最近はHDDの大容量化によって、バックアップが大変になってきています。バックアップの重要性は言われるものの、手頃なバックアップが難しい。
そういうわけで、手軽に大容量メディアが手に入るHDDへのバックアップが一番という結論になりました。
ということで、2.5インチタイプ、USB 1.1 (USB 2.0 でも接続可能らしい)のポータブルHDDを買ってきました。こいつにバックアップすることにしました。
purple(Linux PC) | (の)が常用しているマシン。Vine Linux 2.5CR、kernel 2.4.18、murasaki 0.5.4 |
ポータブルハードディスク | IOデータの HDP-U40P という製品です。USB 2.0 & 1.1 で 40GB のハードディスクとして使えます。バスパワーで駆動でき、2.5inch タイプの小型のものです。Vendor ID = 0x4bb、Product ID=0x103 |
接続関係の話は別頁を参照してください。
私は i440BX マザーを使っているので、USBドライバは uhci.o か usb-uhci.o になります。デフォルトの設定では、Intel か VIA の場合、/etc/murasaki/auto_setup で uhci.o が見つかれば uhci.o を、見つからない場合は usb-uhci.o を使うようになっています。
ところが、私の環境では、uhci.o の場合、大きなファイルのコピーでハングアップすることが多々あったので、usb-uhci.o を使うことにしました。
いちおう、デフォルトでは usb-uhci.o で uhci.o は Another Driver という位置づけらしいのですが、詳しい違いをご存じの方はぜひ教えてください。
というわけで、/etc/murasaki/auto_setup を編集して、uhci.o を殺します。年のため、手動で、/etc/murasaki/murasaki.preload も編集します。/etc/murasaki/auto_setup は無いと起動スクリプトに文句を言われるので、消さないようにします。
あとは、murasaki が scsi 関連のモジュールなどをロードしてくれます。USB storage は SCSI ディスクとして扱われます。自動マウントをしたいときはスクリプトを書きます。
後で述べるようにバックアップシステムに pdumpfs を使いたいので、Unix 系の ext3 でフォーマットしなおします。
最初、全部一つの基本パーテションにしたのですが、なぜかうまく行かなかったので、基本パーテションの中の拡張パーテションを作成しました。よってデバイスファイルは /dev/sda5 とかになります。
mke2fs -j /dev/sda5
ってすれば、時間はかかりますが、フォーマットできます。
バスパワーで使っても不安定にはならなかったのですが、そういう情報もあり、年のため、ACアダプタ接続で使ってます。
あとは、pdumpfsで ~/ をバックアップするのみです。バックアップはスクリプトを書いて cron に実行させるのが良いでしょう。