自転車ツール・ド・おきなわ2009
Under-Construction

ツール・ド・おきなわ2009

旅行編

旅行は名護ツアーで手配。少し出遅れたが、無事予約が取れた。

土曜朝発、リゾートおくま泊、日曜日は名護の21世紀ホテル。月曜夕方那覇発。

那覇から奥間までは、機動性を考慮してレンタカー。リゾートおくまで乗り捨てが可能な、フジレンタカーにした。復路の名護から那覇は高速バスにて移動。

自転車は、宅急便でリゾートおくまに事前送付。段ボール箱は日曜朝に手荷物としておくま→名護に運んでもらう。ゴール後、名護の会場で自転車を梱包して、会場から発送。来ていた業者は、自転車を素のまま預けると、業者側で段ボール梱包してくれたが、付属荷物などあったので、持参段ボールで自力梱包した。

10/29(木)

前の週の木曜日に自転車梱包。自転車屋に段ボールをもらってきた。クロスバイク用で大きいとのことだが、あとで他の人のものと比べると幅が狭い。ママチャリ用のをもらうべし、というアドバイスを忘れていた。ペダル、ステ管、前後輪、RDを外して、ワイヤーはアウター受けから外して、やっと入った。工具、ウェアなども梱包して、近所のクロネコヤマトの営業所まで持参。ヤマト便にて送付。船便なのだろうか、鹿児島経由で翌水曜日に到着。CO2ボンベを入れていたが、船便だからか、大丈夫だった。少し早く送り過ぎたか。

11/7(土)

朝食後、JRで関西空港に。チェックインしてまったりと。早朝で寒かったので重ね着して出発してたのを着替えたり。周りを見てみると、輪行の人も多い。飛行機袋の人もいるが、ペラペラ袋の人もいる。

飛行機はANA。機内誌にイタリアのチクリの記事があるところが、さすが特別協賛。到着してレンタカーを借りる。預け荷物が無いのでスムーズ。

昼過ぎに名護着。受付をする。進行手順などがよく分からない。昼食はパンとかバナナを少しづつ。開会式やイベントは不参加で奥間に向かう。

昼過ぎにリゾートおくまにチェックイン。奥の方のコテージの3階。4人の相部屋で、皆さん単独行。私以外の人は夕方にチェックインして来た。

体育館で自転車組み立て。隣で組み立てていた人が、メカトラ発生。iPhone で自転車屋を検索して電話で問い合わせ。便利だなぁ。

組み立てたら動作チェック。RD の変速の調子が悪いので調整しながら。アカマツ号はダウンチューブのアウター受けにアジャスターがなく、リアのアジャスターはRD部のみ。ダウンチューブがすっきりして外観上はとてもよいのだが、走りながら調整できない。レース機材としては欠点だ。最近のワイヤ内蔵タイプとかは、アウター受けからも外れないから梱包しにくいし、走りながらのアジャスター調整もやりにくいだろう。

予備レーパンを忘れたので、娑婆服で走る。普久河の頂上まで登って、35kmほど走って終了。そろそろ暗くなって来ていた。明日のスタート待ちで食べる食料を近くのコンビにで買って、レンタカーにガソリンを入れて、カギをホテルのフロントに預ける。

夕食は専用バイキング。ラフテーとかチャンプルーとかは我慢してパスタとジューシーとジュース。ドリンク作ってゼッケン付けて、関門表を自転車に貼って 21:00ごろ就寝。大ボトルにCCD×4袋と塩を溶かす。かなりネットリする。CCDは3袋でよかったかも。ゲルフラスコには参加賞のメイタンゲルを含めて原液で4袋。結局、ドリンク2/3と道中もらった水しか走行中には摂取しなかった。他のを摂取する余裕がない。ゲルとドリンクは被っていて水が少ない。少し薄めたゲル、CCD2〜3+塩のドリンク、水を搭載するのが良さそう。

11/8(日)

2:00ごろに目が覚めて、布団の中でゴロゴロしつつ4:30起床。5:00前に食事。ご飯とみそ汁とバナナを集中的に。蛋白質少々。繊維質は極力取らないように。軽量化して出発。

荷物は段ボール箱にまとめて駐車場においておけば、名護会場まで運んでくれる。チューブ、小型ポンプ、パッチはひとまとめにして携行。ポンプ券を付けて、辺戸岬で預ける。本来、名護で前日に自転車を預けた人が、出発前に辺戸岬で空気を入れるためのポンプ券だと思う。

6:30ごろ、アップと道路下見を兼ねて、自走でホテルを出発。持ち物は次。チューブ、ポンプ、パッチ→辺戸岬でポンプ券で預ける。大福2つ、500mlペットボトル→辺戸岬で食べる用。ミニ羊羹、蜂蜜、塩、ゲル、ドリンク→補給用。羊羹と蜂蜜は出発前に、ドリンク2/3は走行中に、貰ったボトルは水2本。

40分ぐらいで辺戸岬に到着。途中追いついて6名ほどで走行。辺戸岬では、出走票を投函後、ひたすら待たされる。ポンプを預けたあと、座って、二度目の朝食。

レースは無事完走。

ゴール後は自転車を梱包。なんか、自転車を剥き出しのまま預けたら、そのまま、専用段ボールに入れてくれるみたいだったけど、そんなことには気づかず、苦労して、往路の段ボール箱に梱包。ペダルと前ホイール外す。前ブレーキのワイヤを外したらハンドルがすっきり収まった。変速アウターは外したが、後ホイールとRD はつけたまま。シートポストを外して梱包OK。工具や服もほうり込んで発送。残りはリュックのみ。

トイレで着替えて、500円の金券をオリオン2本に変えて、リザルトをチェックして、完走証をもらって、ふれあいパーティ。これは、形を変えたオトーリのようなものだ。エイサー、民謡、オリオンビール。なぜ泡盛が無いのだ?市長挨拶とか、めっちゃ泡盛飲みたそうにしていたが。無料のビールと豚汁を食べながら、豚の丸焼きのすぐそばで表彰式を見る。

豚の丸焼

会場では号外が配られていた。レース結果のものと普天間基地反対のもの。ツールドおきなわのレースだけでなく、沿道の応援、規模に不相応なアットホームな運営、青い海、オトーリ、泡盛、ちゃんぷるー、失業率、基地、そういったもの全て含めて沖縄なのだ。

抽選を待たずにホテルに帰って、着替えてシャワー浴びて、打ち上げに。

主にネットで知り合いの方の打ち上げに混ぜていただく。何も制限はない。思う存分飲み食いできる。久しぶりにまじめに(減圧が必要なぐらい)飲んだ。自転車の話、それ以外の話。ひたすらタノシイ時間だった。

11/9(月)

8:00ごろ起床。ホテルで朝食をとり、9:00前にチェックアウト。名護観光。天気も良いことだし、名護中央公園に登ってみることにする。歩いて、ガジュマロのところまで行って、そこから川沿いに登って、公園のふもとから階段。残っていた酒が、ドンドン汗となって抜けていく。名護城跡(F)〜南展望台(J)〜自然観察道(しいのみの道)(G)〜天上広場(展望台最上階が工事中で入れなかったのは残念)(P)〜(C)〜桜広場(D)〜(B)〜(A)と、一時間半ほど、うろうろしていた。高いところでは展望がよく、自然観察路ではジャングル気分で、アップダウンが多くて運動になる。生物相が本土とは全く異なっていておもしろい。無料だがとても楽しめた。せっかくだからGPSでログを取りながら歩いたら良かった。

名護中央公園の地図南展望台からの名護市内の眺め

オリオンビールの前を通って、21世紀ホテル付近の名護バスセンターまで、またもどって高速バスに乗る。混んでるかもしれないと思ってバスセンターから乗ったが、ガラガラ。市役所前から乗っても良かった。

那覇バスターミナルで下車。ちょうど昼時なので沖縄そばを食べる。そのあと、国際通りの店でおみやげを検討しながら、安里〜新都心まで歩く。結局、サンエーの大型店で沖縄食材を買い込んでモノレールで空港まで。土産っぽいものとしては琉神マブヤーの食玩。

会場で発送した自転車は11/10(火)に到着。復路は航空便だったのだろうか。

レース編

結果。市民85km完走。運営トラブルがあり、完走率30%のサバイバルレースを、ほぼ最終列車で完走。去年の実力だとたぶん無理だった。まぁ上出来な結果だろう。


9:33スタート予定ということで8:30ぐらいから軽くアップ。自走にてほとんど準備はできているので、駐車場からスタート地点の間を数往復。すでに並んでいる人もいる。8:50ぐらいに列に並ぶ。ほぼ最後尾。

ところが進行上のトラブルがあったみたいで、スタートは1時間遅れの10:30ごろ。関門については「考慮する」とのアナウンスはあったが、交通規制との兼ね合いもある。完走率は1/3〜1/4、一番厳しい関門は(例年の高江ではなくR58接続の)原河、目標は完走のサバイバルレースになることが予想された。結局、かなりの人は高江で切られたみたい。

作戦は、最後尾スタートで、平坦区間で安全エリアにあがり、普久河の上りで前に出る。高江〜原河の区間は集団で。原河に終電で入れれば上って下って関門クリアしてゴーヤーストリート(R58)でゴール。

スタートしてすぐの上りで、早速集団がバラける。ほとんどサイクリング。トンネル内でブレーキとか叫んでる人もいる。訳わらん、非常に危険な状態。前方を見るとすでに中切れ。あわてて前に出る。斜行するひと、ラインが定まらない人が多い。ちょっとしたうねりや道幅変化で減速がひどい。意味不明な「減速」「ブレーキ」といった掛け声も多い。そんな必要ないやろ?なんもないところで早速こけてる人もいた。前に行くと、だんだん、ラインが安定してきて、集団の形もまとまって、先頭が見えるような位置で、ジュース飲んだり、体の準備をして、普久河の上りに突入。曲がりと上り口で減速連鎖があり、前との差が開くのでここでもう少し先に行っておくべきだった。

上りではマイペースで。ほぼ185bpm。序盤は順調に抜いて行くが、後半は周囲がペースが似たような人で揃ってくる。それでも、見通しがよければ先頭のバイクが見えるぐらいの位置。

下りに入ると、そのときの周りの人と自然に列車形成。先頭は随分先に行っているみたい。max 60+km/hぐらいの安全運転で下って、それで抜ける人は抜く。あとで聞いて見たら、もっと飛ばしたほうがよかったみたい。200,130km向けに補給を配ってたので水をもらう。ドリンクは4袋CCD+塩を1本だけもって行ってたのだが、やはり濃い。水も欲しくなる。

高江のアップダウンは20人ぐらいの列車で。途中、ちぎれかけたり、中切れだったりするが、これが最終列車、これで原河まで行けなければ完走できない、と信じて頑張る。山中のアップダウンも、海沿いの平坦も、同様にしんどい。脚が攣りそうに痙攣しだした。とにかく負荷を掛けない走りを心掛ける。登りは立ち漕ぎも交えて体をほぐす。周囲は、85kmの人が多かったが、後半になれば 200,130kmの人の割合が増えてきた。攣り防止のためにCCD+塩ドリンクをチョビチョビ飲んでいたが、距離や運動強度と比較して、水分摂取量が不足していたかもしれない。

慶佐次の補給所の登りでほぼ終了。とりあえず進んでいるだけ、みたいな感じで登る。攣り対策のため、塩CCDドリンクを捨てたくなかったので、水ボトルを捨てて水ボトルをもらう。こんどはオキナワボトルだった。

いったん下って原河の登り。熱中症の感じになってきた。吐きそう。水ボトル2本もらって頭から冷却&補給は背中から、としたほうがよかったかも。周りもしんどそうで同じぐらい遅い。応援してくれてるピークからいったん下がってまた登って、やっと下り。

原河のの登りにさしかかる最終列車

原河の関門クリア。列車に安堵の雰囲気が広がる。あとはみんなで回してゴールしようぜ、という感じ。私以外は200と130だった気がする。熱中症は相変わらずだが海沿いエリアはなんとか順調に。橋をわたって市街に入るところで、ちぎれる。あとは独り旅。後ろからもう一本電車が来たが、見送り。

R58 は、予定された交通規制の時間は終了している。走者が通るときのみ横断道路の交通を規制している状態。レースも関係無くなって完走だけのひとのために交通規制をさせてしまって申し訳ない。ジャスコの登りでも応援していただいたのだが、全く答えている余裕は無し。残りキロ数と地面としか見えない。

やっとゴール。口もきけない状態だったが、コーラいただいてすこし復活。手荷物を引き取って、ジュース購入して、自転車を梱包する。

データ

自転車: akamtsu クロモリ。8.6kg(空ボトル、メーター込み)
ホイール: Campagnolo Zonda + Michelin Pro3Grip + Panaracer R-AIR
ウェア: Shimano long sleve summer + Pearlizumi UV spats 体重: 54.2kg(10/31), 55.2kg(11/4)

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