2・3・4倍音などはどうやって聞く? (その3)
音程 :音程比 :符号する倍音 -------------------------------------- オクターブ 1:2 第2倍音と第1倍音 純5度 2:3 第3倍音と第2倍音 純4度 3:4 第4倍音と第3倍音 長3度 4:5 第5倍音と第4倍音 短3度 5:6 第6倍音と第5倍音 長6度 3:5 第5倍音と第3倍音 短6度 5:8 第8倍音と第5倍音 --------------------------------------
という関係です。
2倍音はオクターブに、3倍音は純5度に、 4倍音は純4度に、5倍音は長3度・長6度に、 6倍音は短3度に現れています。 (下の音から上の音を見て、下の音に現れる倍音です)
音程がほぼ合っていれば、それらの音程で倍音のうなりが聞けるでしょう。
しかし、弦によって発生する倍音の量、大きさは様々に変化しています。 最高音では2倍音ぐらいまでのようですし、 最低音では1〜3・4倍音にかけて増加する傾向もあったりしますし、 単弦うなりもままありますし、ピアノによって様々です。
ですから、そうした中から、 5度を重視する人もいれば 4度を重視したりする人もいますし、 いや3度だ、10度だ、2オクターブだ、と言う人もいたりします。
パソコンソフトの「RCT(レイバーン サイバー チューナー)」では 音域によって自動的(論理的)に切替えているようです。