中日臨海バス

2000年6月1日から地元の要望の形に応え、南海岸和田駅〜ベイサイドモール岸和田カンカン間を結んでいる小型バスである(因みにROSA)。あまり耳にしないようなバス事業者であるが、貸し切りや企業、葬儀等の送迎運行が主で本社は三重県四日市市にあり、だんじりくんの運行は大阪堺支店が担当。中日臨海バスとしては初の路線バスの運行である。泉州地域は南海バスがほぼ独占状態だったため、独占状態が崩壊してしまった。南海バスがこの路線を運行しようとしても、採算を理由に断ったのであろうか?それにしても堺の支店がわざわざ離れた岸和田まで出てきて運行するのは全くの謎である。しかも9月中旬に毎年行われる岸和田だんじり祭りの時には全便運休するとか。

運賃は大人・小児共100円均一で、手動式の運賃箱がバス車内に設置されている(両替は運転士に直接申し出る形)。カードの処理方法は乗客自らが運賃箱備え付けのカード挿入口に入れるのではなく、運転士が乗客からカードを受け取り小型の処理機で手動操作している。

カードの仕様であるが、一般的な裏が灰色や銀色といったのではなく、商店街のポイントカードのようなローコスト物。傷付きやすいため、保存には注意。

   

 

カードは車内でのみ発売。1000円券のみであるが、割り増しが付いておらず便利なだけ(運賃が100円だから付けても意味がないのかも?)。左側が通常発売のもの。右側は開業から1ヵ月間の利用者の中から抽選で配付されたものであるが、外れた人からの要望が多いために東京の某通販バスグッズ店だけで郵送発売されていた。今となっては入手不可。

 

 

カードの裏面(切れ込みの位置からすれば表面かも)の様子。やはり印字形態がどこかのポイントカードみたいなように感じる。残額が0になれば回収されるかは不明。

なお、2000年12月頃から泉州健康ランド・クアオルトリバティ方面への路線延長に伴い、カード処理機が持ち込まれていないバスが走るようになったため、現在では発売を中止した模様(カード処理機がある場合は使用可能)。バス車内や停留所のポールに貼られていた「車内でだんじりくんご乗車カードを発売しております」というステッカーは現在は存在しない。