本体には最大で50枚のビットマップ形式の画像ファイル(白黒)を記憶できる不揮発性メモリー(EEPROM)を搭載しています。パソコンと接続することで、専用のサポートソフトウエアから簡単に画像をTPSA-600CR本体に転送できます。 転送したデータはその場ですぐに表示できる他、1〜50までのページ(画像1枚につき1ページ)に保存することができ、保存した画像データは、簡単なコマンドですぐにGLCD上に読み出して表示することが可能です。 RGBのバックライト各LEDの点灯・消灯もUART通信にてコマンドで制御できます。組み合わせは自由なので、バックライトを多彩に設定でき、表示される文字やグラフィックの内容に応じてバックライトを変更するなどの応用が可能です。 複雑な図形や、漢字・グラフ・絵柄・マークといった画像を思いのままGLCDに多彩に表示できます。  保存したビットマップファイルには、それぞれファイル毎にタッチパネルのタッチ領域データを記憶可能です。タッチパネルの検出領域のデータは、実際にタッチパネルの検出したい部分の、四つ角のうち左上と右下を触れることによって登録できます。 |  |  | | 登録時のイメージ | 実際の登録時のイメージ | 上図の通り、タッチパネル領域登録モードの時に、タッチ位置@と、タッチ位置Aに触れることで「検出領域」を確定して、本体のメモリーに登録できます。1枚の画像に最大15カ所(15ブロック)まで登録することができます。(もちろん15カ所以内であれば、何カ所でも可能) (※1) タッチパネルの検出領域は画像データと一緒に内部メモリーに保存されますので、画像を読み込むと自動的にタッチパネル検出領域データも読み込まれます。  タッチパネル登録領域に触れるなどすると、登録した箇所に応じた値がUART経由で出力されます。 例えば1番目に登録した領域部分(ブロック1)に触れた場合、UART経由で1(0x01)が出力されます。同様にして0x01〜0x0Fまでの値がUARTで出力されます。 開発者はUARTで送信されてくる値を読み込み解析するだけで、どの位置ユーザーが触れたか判定できますので、画像表示機能と相まって簡単にタッチパネルアプリケーションを開発することができます。 また、タッチしている間に何ミリ秒間隔で信号を出力するかの設定を10ミリ秒単位で設定可能。さらに外部端子を設定することで、繰り返し出力を無効にして一度タッチすると同じ領域を離すまで出力をリピートしない機能を搭載しています。  GLCDのバックライトに赤・緑・青(RGB)3色LEDを採用しています。自由な組み合わせで点灯・消灯が可能です。点灯及び消灯の設定はUARTによってコマンドで設定が可能です。  また、電源投入時の初期状態のLED点灯状態は本体の不揮発性メモリーに記憶させることが可能です。 バックライトの色を変更することで、多彩な表現が可能となり、アプリケーションの幅が広がります。  TPSA-600CRでは、ビットマップファイルを保存する機能の他に垂直線・水平線・斜線を含む線・円(※2)・四角形(塗り潰しあり/なし)などの図形描画及び、4種類の文字の大きさを選べる文字列描画機能を搭載しています。これらの図形・文字列はビットマップ画像の上から上書きできますので、ビットマップ画像に図形や文字列を付け加えることでより多彩な表示が可能となります。 漢字表示などの固定表示部分は画像として保存しておき、逐次変更が要求されるような部分は文字列として描画することで、多彩な表示が可能となります。 なお、図形・文字は描画の他に消去も可能ですので、一度描画した図形や文字だけをピンポイントで消去することができます。  TPSA-600CRの豊富な機能を簡単にパソコン上から扱えるサポートソフトウエアをCD-ROMに収録しました。 ビットマップファイルの転送から保存、表示、各種機能の制御、図形や文字列の描画、パックライトLEDの設定等様々な制御等を一つのソフトウエアからRS232C経由でTPSA-600CRに送信してコントロールできます。また、TPSA-600CRからの戻り値も表示しますので、機能の確認やタッチパネルの領域設定の確認なども行えます。  ※TPSA-600CRとパソコンと接続するには別途USB-TTLパソコン接続ボード(型式59R770) が必要です。  ビットマップ画像ファイルを転送する時は、煩雑な通信となるためパソコンとの接続をお奨めしますが、一度登録した画像データの呼び出しや各種図形の描画・文字列の描画・GLCDパネルのクリアー等、TPSA-600CRの各種制御・駆動はシンプルなコマンド体系となっています。そのため、外部に接続したPICマイコンなどからUART経由で簡単に制御できますので、タッチパネル機能を搭載した組込アプリケーションとして最適です。 漢字表示や複雑な図形表示、ましてタッチパネル機能を搭載するとなると、かなり高機能なCPUを外部に必要とすることが一般的ですが、本TPSA-600CRを使用して、画像ファイルを本体に記憶させることで、PICマイコンなどのワンチップマイコンから簡単に高度なタッチパネルアプリケーションを作ることができます。 例えば、ページ1(画像1と、その画像に合わせたタッチパネル領域データ)の呼び出しであれば、「0x44 , 0x01」 の2バイトのコマンドで読み込みができます。 引数の多い文字描画の場合でも、「0x4E , 描画始点位置X値, 同y値、文字種類(0〜2)、描画モード(0=消去、1=描画)、文字列(ASCII)・・・」といったコマンド体系となっています。 ※TPSA-600CRのUARTの仕様は下記の通りです。 | 通信速度 | 115.2Kbps | | データ長 | 8ビット長 | | パリティ | なし | | ストップビット | 1 | | ロジック電圧レベル | TTL (5Vp-p) | ※TPSA-600CRとパソコンと接続するには別途USB-TTLパソコン接続ボード(型式59R770)が必要です。TTLレベルのデバイスとは直結できます。 ※1:登録できるタッチ検出領域は四角の範囲内となります。丸や三角等の範囲の指定はできません。 ※2:円はGLCDの縦横のドットピッチの関係上、正円ではなく縦に長い楕円になります。 ※3:サポートソフトウエアの動作には、.Net Framework2.0が必要です。 ※4:ソフトウエアのデザインはバージョンアップ等により変更になることがあります。 ●マニュアルはこちらからご覧頂けます。
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