、私ももっと精進しなきゃね!!^^*