ショップの忘年会ツアーログです。
典型的な冬型の気圧配置の快晴の中スタートしました。途中の高速道路では 強風のため、何件か事故を目撃してしまいました。風の強い日は運転に注意しま しょう。
北風に強いすさみで、初日は1本。8時出発で1:30のボートというのんびりペース でした。ポイントは港からすぐの、ポントセ。ただし、常設のボンテンが流れて たため、アンカーを打っての潜行。あんまりポイントマップは役に立たずでした。
前情報では赤のイザリ、白のイザリがいる、というおめでたいお話しでしたが結 局見つからず。それらしき場所は探してみたのですが、コンジョ無しなのですぐ にあきらめてしまいました。沖にでてサーモクラインを越えると透明度も10mは 見えてきて魚影も濃くなる。サザナミヤッコ、ミノカサゴが見えたのでそれに釣 られて泳いでいくと、岩陰にオオモンイザリウオがこんにちは。20cmはある、大 物でした。ミナミハコフグyg を見てエキジット。水温は19℃ぐらいでした。
サービスで情報を得て、すさみいこいの村温泉へ。ここもなかなか快適な場所で した。風呂上がりに、ちょうど日没にさしかかってたので沈む夕日を鑑賞して宿 へ。
宿は双島マリンでした。私は行くのは初めてなのですが、非常にこぎれいな民宿 で感動しましたです。夕食は、味噌仕立のブタ鍋。船長が釣ってきたアオリイカ の刺し身の他おかずも大量に出していただきました。ちょっと鍋を食べきれずに 残してしまったのが心残りです。
その後、出し物として、西田さんと三恵さんによる大正琴の演奏会がありました。 大正琴自体、見るのが初めてだったのですが、エレキギターと鍵盤ハーモニカを 足したような楽器で、童謡などがご披露されました。
民宿の近くはまわりに明かりがなく、空は快晴の、星空観察日和だったので、す こし外にも出てみました。気持ち悪いぐらい良く星が見えます。オリオン座は、 その小三つ星やオリオン大星雲、牡牛座はスバルなどもはっきり見えます。冬は 明るい星が多く、冬の大三角形が見れるのですが、そこに木星も居合わせて、派 手な夜空です。カシオペアも見えたので、アンドロメダ星雲を探してみたのです が、予習不足のため見つけることはできませんでした。
串本ダイビングパークで11:00ボートのゆっくりスタート。船はネイレスで快適。 コンディションも回復していて、快晴、べた凪で、透明度も15mぐらいと良好で した。
1本目のポイントは備前。まずは根のまわりをぐるぐるしてから、下の砂地へ。 事前にネジリンボがいるとの情報だったので、ネジリンボさがし。10分ぐらいの 捜索でやっと、1匹見つけることができました。うちのヨメサンなかなか頑張り ました。目的達成。証拠写真も押さえました。ひっこめてしまうのがもったいなく て、寄りが足りなかったのと、フラッシュを炊けなかったので出来はいまいち。
そのうちうろうろしていると、砂の中からエイが飛び出してきたり。帰るときに ボンテンをロストしてしまったのが失点かな。
13:00 のボートですぐに二本目に出発。ポイントはアンドの鼻でした。土曜日の 朝日新聞の夕刊を見た方はご存じかもしれませんが、この時期、アンドはすごい ことになってます。アザハタの根にクロホシイシモチがグッチャリと群れてて根 の大きさが3倍ぐらいになってます。アザハタの根でじっくり粘ったのですが、 人が多いので砂が舞い上がってしまいます。ゴロタ部をざっと流してエキジット。
帰り道も空いていて4時間ぐらいで帰ってきました。道中の土産は、ムロアジの 干物100円×2、シラス500円でした。
夏場は遠いのでなかなか串本までいけないですが、串本の南紀王者の風格あるダ イビングでした。あんまりいいポイントには入れなかったのですさみと比較する とかわいそうかもしれませんが。