我が家の猫物語(序章)

そんなに大昔でない昔々。我が家に「はなぐろ」という母猫が住みついていたんだ。白と黒の二色模様でどこにでもいるような猫なんだけど、顔がきれいに白黒左右対称になっていて可愛いんだニャー。鼻のすぐ横の白い部分に、ほくろの様に黒いところがあるので「はなぐろ」と呼ばれていたよ。 面白いことにシッポが3センチぐらいしかないんだ、この短い尻尾を振り振りしながら歩く姿がとっても愛嬌があるのさ、写真の無いのが残念。m(_ _)m          チャッカリした猫で人にはなつかないくせに、二人姉妹からもらう餌は毎日おいしいニャーとしっかり食べていたんだ。与えられる食事はとても贅沢なことに、お父さんが毎朝市場から一生懸命仕入れている新鮮なお魚なんだよ。大きなお魚をさばいてお刺身を取った後に骨に残ってしまう、お刺身の中落ちと言われる部分でとてもおいしいのさ。         この餌がほしくなるとo(^o^)oニャーニャー!! 鳴きながらそばまでやってきてスリスリしますが、食べてしまうとさっさとどこかに行ってしまうんだ!まったく調子いい。お父さんもお母さんにも触らせてもくれないのに、妹にだけは抱っこされてゴロゴロと気持よさそうにしているんだよ。(^o^)/~~         何年か過ごすうちに「はなぐろ」は何度も何匹も子供を生んだんだ。みんな個性的で、身体の大きいくせに気の小さい猫、やたらとけんかする猫、そんな中でみんなから好かれているメスの子猫に「マル」と名前をつけました。