Germin edge 705
経緯&動機
それまで使っていたメータ VDO C2DS が調子悪くなって、ときどきセンサを拾わないことが多かった。ポンド安もあって、GPSタイプのを買ってみることにした。
購入・付属品
- Totalcycling.com から購入。6日ぐらいで到着した。
- Garmin Edge 705 GPS-Enabled Cycle Computer With Cad/HRM £263.79, shipping £40.00
- 本体、心拍センサ、後輪取り付けタイプの速度・ケイデンスセンサ(GSC-10)、クランクマグネット、ホイールマグネット、ブラケット(ハンドルバー用とステム用)、簡易マニュアル、CD-ROM、ACアダプタぐらい。
- 決済レートは、カード会社経由なので 1£=144円ぐらい。つまり、関税1200円込みで45000円ぐらい。
- ACアダプタはワールドワイド版で、プラグも取り替えれるようになっているのだが、英国版はヨーロッパ仕様のプラグしか入っていない。
- 電気屋で変換プラグ(英→日米)を購入。USB経由でも充電可能だが、充電速度は遅い。
- 2GB の MicroSD を購入。Micro SD の活用の方法がわからない。地図を入れてあるが680MBぐらいしか使っていない。ログとかコースを入れておければいいのだが。
- 本体部の重量は、Micro SD 込みで 108g(実測)。
ソフトのセットアップ&インストール
- まず、電源をONして内蔵バッテリーを完全放電させる。電池残料センサのリセットのために必要らしい。よくわからないが。
- Garmin Training Center for Windows 3.4.3 ダウンロード&インストール。日本語化パッチを当てる。
- MapSource 6.14.1 ダウンロード&インストール。GTCをインストール済みの状態で行なうこと。日本語化パッチを当てる。
- WebUpdater 2.4.1 ダウンロード&インストール。
- ファームを 2.10→2.50にアップ。
- .NET 2.0 に必要な Microsoft Windows Installer 3.1 をダウンロード&インストール。
- SportTracks に必要な .NET 2.0 もダウンロード&インストール。
- SportTracks 2.0.3170 ダウンロード&インストール。
- SportTracks から直接データをダウンロードするために、GarminCommunicatorPlugin 2.62 をダウンロード&インストール。
- gStart を startupから外す。
通常は、linux host, vmplayer 2.0.5 で windows xp guest。そのうえで SportTracks にてデータを管理。直接、ソフトと Unit がやりとりしなければならない環境は、直boot の windows xp 上に環境を構築。もし、うまくドライブを認識しない場合は、ドライブレターを強制割り当て(コントロールパネル→管理ツール→コンピュータの管理→記憶域→ディスクの管理)するとよい。
- Unit を Linux 上でマウント。
- 本体フラッシュ/Garmin/History/ の中から *.tcx ファイルをHDDに保管。
- *.tcx を SportTracks で import して、ログ管理。
マップのインストール
- uudから GARMIN GPS用 日本詳細1:25000道路ナビ+トポ v2.0 CDROM版 を購入。12000円。5日で到着。
- オンライン版、SDカード版は地図の使い回しができないので、かならずCDROM版を購入のこと。
- MapSource を使って、RoadNavi 25k(道路) と topo 20m(等高線)をユニットに転送。日本全土を転送して681.7MB。本体メモリには入らないので MicroSD に転送。かならず一度に転送すること。地図容量が大きいと起動時間がかかるので、絶対行かなさそうなところは転送しなくてもよいかも。
SportTracks のプラグイン
プラグインはこちらから。
- GPS2PowerTrack
- GPSでの走行記録、自重(その日の体重+自転車)、抵抗(フォーム、タイヤ)、ダウンロードしてきた気象データ(風向風速)などから、パワーを計算する。精度は不明。なんか信用はできなさそうだが、表示されることは楽しい。Undo、再計算もできる。気象データは近くの空港のデータをダウンロード。
- Elevation Correction
- 標高データをSRTMのデータ(当然、自動ダウンロード)で補正する。往復やスタート地点で戻ってきた感じを見ると、かなり精度高いように思う。Undo もできるので安心。Elevation Correction Analisys は cadence データが変になるので使わないことにした。
SportTracks と GPS2PowerTrackでパワー解析
SportTracks に GPS2PowerTrack プラグインを入れると走行ログからパワーグラフを算出してくれる。おそらく、速度、傾斜、車重、(その日の)体重、風速、気温(GPSログをもとにインターネットでDBを調べる)、標高、ポジション(空気抵抗)、タイヤ種類(転がり抵抗)などから推定しているのだろう。
手順
- GPS2PowerTrack プラグインのダウンロード、インストール。
- SportTracks の設定をきちんとする。
- 「アスリート」の体重
- 「機器」のバイク名、車重
- 「アクティビティ」で使用機材を選択
- 「設定」→Plugins→GPS2PowerTrack でポジション、タイヤ、地域の設定。
- アクティビティの編集→GPS2PowerTrack Calc で、パワーのフィールドにパワーのデータが入る。ふつうにパワーメータで取得したデータと同様に扱える。
SportTracks のゾーン設定
見つけにくいがが、「他のタスク」→「画面選択」→「カテゴリー」で設定出きる。ゾーンを設定しておくと解析上便利につかえる。
Lap から course の作り方
(2009-01-10)
過去の自分が走ったコースは、virtual partner などや do cource で使う。本体だけだと、過去の走行記録を参照してコースを作ることができるのだが、走行記録は自宅〜自宅を記録している場合が多いのでラップからコースを作ることができるとよい。それには Garmin Training Center(トレセン) を使う。
- デバイスからデータをインポートする。
- 「履歴」から、使いたいラップ以外を削除する。
- 右クリック→「コースをアクティビティから作成」で、コースを作成。
- コース作成後、ラップの削除は Undo で復活できる。
- コースをエクスポートする。
- 本体フラッシュの中の \Garmin\Courses\ の中に保存する。トレセンを使って、デバイスに転送してもいいが、余計な上書きをしないように注意。
- 本体メニューの「Training」→「Courses」から選択できる。
- 「Do Course」しているあいだはコースモードになっているので、止めるときは、「Training」→「Stop Course」をする。
地図アップロードの方法
(2009-01-11)
- ラップをエクスポート→*.gpx で GPX 形式で保存する。
- または、時刻-速度グラフなどをもとに、分割時刻を調べ、アクティビティを編集→分割、で必要な区間を作り、*.gpx でエクスポートする。
- エディタで *.gpx を開き、全てを選択→コピー。Linux で Firefox を使っている場合、エディタも GNOME 系のものを使わないと、コピー&ペーストがうまく働かない場合がある。
- ALPSLAB route で、「ルートを投稿」でルートのデータにペーストする。
- 投稿ボタンを押す。
- ALPSLAB route に投稿する。
- KML 形式でダウンロードする。
- Google Maps→「新しい地図を作成」→「インポート」でファイルをアップロードする。
Mixi Map
Mixiの日記にはGoogleMaps のマップをインライン埋め込みすることができる。
- Google Maps で「リンク」→「HTML」で iframe をコピー。
- Mixi でマップボタンを押して、そこにHTML片を貼り付け。
■レースの開催
- 「レースを開催する」で、ALPSLAB route の地図をインポート。
- チェックポイントなどを指示にしたがって作成し、レースを開催する。
- GPSやマップの誤差を考慮して、スタート、ゴールをすこし内側に詰めておくと使いやすい。
■ログ投稿手順(簡単な方法)
- スポトラでログを .gpx にエクスポートする。ログの切り出しは不要。
- [このレースに参戦する]ボタンを押す。
- [参戦名]記入する。
- エディタで .gpx ファイルを開く。Linux & Firefox を使っている場合は GTK をつかったエディタを使うのが吉。
- 全てを選択→コピー→[GPSデータ]フィールドにペースト。
- このGPSデータで参戦する。
※必要な部分を切り出さなくても、レース部分だけしか公開されません。
■ログ投稿手順(慎重な方法)
- トレセンにログをインポートする。
- 不要なラップを、右クリックの[ラップの削除...]で削除する。
- 右クリックでアクティビティをエクスポートすると .tcx で保存される。
- GMM2.exe で開いて、右クリックで、[GPX形式で保存]で .gpx で保存される。
- エディタで開いて貼り付ける。以下同じ。
- アカウントを作ってログインする。
- myConnect→アップロード→手動アップロード(Windows や IE でない場合)
- file フォームで *.tcx ファイルを指定。
感想
- 表示は正確で反応も早い。快適である。
- HR limitとCad Low Limitを設定。どちらも同じ警告音「ビー」が鳴る。上限、下限も同じ。しかも判別は10秒に一回ぐらい。t3はエラー時は警告音が鳴り続け、上限下限で違う。こちらのほうがわかりやすい。auto stop/resume は音が違うので、リミットエラーも工夫してくれると良かった。エラー時はバックライトが on になるので分かりやすい。
- t3のほうが心拍をグラフ表示してくれるのでわかりやすい。Edgeもグラフモードがあるのだが elevation しか表示しない。表示項目を選べるといいのに。
- auto stop/resume は反応が早い。車止めを越えるのにも反応してしまうぐらい。
- 標高は不正確。出発時 -35m、帰宅時 20m。地図を持っているのだからその情報を利用すればいいのに。
- 座標は正確。誤差円が表示されるのもわかりやすい。すこし広い道なら道の左右が判別できるぐらい。今日通った道ぐらいは表示されていた。
- 表示のday/night 切替えが日の出/入で切り替わる。GPS座標と時刻で判定しているのだろう。芸が細かい。
- いろいろな項目が同時に8項目も表示できるのは非常に便利。しかし、結局2画面切り替えで、常に表示させたい項目が決まっているので、全データをチェックすることはできない。表示項目のうちで、「巡回」もあると、いろいろなデータがチェックできてタノシイと思う。
ディスプレイ設定
Computer 1
主にログ系。
Computer 2
主にラップ系。
map
Workouts
Speed | Cadence |
Lap Distance | Heart Rate |
time |
speed |
Course
Altimeter