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学習方法
用意する道具
- 言語リファレンス
本物のリファレンスは分厚いです。
自分が参照のに苦痛にならない薄さで、文法などが解説されている資料を用意します。
- 実用的な動作をするソースコードとその解説
例題をいくら見ても、例題しかできるようになりません。
ある目的を持った動作をするソースコードを解説した記事やなんかが一番参考になります。
- トレーニングボード
まずはじめは、トレーニングボードを作って、基本的な入出力からはじめましょう。
初心者がいきなり製品を作っても頓挫するだけです。
スイッチ入力、LED出力、RS-232Cインターフェイスなどが付いてるとよいですね。
やる気があればUSBインターフェイス。また、同期式設計を学んで行くつもりなら、
トレーニングボードにも、クロックを付けておきましょう。
- 処理系
フリーの処理系を用意します。MS-Windows 環境で動くものが多いですね。Linux で動けば
便利なんですが。。。。
トレーニングボードが、Design Wave Magazine 付録の Altera なので、
Altera 社の MAX+Plus II と Leonald Spectrum を使っています。合成結果の回路図表示、
回路図入力ができないのが不満。Xilinx 社の WebPACK ISE の方が使いやすいです。
- 作りたい回路
作りたい回路が見つからないときは、学習をはじめるタイミングでは無いと考えます。
簡単なものでよいから、何を作りたいか、というテーマを考えてからでも、
スタートは遅くないでしょう。
作りたいものを実現するためには、と思考錯誤することが、効率的な学習につながります。
何を作りたいかがわからないときは、例題をなぞるだけになりがちです。
近藤靖浩