家庭用コンピュータ環境の模索 >Canon EOS70D を、とくに Linux と組み合わせて使うときの話
最終更新: 2014-01-03
動画も使うし、ということで、奮発して、SanDisk の 128GB SDXC(UHS-1, Class 10,45MB/s: SDSDX-128G-JAZ)を購入した。念の為、カメラで物理フォーマットをかけて正常に認識している。静止画残枚数 999、動画残時間 29:59で張り付いたまま、無限の容量だ。
カメラとPC(Ubuntu 12.04LTS 32bit PAE)をUSB接続したら、カメラ側は以下のように、SIC(Still Image Capture)クラスとして認識される。つまり、普通にファイルシステムとしてマウントされるのではないが、Nautilus などは SIC も外付けデバイスのようにマウントしているようにみせてくれる。
% usb-devices (略) T: Bus=01 Lev=02 Prnt=02 Port=04 Cnt=01 Dev#= 12 Spd=480 MxCh= 0 D: Ver= 2.00 Cls=00(>ifc ) Sub=00 Prot=00 MxPS=64 #Cfgs= 1 P: Vendor=04a9 ProdID=3253 Rev=00.02 S: Manufacturer=Canon Inc. S: Product=Canon Digital Camera C: #Ifs= 1 Cfg#= 1 Atr=c0 MxPwr=2mA I: If#= 0 Alt= 0 #EPs= 3 Cls=06(still) Sub=01 Prot=01 Driver=(none) (略) % lsusb -v (略) Bus 001 Device 015: ID 04a9:3253 Canon, Inc. Device Descriptor: (略) Interface Descriptor: bLength 9 bDescriptorType 4 bInterfaceNumber 0 bAlternateSetting 0 bNumEndpoints 3 bInterfaceClass 6 Imaging bInterfaceSubClass 1 Still Image Capture bInterfaceProtocol 1 Picture Transfer Protocol (PIMA 15470) (略)
しかし、問題が。
Nautilus で見た時に、全容量が 2.9GB しか見えない。あと、アクセス速度が非常に遅くなるときがある。上の結果を見ると、接続がUSB3.0 SuperSpeed(480MB)接続されているように見えるが。
本体の端子の寿命の問題もあるし、SDカードを読み取りスロットに接続してみた(ベイ拡張タイプ、内部USB3.0接続)。そうしたら、exfat なので読み取れないというエラー。
参考⇒http://linux-user.hatenablog.com/entry/2013/01/31/195733
$ sudo add-apt-repository ppa:relan/exfat $ sudo apt-get update $ sudo apt-get install fuse-exfat exfat-utils
このコマンドでインストールできる。無事、空き容量 118.7GB で認識した。
よく使う機能は短いアクションで、特殊な機能を使ってそれまでは撮れない絵を撮ることもできる、が望ましいポリシー。Perl のそれ(簡単なことは簡単に、難しいこともそれなりに出来る)に似ている。
$sudo apt-get install ufraw ufraw-batch gimp-ufraw darktable
ホワイトバランスがズレまくる。Ubuntu 付属の UFRaw 0.18 では Canon 70Dはサポートしていないようだ。
sourceforce のサイトを見てみると(http://sourceforge.net/projects/ufraw/)、revision 1.267 あたりで EOS 70D のサポートが入っている。2014-01-03時点での最新版は、安定版で 0.19.2(タイムスタンプは 2013-03-27)、CSV版で revison 1.72だ。
公式→Download & Installとたどると、Ubuntu には PPA でアップデートが提供されているようだ。
$ sudo add-apt-repository ppa:crass/ufraw $ sudo apt-get update $ sudo apt-get install ufraw
でけた。しかし、GIMP との連携が取れなくなってしまった。
※やっぱり、なんだかんだといって Ubuntu べんり。
万能ズームである EF-S 15-85 の補正データが UFRaw に入っていなかったので追加する。EF 28/F1.8, TAMRON A005 70-300 は UFRaw に補正データが添付されていた。
情報量が豊富な画像ビューア、Geeqie もRAWファイルを見れる。どういうふうに現像しているのかは不明。
てんぷれ