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電動ヒゲ剃り機の修理
(2004/09/11)
ちょっと前から、髭剃り機の中でカラカラ音がする。どうやら自分の振動で中のねじがハズれたらしい。修理することにした。使っているヒゲ剃り機は、三洋のSV-LX2というやつで、3年ぐらい使っている。リチウムイオン充電池を使っていて、けっこう電池が持つ。
余談であるが、電動髭剃り機は、三洋はやめたほうがいい。選択するなら、松下かブラウンだ。それ以外はクズだ。なぜかというと、近所の電気屋で替え刃が売っていない。どこも、松下かブラウンしか置いていないのだ。つまりそれ以外のメーカの髭ソリは、今風にいうと、「と〜たるそりゅ〜しょん」がゼンゼンダメなのである。次は三洋は買わない。
分解手順
以下の手順は、だいたいの髭ソリに共通であるように思う。以前分解した、松下のやつも似たような構造をしていた。それがわかりづらくて、少々余計なところまで分解してしまったのだ。
- ヘッド部を外す。内刃も外すと、ゴムシールドとその外の鉄板が見えるのでそれを外す。可動部の周囲を覆っている防水ゴムも外す。
- この2本を外したら、内蔵物がボディ下からスポッと抜ける。ちょうど「イカ」の内臓を抜く見たいに。抜くためのジャマなパーツを外して、小突いてやるとよい。
リチウムイオン電池の周囲にはオフダ(分解するな)が貼ってある。分解してるからこそこのオフダにお目にかかっているわけで、そういうやつに分解するな、とは何事か!!
右側に見える O-リングは防水のためグリースが塗られている。粘度が低いやつだった。つまり、概略構造は次のとおり。
- 裏面の回路基板はけっこういろいろな部品が乗っている。
- 結局、モータと樹脂フレームを固定しているネジがハズレていた。
- モータヘッドにはクランクが付いていて、これが内刃を左右に振動させる。
- 電池のそば、シールの内側に小さい基板が見える。これがおそらく充電制御基板だと思われる。リチウムイオン電池の充放電制御は難しいがこの基板とセットで手にはいるのなら、分解しても使いでがあるというものだろう。
- 逆の手順で組み立て直したら、うまく動いた。よかったよかった。
近藤靖浩