家庭用コンピュータ環境の模索 >デジタル一眼レフをフリーソフトで活用する
最終更新: 2015-12-23
タイムラプス動画を作成するにはインターバル撮影した静止画が必要です。
あとでタイムラプス動画として合成するときに、露出やホワイトバランスがずれると、動画がチラチラしてしまいます。Mモード、ISO固定、ホワイトバランス固定で撮影するとチラツキを抑えることができます。一方で、露出が固定だと、外光の変化で適正露出から外れてしまうこともあります。そういったときには、変化する条件に追従するために、HDRと組み合わせたり、ということも必要でしょう。
ffmpeg を使って、次のようなコマンドで静止画を結合して動画を作ります。
ffmpeg -f image2 -r 15 -start_number 5767 -i IMG_%04d.JPG -r 15 -an -vcodec libx264 -s -q:v 0 -s 1080x720 video.mp4
それぞれのオプションの意味は次のとおりです。
音が無いと味気ないので、BGMを付けます。BGMをのフリー素材(こちらなど)から拾ってきたものと合わせてみます。
ffmpeg -i aruharetahinoumi.mp3 -i video.mp4 -t 55 video2.mp4
機材 = EOS 70D + Sigma 24mm F/1.4 DG Art
M モード。f/1.4, 1/4s 固定。ISO=オート。未明時点で ISO3200 ぐらい。
カメラ内蔵HDR±3、Magic Lantern の機能で15秒インターバル撮影。
星が見えている間は、概ね ISO=2500〜3200で推移。
水平線が赤くなってきたころで ISO=2500〜1600ぐらい。
そこから急に明るくなって ISO=100より下がらなくなって、最後は露出オーバー。
映っている輝星は金星。地面の明かりでは低層部の雲しか写っていないが、太陽の光で高層雲が照らされ、さらに、それらの流れが異なっていることがわかる。また、低層雲は陽光に照らされて朝には消えている。
HDRの効果が穏やかで、なかなかドギツくかからない。±3では弱すぎて自力で±5とか掛けないといけないのか?
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