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家庭用コンピュータ環境の模索 >Canon EOS70D を、とくに Linux と組み合わせて使うときの話

最終更新: 2014-01-03


  1. Ubuntu 12.04LTS で exfat を使う(2014-01-02)
  2. 設定(2014-01-03)
  3. よく使う操作(2014-01-03)
  4. 目新しい機能(2014-01-25)
  5. raw 現像(2014-01-03)
  6. 動画編集
  7. 天体画像処理
  8. てんぷれ

Ubuntu 12.04LTS で exfat を使う

2014-01-02

動画も使うし、ということで、奮発して、SanDisk の 128GB SDXC(UHS-1, Class 10,45MB/s: SDSDX-128G-JAZ)を購入した。念の為、カメラで物理フォーマットをかけて正常に認識している。静止画残枚数 999、動画残時間 29:59で張り付いたまま、無限の容量だ。

カメラとPC(Ubuntu 12.04LTS 32bit PAE)をUSB接続したら、カメラ側は以下のように、SIC(Still Image Capture)クラスとして認識される。つまり、普通にファイルシステムとしてマウントされるのではないが、Nautilus などは SIC も外付けデバイスのようにマウントしているようにみせてくれる。

% usb-devices
(略)
T:  Bus=01 Lev=02 Prnt=02 Port=04 Cnt=01 Dev#= 12 Spd=480 MxCh= 0
D:  Ver= 2.00 Cls=00(>ifc ) Sub=00 Prot=00 MxPS=64 #Cfgs=  1
P:  Vendor=04a9 ProdID=3253 Rev=00.02
S:  Manufacturer=Canon Inc.
S:  Product=Canon Digital Camera
C:  #Ifs= 1 Cfg#= 1 Atr=c0 MxPwr=2mA
I:  If#= 0 Alt= 0 #EPs= 3 Cls=06(still) Sub=01 Prot=01 Driver=(none)
(略)
% lsusb -v
(略)
Bus 001 Device 015: ID 04a9:3253 Canon, Inc. 
Device Descriptor:
(略)
    Interface Descriptor:
      bLength                 9
      bDescriptorType         4
      bInterfaceNumber        0
      bAlternateSetting       0
      bNumEndpoints           3
      bInterfaceClass         6 Imaging
      bInterfaceSubClass      1 Still Image Capture
      bInterfaceProtocol      1 Picture Transfer Protocol (PIMA 15470)
(略)

しかし、問題が。

Nautilus で見た時に、全容量が 2.9GB しか見えない。あと、アクセス速度が非常に遅くなるときがある。上の結果を見ると、接続がUSB3.0 SuperSpeed(480MB)接続されているように見えるが。

本体の端子の寿命の問題もあるし、SDカードを読み取りスロットに接続してみた(ベイ拡張タイプ、内部USB3.0接続)。そうしたら、exfat なので読み取れないというエラー。

参考⇒http://linux-user.hatenablog.com/entry/2013/01/31/195733

$ sudo add-apt-repository ppa:relan/exfat 
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install fuse-exfat exfat-utils

このコマンドでインストールできる。無事、空き容量 118.7GB で認識した。

よく使う操作

2014-01-03

よく使う機能は短いアクションで、特殊な機能を使ってそれまでは撮れない絵を撮ることもできる、が望ましいポリシー。Perl のそれ(簡単なことは簡単に、難しいこともそれなりに出来る)に似ている。

記録画質
L●。RAWも同時に記録すると、HDRなどいくつかの機能が使えなくなる。明確にRAWで弄りたいというニーズが無い限り、JPEGオンリーで十分。
全自動モード
たいがいの目的には全自動モードが最適。シャッターがポップアップすることがある場合は、シャッター禁止モードにする。
全自動モードから[Q]メニュー→ストロボ禁止、にししたのと同じ(ハズ)。
撮影モード選択
[SCN]モードにする→[Q]メニューでサブモード(風景とかポートレートとかスポーツとか)を選択する。
露出補正
P/A/Tモードの時に、サブ電子ダイヤル。
マニュアルモード
※ISOオートは便利すぎる。
MF
測光モード
評価測光が万能
AF動作
AI FOCUSが基本
オートライティングオプティマイザ・高輝度側階調補正
オートライティングオプティマイザ=標準。自動的に高輝度側階調補正がOFFになる。
テンプレ
てんぷれ

目新しい機能

2014-01-25
HDR
使いたい場面は、代表的には次のようなもの。 HDRは複数回の露光を合成して、ダイナミックレンジを稼ぎ、明るいシーンと暗いシーンの両方を捉える。一つ気になった点としては、EOS70DのHDR合成は、複数回露光の手ブレ補正をしておらず、手ブレがあれば、ブレたまま、位置合わせをせずに合成しているのではないか、という点。手持ちで撮ると、かなりの場合で細部がブレた絵が合成された。ただし、HDR合成を1回撮影したらおしまいとして元に戻すか、次もHDR合成のモードにしておくかを選べるのは、操作ミスを減らすので良いと思う。
露出範囲は「自動」というのもあるが、使ってみた感じだと、それはそれで自然な感じになるものの、ダイナミックレンジということでいえば狭すぎることも多い。意図的に±3EVとかにしたほうが、より意図した表現になるだろう。
試してみたが、効果は限定的で、他の手法があるなら、それを選んだほうが良い場合が多い。SCNモードの、手持ち夜景や、HDR逆光補正の方がハマったら良い結果が得られる。
ライブビュー撮影
動画
顔認識でAFしてくれるのは、非常に使い勝手が良い。感度も良いので室内で十分使える。
高感度撮影
これは積極的にISO12800まで使うべき。つまり、ISOオートの上弦を12800にして、Tvモードにすれば、暗い時に勝手に感度が上がる。Avモードのとき、Pモードのときは、あんまりオートで感度が上がってくれないような気がする。

raw現像

2014-01-03

UFRaw のシステムを使う。

$sudo apt-get install ufraw ufraw-batch gimp-ufraw darktable

ホワイトバランスがズレまくる。Ubuntu 付属の UFRaw 0.18 では Canon 70Dはサポートしていないようだ。

sourceforce のサイトを見てみると(http://sourceforge.net/projects/ufraw/)、revision 1.267 あたりで EOS 70D のサポートが入っている。2014-01-03時点での最新版は、安定版で 0.19.2(タイムスタンプは 2013-03-27)CSV版で revison 1.72だ。

公式Download & Installとたどると、Ubuntu には PPA でアップデートが提供されているようだ。

$ sudo add-apt-repository ppa:crass/ufraw
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install ufraw

でけた。しかし、GIMP との連携が取れなくなってしまった。

※やっぱり、なんだかんだといって Ubuntu べんり。

レンズ補正データ

2014-10-12

万能ズームである EF-S 15-85 の補正データが UFRaw に入っていなかったので追加する。EF 28/F1.8, TAMRON A005 70-300 は UFRaw に補正データが添付されていた。

Geeqie

情報量が豊富な画像ビューア、Geeqie もRAWファイルを見れる。どういうふうに現像しているのかは不明。

てんぷれ

2014-01-03

てんぷれ



近藤靖浩
Last modified: Thu May 8 19:44:09 JST 2014