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ダイビングの情報 LOG ビール作り教室(2002/11/23)


キリンビール:神戸工場ビール作り教室(2002/11/23)

(試飲編 2003/01/19)

潜り仲間で、ビール作り教室で一日遊んできました。キリンビールの神戸工場でやっている、企画で 2002年で終わってしまうのが残念なんですが、グループあたり 6000円で、ビール作りの体験ができます。

工程
粥作り原材料をお湯で溶いて、お粥状にします。
糖化麦芽に含まれる酵素の働きでデンプンを糖に変えます。
ろ過糖化したお粥をろ過して、麦汁を絞り出します。
ホップ投入ホップで味付けします。
煮沸殺菌や雑味取りみたいです。
酵母投入煮沸した麦汁を冷却して、酵母を投入します。
私たちの作業はここまで。後はスタッフがしてくれます。
発酵
熟成
ビール到着

工場へ向かう

三田にある工場への集合は、朝 8:45です。かなり早いです。梅田を7:00ごろに出ます。三田からは、ラガーバスで無料送迎でした。かなり良くできたバスです。思わずプルトップを空けたくなるぐらい。

写真写真

粥作り、糖化

最初1時間ぐらい、講義を受けながら、どんなタイプのビールを作るかを決めます。私たちのグループは、米を副原料に用いた芳醇タイプで、カラメル麦芽を混ぜて濃色にすることにしました。講義が終わって、作業場に行くと、材料の計量が終わっていて、すぐに作り始めます。まず、50℃のお湯でお粥を作り、30分ほどキープします。50℃という温度は、たんぱく質がうま味に変化する温度だそうで、デジタル温度計で±1℃の範囲に温度を管理しながら、木ベラでひたすらかき混ぜます。その後、主原料(麦芽)と副原料(米)のお粥を混ぜて、65±1℃にキープします。65℃という温度は、麦芽の中の酵素がデンプンを糖(麦芽糖)に分解する温度だそうです。この、65℃キープの工程で、WAKAがひたすら、温度管理に専念してくれたおかげで、糖分濃度の高い、おかゆを得ることができました。WAKA オツカレ!。

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ろ過、ホップ投入

できたお粥をアクリル円筒状のろ過器でろ過して、麦汁を絞ります。一番絞りとかいうやつです。味見をしてみると、「ミロ」のようなさっぱりした甘い味がします。まさに、麦芽飲料ですね。

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これにホップを投入します。ビール関係者にとっては、ホップ投入は感慨深いものらしいので、みんなで拍手をして、儀式みたいにしました。進水式や棟上げ式みたいなものでしょうか。私は、どちらかというと、後で出てくる、酵母投入のほうが、感慨深かったですね。写真左端の、リーダー Uちゃんがポリ広口ビンを引っくり返してますが、この中にホップが入っています。

ホップそのものも、いろいろな種類をブレンドしてあるのですが、それぞれに、匂いがちがって、興味深いです。しばらく、手にホップの匂いが移ってしまいました。

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昼食

昼食中も、麦汁のほうは、スタッフが面倒をみていてくれます。当然、ビールが飲み放題の昼食です。サーバから注ぎ放題でもあったわけですが、私たちのグループでは、先日発売されたばっかりの、缶ビール「鞠花」が人気だったようです。

そのあとは、工場内の公園を案内してくれました。

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冷却

スタッフの人が、残りのホップ投入(ホップは3回に分けて入れるのですが、二回目と三回目)、煮沸を終えた状態から、午後はスタートです。煮沸されて凝固したたんぱく質(アクですね)が、麦汁の中に浮いた状態にあるので、ぐるぐると竜巻状に麦汁をかき回します。そうすると、アクが鍋底の中央部に山状に堆積します。このアクの山を避けて、ポンプで吸い出して、冷却器を通して、ボトルに貯蔵します。

冷却器は、銅管でできたコイルが氷水の中に浸けてあります。氷水をかき混ぜながら、ボトルの中の麦汁の温度が6℃になるようにします。

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酵母投入

煮沸後の麦汁は、雑菌が入らないように、アルコール消毒などしながら、注意深くボトルに移され、ここで、ビール酵母が投入されます。酵母投入後からは、酒として、酒税法の管理下に入るのです。三角フラスコとアルミホイルキャップとゴム管が化学実験っぽいですね。

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完成、貯蔵

これで、私たちの作業はおわりです。その後、6℃で1週間ほど発酵させて、若ビールとなって、0℃で1週間ほど貯蔵して、ビールの完成になります。その間、スタッフが発酵管理、温度管理をしてくれます。ありがとうございます。

すでに、できてある、若ビールを飲ませてもらったのですが、かなり、アクの強い感じがしました。これを貯蔵熟成させることによって、まろやかなビールになるのは、不思議なことです。

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完成して、自宅に送られてくるのは、来年の 1/11 以降とのことです。また宴会になるでしょうね。終わったのは17:00 で、晴天のため夕焼けがきれいでした。

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試飲、兼 新年会

そうこうして、完成したビールが自宅まで郵送されてきました(着払いのクール宅 急便)。小瓶 30本入りのカートンに入って送られてきたのはちょっとワクワクしま す。

この日のメニューは次のとおり。おなかいっぱいになりましたさー。

ビール(一人あたり小瓶 3本をその場で味見、2本お土産)
鍋( Round 1. 豚シャブとほうれん草、
    Round 2. 鶏つみれ、
    Round 3. カニ、
    Round 4. ビーフン)
スモーク(ゆで卵、ソーセージ、プロセスチーズ)
ラフテ─
ハラスの鮭トバ
天狗舞
生ハムと牛タンスモーク
、、、など

すっぱいビールになってないかどうか、心配だったのですが、想像以上にうまかっ たです。黒ビールのカラメル風味もしっかりと出てたし、味も豊かな感じでした。 「芳醇ビール」というタイトルだったのですが、まさしくその通りでしたね。

写真写真

食べるのに必死であんまり写真ありません。



近藤靖浩