ダイビングはじめて5年目過ぎてますが、まだ、沖縄本島にさえ足を踏み入れたことが無かったのですが、今回、初の本島上陸&ケラマに行ってきました。きっかけは、ANAの超割を売り出してたので、どっか行こうとのことでした。チケットは、Webに3時間カジリついて、やっととれました。お目当ての便は、即日完売だったみたいで、取れたのがラッキー。
今回のダイビングは、ホント、台風に付きまとわれたのです。4日の日程に、台風6号から8号までの3つも関係してしまいました。もうこりごりです。
出発前にもっとも気掛かりだったのが、台風6号でした。大型で強い台風は、出発前の10日に近畿に接近して、日本を縦断して、各地に雨被害をもたらしました。この台風が関西を通り過ぎた直後に、私たちは沖縄に向けて出発することができたのです。飛行機が飛ぶまではハラハラしてました。
いったん、飛行機が飛んだ後は、上空の天気は良く、西日本の地形を上空から、楽しむことができました。上空から見ると、地図を再確認できて、いろいろな地域や地形があることが、実感できます。
無事、那覇空港に付いたら、次のクイーンざまみに乗るために、泊港にタクシーで向かいます。乗船手続きが済んだ後に、船内で食べる昼食を買いに行きます。待合室の近くに、クイーンズ・ストアという何でも屋があって、お菓子とかはこちらで買えるのですが、その2件隣に弁当屋がありました。
この弁当屋がおすすめです。店の表には400円の弁当が売ってるのですが、店の中では、300円の弁当があります。プラスチックのトレイにご飯とおかず4品を好きな種類でチョイスできて、沖縄そばまで付いて300円。お買い得です。当然、おかずは沖縄風味たっぷりのチャンプルーとか魚とかで美味しかったです。
到着が 14:00 ごろだったので、この日は3本目から合流して1本潜りました。すでに接近中の台風8号の影響で、外海が荒れていて、潜れるポイントが限られてしまいます。ダイビングサービスは、el azul さんにお願いしました。非常に親切にもてなして頂きました。
ポイントは、ガレ場に大きな根や張り出しが何個かあるポイントです。ここしか潜れないようで、船がたくさんいました。透明度は 15〜20mぐらいかな。水温は、今回のダイビングを通じて 26℃で、5mmワンピースで全く寒さを感じませんでした。
初ケラマの印象としては、とにかく、魚の種類が多い。あー、これも見たことある、あれも図鑑で見たことが、、といったふうに、全然覚えきれてません(もっとも魚、他水中生物は全然詳しくないのですが)。
しかし、サンゴの状態はいまひとつ。内海のそういうポイントだったからかもしれませんが、オニヒトデが大発生しています。ケラマのダイビングサービスが自発的に駆除しているみたいで、ガイドの阿部さんも、何匹も駆除していました。7/15 時点では、ようやく予算がついて、沖縄県も駆除に乗り出すようです。
前日まで、カメが5匹寝てたとのことで、カメ狙い。凶暴なゴマモンガラがいるので、それを避けてのコースどりでした。一番大きな(1m超はある)アオウミガメに接近することができました。他に、小さいけれど、タイマイもいました。タイマイははじめて見たよ。
今回、ケラマの宿は、ペンションくばにお世話になりました。最近できた3階だてのペンションで1階は和室、機材洗い場、2階は食堂、3階は洋室で、私たちは洋室に泊りました。クーラー、テレビは無料、清潔な宿です。料理も沖縄の家庭料理風で、非常に美味しいです。
また、今回は悪天候のため、使わなかったのですが、追尾装置つきの、20cmカセグレン天体望遠鏡もおいてありました。天気がよければ、これで天体観測して、二重星、星雲、星団、惑星などを見れば美しいでしょう。
1Fの機材洗い場も広く、水着で入れるお風呂もあります。機材干し場も広く、外階段もあったりで、ダイバーの使い勝手は非常に良く、港までの行き来についても徒歩1分と非常に便利です。
台風8号は、台湾付近で発生していて、ケラマ諸島にむかって西行してきています。よって今日は、朝の1本だけ。
ここは内海ですが、ガレ場に根が点在するポイントです。根には、スカシテンジクやキンメモドキが群れていて、沖縄な感じです。ハナダイ、グルクン、ノコギリダイなんてのも群れてたんですが、全般的に小振りでかわいい感じでした。
見慣れない魚がいました。ガイドさんに聞いてみると、キツネウオSPとのことで、このポイントでは比較的浅い水深でけっこう見れるとのことです。こういうときのメモ替わりのデジカメは便利(下写真)。
台風8号で海が荒れて、あまりにもすることが無いので、暴風の中、隣の慶留間島まで散歩に行ってきました。だからどうだってことも無いのですが、それぐらい、することが無かった、ってことです。防波堤の内側で、シュノーケルで遊んでる人もいました。いいかげん、散歩から帰ってきたら、昼寝ですね。
今日は、台風一過で、良い天気、波も無いグッドコンディションでした。しかし、また次の台風7号が接近しているので、3本続けて潜ります。
今回は、ケラマ No.1 のビッグネームポイント、ニシ浜に入ります。透明度も20mぐらい見えていて、空は晴れ、青い海に、白い砂地に根が点在していて、スカシテンジクやらが群れてて、ケラマに来たんだなーって実感しました。最高でした。
根ではスカシテンジクが群れてたり(少し数が少ない気がしたが)、アザハタがのんびりクリーニングを受けてたり。エラをガバーって開けて気持よさそうです。
今回の出物は、イッポンテグリの幼魚。珍しいらしいです。せっかく教えてもらったのに、名前忘れてしまってて、教えてもらいましたm(_o_)m。色合いがきれいで可愛かったです。
つづけて潜ります。今度は、トウアカクマノミで有名なポイントです。まずは、漁礁に行きました。ちょっと深かったのですが、いろいろと根付いていました。クダゴンベ君も小さくてかわいかったです。
つづいて、メインのトウアカクマノミのいる所へ。ライトの当たっている所、巻き貝の殻に卵を産み付けていて、孵化寸前のようでした。そのせいか、やたらと攻撃的で、何べんか、指をかじられました。
帰りには、またまた、ウミガメがいたり、ホシカイワリがいたりで、湾のポイントですが、水も青かったし、潮遠しは良い感じでした。
同船の他の人たちは2本で切り上げてますが、強引に3本目も潜ります。4:30 阿嘉島 発のフェリーザマミに乗ることは決まっており、昼飯や機材を乾かすといった事は、この際考えてません。
最後は、リクエストして、ドロップっぽいポイントに。潮通しが良く、斜面沿いに流れていました。流れのせいか、私の大好きなハタタテハゼがいっぱい、顔を出しててうれしかったです。
また別の、台風7号が、南から北上してきているので、翌日の RAC で帰る予定をキャンセルして、4:30 阿嘉島発のフェリーざまみで急ぎ帰ります。機材は生乾きのまま、着払いの宅急便で送ってしまいました。クイーンよりだいぶ安いにも関わらず、所用時間は1.5時間程度で那覇着。波も、まだなく、快適な旅でした。ただし、クーラーの効いた船室はいっぱいで、デッキで過ごしてましたけどね。
那覇の泊港に着くと、とまりんアネックス1階のスーパーで自宅用の沖縄を買い込みます。SPAM、ソーキのレトルト、チャンプルーの素、アーサーなどなど。毎回、帰りの荷物が重いっす。
国際通り(これも初だ)を一通り観光して、公設市場も当然、ざーっと見て、お土産ものを買込んで、那覇は都会だな─と実感しました。今まで、沖縄といえば、石垣が一番都会だったもので、ここも沖縄なのか、とびっくりしてしまいました。にぎやかですね。
夕食は、国際通りの西の端の近辺の安里屋にしました。泡盛が、バー形式で飲めて、沖縄料理もおいしかったです。バーテンさんが面白くていい感じでした。
台風8号の接近は、7/14 の午後だと思ってたのですが、早めに起きてみると、本日の那覇の飛行機は、全便欠航。あわてて空港に向かって、3時間ほど並んで翌日のキャンセル待ちチケットを入手。電話なんかは、全く通じませんでした。とにかく空港に行くのが正解でしょう。
キャンセル待ちに並んだあとは、ステーキハウス88で昼食を取ったあと、とりあえず、国際通りに出かけましたが、こちらも、早々と、台風のため閉店。バスも運休。空の状況としては、晴れてて暑く、風もまだそれほどでもなく、これぐらいなら、飛べやー、って感じもするぐらいだったのですが、沖縄の人は、台風慣れしているのか、対応が早い。なんというか、どーせ台風だから、
という感じもしましたです。がんばって開店している、観光土産物店をひやかした後はホテルへ帰って昼寝するしか、またまたすること無し。
昼寝して、起きたら、STAR WARS Episode 5 を見て、世界遺産のガラパゴス編を見て寝ました。そのあいだ、滝のように雨が降ってて、窓がガタガタ揺れてました。かなりの暴風雨です。
キャンセル待ちの時に、10:05にカウンターに来て並んでください、とのことでしたが、朝テレビを見てみると、すでに臨時便が飛んでいる。あわてて空港に行くと、すんなりと、10:00 発の臨時便に乗ることができました。会社用などの土産を購入して、最後の一服。沖縄そばとオリオンビールで休憩して、帰ってきました。
さて、行程中で飲んだオリオンビールは何本でしょう?
飛行機で追い越してしまった、台風8号が、これを書いている今、関西に接近しています。きっと、7/16 の関西がらみの飛行機は飛ばないんだろうな、と思います。風もけっこう強くなってきました。